2015年11月28日

中大生投資詐欺事件

 無料通信アプリ「LINE」による投資詐欺事件で、中央大学の元学生が、「父親は外交官で、おじは警視総監」などと言って、女子大学生などを信用させていたことがわかった。

 元中央大学生法学部の青木千賢(ちさと)容疑者(22)は2014年12月、女子大学生(当時21歳)に、LINEでうその投資話を持ちかけて、およそ68万円をだまし取った疑いで、27日朝に送検された。

 青木容疑者は、知人などによると、周囲に「六本木の高層ビルが実家」、「父親は外交官で、おじは警視総監」、「1,500億円を動かしている」などと言って、成功した起業家を装っていたという。

 青木容疑者の友人は「父親は外交官と聞いた。服装は、1着十数万円するジャケットを着ていたりとか、派手という印象が強い。年収がサラリーマンの生涯賃金を超えたといううわさは聞いた」と語った。

 調べに対して、青木容疑者は「自分は会社員だ」と話していて、警視庁は、だまし取った金でぜいたくな暮らしをしていた可能性もあるとみて、余罪を調べている。(fnn-news.com、2015.11.27)


 無料通話アプリ「LINE(ライン)」を悪用した架空投資詐欺事件で、警視庁北沢署は、詐欺容疑で、東京都多摩市鶴牧、元中央大法学部生、青木千賢(ちさと)容疑者(22)を逮捕した。同署によると、「私もだまされた。私こそ詐欺の被害者」と容疑を否認している。

 青木容疑者は起業家と偽り、学生イベントなどで知り合った同年代の学生らを携帯電話ケースの輸入販売などの架空の事業に勧誘。ほかにも学生にクレジットカードを作らせて計約57万円を不正に使用した疑いもあり、同署が調べている。

 逮捕容疑は平成26年12月〜27年1月、学生イベントで知り合った世田谷区の女子大学生(21)にLINEで「紹介したいビジネスがある。最低でも20〜25万円もうかる」などと嘘のメッセージを送信し、計約68万円をだまし取ったとしている。(産経新聞、2015.11.26)


 携帯電話での手軽なやり取りを悪用した犯罪が相次ぐ中、中央大学法学部の男子学生(21)から無料通話アプリ「LINE(ライン)」で、事業話を持ちかけられた都内の女子大学生(21)が事業への参加費名目などとして、総額約125万円を支払ったが返金されず、トラブルになっていることが20日、関係者への取材で分かった。

 ほかに慶応大生らも被害に遭うなどしており、女子学生は、架空の投資話で現金を詐取されたとして詐欺罪での刑事告訴を視野に警視庁に被害相談している。

 関係者によると、女子学生は学生イベントで知り合いになった男子学生から昨年12月20日、LINEで連絡を受け、「紹介したいビジネスがある」と誘われたという。持ちかけられたビジネスは、中国から仲介業者を通さずに携帯電話ケースなどを仕入れて販売するというものだった。

 男子学生は「安定して最低でも月に25万円ほど稼げる」と強調した。躊躇(ちゅうちょ)する女子学生に、「絶対稼がせる」「初月で15万円いかない場合、特別に20万円支払う」などと執拗(しつよう)に勧誘。女子学生は5万円を指定の銀行口座に振り込んだ。

このほかにもたびたび現金を要求され、今年1月15日までに計13回、約68万円を振り込んだ。その間、資金がないと伝えると、「30万円借りてきてほしい」などと消費者金融での借り入れを勧められた。女子学生名義のクレジットカードも作らされ、計3枚で約57万円を不正に使われていた。

 カードの不正利用に気づいた女子学生が、返金を求めたが応じられず、今月17日、警視庁に被害相談。ほかにも30万円の被害に遭った慶応大生らがいる。

 女子学生は取材に「最初は5万円だったら、という気持ちだったが、お金を催促され続けて考える余裕がなくなった。学費のためアルバイトでためたお金が無くなり悲しい」と話した。

 一方、男子学生は「事業のために金を借りたことは事実だが、だましてはいない」としている。

 中央大広報室は「個別の学生に関する質問には答えられない」としている。

 ◇

 LINE 利用者同士がメールや電話を無料で楽しめる携帯電話向けのコミュニケーションアプリ。平成23年にサービスが開始され、「スタンプ」と呼ばれるキャラクターを使ったメッセージ機能などが好評。若い世代を中心に利用が広まっている。(産経新聞、2015.6.21)


 「六本木のタワーマンションに住み、ポルシェを運転。父は外交官で、おじは警視総監」。中央大学の男子学生は周囲にこう騙り、信用を得ていた。一方、ターゲットにされたのも同世代の学生だった。

 「知人の会社の資金繰りが苦しくなり、30万円貸してほしい。40万円にして返すから」。男子学生から平成25年12月にLINEで依頼を受けた慶応大学に通う男性(22)。この数カ月前に学生イベントで知り合い仲良くなった。男子学生から「会社を経営していて、大企業の社長と仲が良い」「親は金持ち」などと聞かされていた。すっかり信用していた男性は、疑問を挟まずに応じた。

 しかし、約束の期日を過ぎても返金されず、その後も事態が打開することはなかった。訴訟を考えていることを伝えると、「恐喝にあたるからあなたを訴える。おじさんが警視総監だからいつでも逮捕できるよ」と脅されたという。

 約125万円の被害に遭った女子学生も男子学生とは同じ学生イベントで知り合った。男子学生から「1年で7億円稼いだ」「会社は東京・汐留にあり、資本金は9990万円。社員が61名いる」などと聞かされていた。ただ、会社のホームページがないと指摘すると「日本の検索エンジンからは見られない。海外専用の取引会社だから」とはぐらかされたという。産経新聞の取材では、男子学生の会社は登記はなく、住所地はレンタルオフィスだった。住居地も六本木ではなかった。

 慶応大の男性によると、男子学生から他にも10人以上の学生が同様の話を持ちかけられたといい、「金が戻ってくるよりも刑事罰を受けてほしい。自分のやったことがどれだけ悪かったか知るべきだ」と訴えた。(産経新聞、2015.6.21)


 アメリカの有名投資家ピーター・リンチの『ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け』は私がいままで読んだ一番おもしろい投資本ですが、このなかで企業名や本社ビルや経営者の服装は地味で金がかかっていない方が好ましいと指摘しています。

 その心は「価値はあるのに人気がない」ほど投資先として優れているから。「六本木のタワーマンションに住み、ポルシェを運転。父は外交官で、おじは警視総監」などと吹聴している時点でこの容疑者は投資するに値しない人物といえます。仮に本物の社長でもこんな奴を相手にすべきではありません。


<参照>
テレビ大菩薩峠 現役慶大生投資詐欺事件
posted by リュウノスケ at 20:13| Comment(1) | TrackBack(0) | ニュース(投資詐欺) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
心に刺さりました!
Posted by 匿名 at 2017年08月22日 19:39
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