2007年07月23日

「24時間戦えますか。」リゲインCMについて

 リメイクしたリゲインのCMをしょっちゅう見るんですが、これ人気あるんですかね。気持ち悪いんですが。

 芥川賞作家の辺見庸が地下鉄サリン事件に遭遇した際、ホームに横たわる被害者を跨いで会社に向かうサラリーマンを見て慄然としたという話があります。リゲインCMの「どんな困難に遭っても絶対に定刻通り出勤する」というモチーフはサラリーマンとして当然の義務。それは分かるんですが、高速道路を走り、川を泳いで渡り、ビルをよじ登り、おまけに窓ガラスまで割って会議室に辿り着くという過剰さを見せ付けられると、辺見が目撃したのはこういう類の人たちなのではないかと危惧してしまいます。

 公式HPのメイキングを見ると徒や疎かにけなすことは憚られますし、「リゲイン的出社風景」というCMタイトルからしてパロディなのは明白。目くじら立てて非難するようなことではないのかもしれません。

 しかし、バブルの頃ならまだしも労働環境が悪化している2007年の今日にこのようなアナクロCMをリメイクする神経が寒々しい限り。社員本人にも知らせず勝手に生命保険をかけて過酷なサービス残業を強要し、過労死したら秘密裏に保険金を手にしていた企業も多いわけですからね。電通も社員が過労自殺してるのによくこんなの作るよ。


<参照>
電通自殺過労死事件
posted by リュウノスケ at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | CM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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