2008年12月14日

「大規模なねずみ講」米史上最大4兆5000億円巨額詐欺事件

【ニューヨーク13日共同】米国で50年の歴史を誇る老舗証券会社の経営トップによる史上最大規模の大型詐欺事件が発覚、金融危機に苦しむ米金融界を激しく揺さぶっている。被害総額は最大で500億ドル(約4兆5600億円)に上るとの見方もあり、米証券取引委員会(SEC)など監督当局に対して監視機能の欠如を批判する声が聞かれる。

 米連邦捜査局(FBI)に詐欺の疑いで逮捕されたのは中堅証券会社社長、バーナード・マドフ容疑者(70)。1960年に証券会社を創業、米株式市場のナスダックを運営するナスダック・ストック・マーケットの会長を務めた経験もあるウォール街の名士だ。

 自身で設立したヘッジファンドを舞台に90年以降、年間平均10.5%という高利回りを掲げて投資家を引きつけた。実際はほとんどまともに資産運用をしておらず、資金をそのまま“配当”に回す典型的な「ねずみ講」の手口だったという。

 少なくとも数百人の個人投資家に加え、投資ファンドなどのプロも被害を受けたとされる。ただ、市場関係者の間でマドフ氏のファンドについて「あまりに長期間高利回りを維持しており不自然」(米金融関係者)とささやかれていた。

 SECは99年に取引に疑問があるとの訴えを受けていたが、本格的な調査は実施されなかった。ヘッジファンドが管轄外だったためとみられる。投資家保護問題の専門家は「当局の監督体制に不備があったといわざるを得ない」と指摘、ヘッジファンドに対する監視強化を求める。

 マドフ氏は最近、証券会社の幹部の息子に「すべて詐欺行為だった」と告白。FBIなどは今後、資金の流出先などを解明し、投資家への資金の返還を図る方針だ。


【ニューヨーク 11日 ロイター】米連邦捜査局(FBI)は11日、米ナスダック・ストック・マーケットのバーナード・マドフ元会長(70)を詐欺の疑いで逮捕した。被害総額は500億ドルに上るとみられている。

 自らのヘッジファンドを通じたねずみ講詐欺の疑いが持たれている。元会長は会社の幹部に対し「(資金運用は)すべて大きなうそで、大規模なねずみ講に過ぎない」と語ったとされる。検察当局によると、最長20年の懲役と最高500億ドルの罰金を求刑する見込み。

 同氏は1960年にバーナード・マドフ証券投資会社を設立。また、別の投資顧問事業では171億ドルの資金を運用していた。


 グローバル経済最強の勝ち組だと自他共に認めるリーマン・ブラザーズCEO(最高経営責任者)兼会長リチャード・ファルド失脚に続き、ナスダックの元会長が詐欺師だったことが確定しました。しかし4兆5000億ですか。さすがアメリカ、ねずみ講の被害額もスケールがでかいですね。

 竹中平蔵や八代尚宏みたいな新自由主義経済学者は現状をどう思っているんでしょうか。投資銀行や巨大証券会社に対して肯定的な立場である人々は強い者・能力のある者が勝者となり富を独占して何が悪いと嘯いていましたが、巨大資本が世界を支配し、崩壊していく過程はなんだかマルクスっぽいような気もします。

 非正規社員に十分な賃金を支払わなかった結果、雇い止め即ホームレス化という最悪の状態になりつつあるいま、政府は税金を使って住宅を提供しようとしています。人道上当然の対策ではありますが、なぜこの10年莫大な利益を出してきた大企業のために税金を使わないといけないのでしょうか。理解に苦しみます。

 まともに考えれば低賃金で貯蓄のしようがない労働者を解雇するとこうなることは自明の理。しかし、竹中や八代はしらばっくれて口から出まかせを言うのでしょう。マドフだけでなくこういう輩こそ詐欺師だと私は思います。


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posted by リュウノスケ at 03:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース(投資詐欺) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする