2019年04月04日

第91回選抜高校野球大会閉幕

 第91回選抜高校野球大会最終日は3日、甲子園球場で決勝が行われ、東邦(愛知)が6−0で習志野(千葉)を破って30年ぶり5度目の優勝を遂げた。

 東邦は一回に石川の2点本塁打と吉納の適時三塁打で3点を先制。五回に石川が再び2ランを放ち、八回には長屋の犠飛で加点。石川は3安打完封と投打に活躍した。

 東邦の優勝5度は中京大中京(愛知)の4度を上回り単独最多。この日で選抜大会通算56勝となり、勝利数でも単独トップに立った。 

 ◇優勝校の横顔

 東邦(愛知) 名古屋市名東区にある1923年創立の私立校。野球部は30年創部。春は30度目の出場で、初優勝は34年。今回が5度目の優勝で、中京大中京(愛知)を上回って歴代単独最多となった。夏は17度出場し、77年の準優勝が最高。卒業生に関根大気外野手(DeNA)、藤嶋健人投手(中日)ら。(時事通信、2019.4.3)


 <センバツ高校野球:習志野3−1星稜>◇28日◇2回戦

 甲子園で前代未聞のクレーム劇が起きた。優勝候補の星稜(石川)が2回戦で敗退。試合後に、林和成監督(43)がサインの伝達行為があったとして、習志野(千葉)の小林徹監督(56)に猛抗議した。同点につながった場面に疑念を抱き、「フェアじゃない」と怒り心頭。物議をかもす事態となった。

 ◇   ◇   ◇

 センバツで前代未聞の事件が起きた。第3試合終了後、報道陣の取材が終了するや、星稜の林監督が習志野の関係者でごった返す控室に乗り込んだ。小林監督と数十秒話して自校の部屋に戻ったが、しばらくして再び習志野側へ向かった。今度は強い口調で「ここで見せましょうか!」と言い放って部屋を出た。サイン伝達の疑念を直接伝えた。

 監督同士が健闘をたたえ合うことがあっても、直接抗議するのは極めて異例だ。しかも舞台は甲子園。「聞いたことがない」と日本高野連の竹中事務局長も首を横に振った。高野連として処分を下す可能性は「ないと思う」と話し、すでに林監督から事情聴取した模様だ。

 星稜側の主張では、サイン伝達を疑ったのは、習志野が初めて二塁に走者を進めた4回。1死二塁で4番打者を迎えた。その打席の途中、星稜ベンチは球審に、主将の山瀬慎之助捕手(3年)を通じて二塁走者から打者へ伝達している疑いがあると伝えた。星稜は習志野の初戦(24日)を甲子園で視察した時から疑心を抱いていた。本塁側から撮ったビデオで疑念を深め、対処法も話して、この試合に臨んでいた。

 4番打者が安打を放つと習志野打線がつながり、星稜は同点の1点を奪われた。この回7人目の打者に1球目を投げたところで、林監督が二塁を指さし「セカンドランナー」と大声で叫んだ。星稜ベンチの不満を察した審判団が試合を止めて4人で集まり、協議をしたが判断には至らなかった。その時、二塁にいた走者には「まぎらわしい動作はしないように」と伝えた。

 林監督は「協議してくれたが、試合が終わるまで続けていた。私がもっともう少し考えて指示を出すべきだった。これも野球。向こうのプラン通りになり、覆せなかったのは力不足」とぶぜんとした。因果関係は不明だが、4回の二塁に走者がいたときの結果は左前打、右前打、死球。審判の協議後は中飛。この1点が重く響き、優勝候補は2回戦で姿を消した。

 両校が球場を出たあと、大会審判委員の2人が「お立ち台」に上がり、大勢の報道陣に対応。窪田副委員長は「現段階で、(サイン伝達は)ない、というのが最終結論」と話した。29日からは試合前、対戦校に対してフェアプレーの徹底を喚起することを決めた。

 サイン伝達に罰則規定はなく、いわば「マナー違反」。林監督は「フェアじゃない」と取材に対して何度も繰り返した。大会の主役だった星稜が、苦い後味とともに甲子園を去った。

 ◆林和成(はやし・かずなり)1975年(昭50)7月23日、石川県生まれ。星稜の遊撃手として1学年上の松井秀喜と三遊間を組んだ。91年夏、92年春夏の甲子園に出場。松井が5打席連続敬遠された92年夏は2番打者。日大では準硬式野球部に所属。98年から星稜でコーチを務め、04年から部長、11年から監督。監督として甲子園出場6度目。社会科教諭。(日刊スポーツ、2019.3.28)


【球速ランキング(最速、氏名、身長、投打、学校名、学年)】
151 奥川(183、右右、星稜、3年)
150 河野(174、右右、広陵、3年)
148 飯塚(181、右左、習志野、3年)
147 中森(181、右左、明石商、2年)
    小林(181、右右、智辯和歌山、2年)
146 及川(183、左左、横浜、3年)
145 後藤(170、右右、八戸学院光星、3年)
144 大畑(183、右右、明豊、3年)
    岩本(174、右右、石岡一、3年)
143 寺迫(172、右右、明豊、3年)
142 村田(182、右右、春日部共栄、3年)
    石川(185、右右、東邦、3年)
141 松本(188、左左、横浜、2年)
    前 (182、右右、津田学園、3年)
    平安山(176、右右、松山聖陵、2年)
    池田陽(180、右右、智辯和歌山、3年)
140 清水(176、左左、履正社、3年)
    木下(185、右右、横浜、2年)
(140キロ以上、管理人調べ)


 投げては散発3安打無四球完封、打っては4打数3安打4打点2HRと石川の大活躍で平成最初に続き、最後の優勝も東邦が飾りました。おめでとうございます。

 さて、恒例のプロ注目選手総括。投手筆頭は奥川(星稜)。大会最速151キロで変化球もキレていました。ストレートがやや浮いていたもののK/BBは2試合で9.00(27奪三振3与四球)。色々あって習志野に負けてしまいましたが、内容的に突出していたと思います。
 
 奥川同様「四天王」の一人及川(横浜)は逆にいまひとつで初戦敗退。146キロ出したもののK/BB1.20(6-5)と制球がままなりませんでした。あとは球威順に河野(K/BB1.29(9-7)、広陵)、飯塚(K/BB4.40(22-5)、習志野)、中森(K/BB2.31(30-13)、明石商)、小林(K/BB2.50(5-2)、智辯和歌山)。

 打者は石川がすごすぎて他の人が霞んでしまいました。星稜林監督も溜飲が下がったんじゃないでしょうか。


<参照>
ドラフト・レポート
スポーツナビ 高校野球 センバツ 日程・結果
posted by リュウノスケ at 00:56| Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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