2018年09月09日

大坂なおみ全米オープン優勝

 テニスの四大大会最終戦、全米オープン第13日は8日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、女子シングルス決勝で世界ランキング19位の第20シード、大坂なおみ(20)=日清食品=が元世界1位で第17シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)を6−2、6−4で破り、初優勝を果たした。日本選手が四大大会のシングルスを制したのは男女を通じ史上初めて。

 大坂は四大大会通算11度目の出場。今大会は1回戦から安定感のあるプレーを続け、決勝までの7試合で1セットしか失わなかった。

 ハイチ出身の父と日本人の母を持つ大坂は2013年にプロ転向。15歳から日本テニス協会ナショナルチームの一員となり、今年は3月にツアー初優勝を遂げるなど躍進し、最高峰の舞台でも頂点に上り詰めた。 

 ◇大坂なおみの略歴

 大坂 なおみ(おおさか・なおみ)3歳でテニスを始める。13年プロ転向。16歳だった14年7月に11年全米オープン覇者のストーサー(オーストラリア)を破り注目された。四大大会は16年全豪で初出場し、これまでの最高成績は18年全豪の4回戦進出。強烈なサーブとフォアハンドが武器。父はハイチ出身で、母は日本人。姉まりもプロテニス選手。180センチ、69キロ。20歳。大阪市出身。(時事通信、2018.9.9)


 世界ランキング26位のセリーナ・ウィリアムズ(36=米国)は、2−6、4−6で同19位の大坂なおみ(20=日清食品)に敗れ、4年ぶり7度目の全米オープン制覇はならなかった。

 第1セットは奪われたが、第2セットで先にブレークし観客の大声援を背に流れが傾きかけた。しかし、直後の第5ゲームをリードしながら連続ダブルフォールトなどで大坂にブレークバックを許し、自分のふがいないプレーにフラストレーションを爆発。ラケットをコートにたたきつけて破壊した。この行為が第2ゲームでのコーチングに続く2度目の警告となり、第6ゲームは1ポイントを失った形で始まり大坂にラブゲームでのキープを許した。

 その後もしつように抗議を続け、暴言も吐いたことで第7ゲームをブレークされた後に3度目の警告。大坂のサービスゲームとなる第8ゲームを戦わずして失った。目に涙を浮かべたセリーナは冷静さを欠き、自滅した。

 しかし、表彰式では会場から起こった大坂へのブーイングに対し、「もうブーイングはやめよう。おめでとう、なおみ」と呼びかけ、元世界女王らしい気遣いをみせ勝者をたたえた。これに対し大坂が「(セリーナを)みんな応援しているのは知っている。こんな終わりかたですいません」と謝罪すると、観客は大拍手でそれに応えた。(日刊スポーツ、2018.9.9)


 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)、女子シングルス決勝で大坂なおみ(Naomi Osaka)に敗れたセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は8日、不正行為はなかったと主張し、ペナルティーは性差別的だとして批判した。

 決勝では大坂がセレーナを6-2、6-4で下し、日本人選手として男女を通じ初の四大大会(グランドスラム)のシングルス制覇を果たした。

 この結果、セレーナの史上最多タイとなる通算24度目のグランドスラム制覇は持ち越しとなった。36歳のセレーナは、第2セットに激怒して目に涙を浮かべて自滅し、後味の悪い決勝となった。

 この一戦でセレーナは、自身の陣営からコーチングを受けたとしてコードバイオレーションを告げられ、さらに激怒してラケットを破壊したためポイント・ペナルティーを受けた。また、主審のカルロス・ラモス(Carlos Ramos)氏に対し「うそつきの盗人」、「謝って」と暴言をはくとゲーム・ペナルティーを科された。

 セレーナは試合中にコーチのパトリック・ムラトグルー(Patrick Mouratoglou)氏からコーチングを受けたことはこれまでに一度もないと主張しているが、ムラトグルー氏は米スポーツ専門チャンネルESPNに対しその事実を認め、コーチ全員がしている行為だとした。

 セレーナは「パトリックには『一体何を言っているの?』とメールした。私たちにはサインなどない。サインについて話したことも一度もない」と話している。

 また、性差別と戦う女性のアイコンとして地位を築いているセレーナは、テニス界は男子選手と女子選手の扱いが違うと話す。

「男子選手が審判に注文を付けるシーンをこれまでに見てきた。私は女性の権利と平等のために戦うためにここにいる」

「私は『盗人』と言い、彼はペナルティーを科す。性差別的だと感じた」「彼は『盗人』と言った男子選手を罰したことは一度もない。それで私の心は折れてしまった。だけど、私は女性のためにこれからも戦う」(AFPBB News 、2018.9.9)


 セリーナの執拗な抗議や観客のブーイングなど少々後味は悪いものの女王を倒して偉業達成。おめでとうございます。


<参照>
ウィキペディア 大坂なおみ
ウィキペディア 全米オープン (テニス)
posted by リュウノスケ at 15:37| Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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