2020年12月31日

今年一番よかったCMよくなかったCM2020

 テレビCMの動向などを調査するCM総合研究所は、CM好感度ランキング「BRAND OF THE YEAR 2020」を発表した。KDDIの「au」が6年連続の1位に輝いた一方で、新しい生活様式を描いたCMや前向きなメッセージを盛り込んだCMがヒットするなど、コロナ禍の影響を色濃く反映した。

 auは、二〇一五年から続く「三太郎」シリーズが今年も大ヒット。コロナ禍で十分な撮影ができない際には、初の試みとしてアニメ化した三太郎が登場。実写版のキャストが声優も務めた。KDDIの高橋誠社長は「新しいインパクトになったようで、視聴者にも喜んでもらった」と語る。

 自粛生活で注目された食事の宅配サービス「Uber(ウーバー) Eats(イーツ)」が初のトップテン入り。「今夜、私が頂(いただ)くのは…」をキーワードにしたシリーズCMを展開し、テニスの錦織圭選手と野性爆弾くっきー!ら、意外性のあるキャスティングとコミカルなやりとりなどが支持され、大躍進した。

 変わり種は三位のゼスプリキウイフルーツ。キウイの形をしたキャラクター「キウイブラザーズ」がさまざまな健康法に挑戦する内容で、放送回数は少ないものの心地よい歌と前向きなメッセージが、コロナ禍で疲れた日常に「癒やされる」などと反響を呼んだ。

 その他は例年上位を占める携帯電話大手がau以外も軒並みランクイン。木村拓哉を起用した二社も入った。同研究所は「コロナの影響でテレビCMも時代を反映した作品が数多く誕生し、人々の心をつかんだ」と分析している。(東京新聞、2020.12.31)


 コロナ禍でどうにもならなかった2020年。今年の年間ランキングは1位を死守したau以下、ソフトバンク、ゼスプリ、ワイモバイル、ドコモ、日本マクドナルド、UQ、アタックZERO、日産自動車、ウーバーイーツという順。マック、日産と木村拓哉が気を吐いていたのが印象的。新しい地図の3人もCMにはたくさん出ていました。

 さて、今年よくなかったCMといえばランキング2位に入った『ソフトバンク 勝手にHERO’S』シリーズ。『日本郵政 バカまじめ』のときにも書きましたが、なぜ広告関係者は松本人志をいい人として扱いたいのか。ダウンタウンの漫才に松本が自分はいい人と言い張るネタがありますが、あれは松本がろくでもない人間だということを視聴者が共有しているからこそおもしろいんでしょう。日本のルッキズムの元凶みたいな存在なのに今更いい人扱いもないだろう。
 
 ワーストは今年も日清食品、『カップヌードル ほぼイカ登場篇』。イカがカップヌードルを一刀両断する不快なアニメは『きょうふのキョーちゃん』を思い出しますが、多少なりとも影響を受けているんでしょうか。お笑いも広告もダウンタウンをいつまでも神格化しているようでは進歩がありません。浜田を「出前館」呼ばわりしていたぼる塾はるかみたいな広告業界の新世代に期待します。

 ベストは『リクルート ホットペッパーグルメ』。コロナで壊滅的な打撃を受けた外食産業を励ます時宜にかなう内容でよかったと思います。


<参照>
ウィキペディア ルッキズム
posted by リュウノスケ at 18:30| Comment(0) | CM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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