2015年03月06日

追手門学院大アメフト部監督辞任騒動

 関西学生アメリカンフットボールリーグ2部の追手門学院大は4日、水野彌一総監督(74)が3月31日付で退任すると大阪市内で発表した。水野氏が招へいしたコーチ2人が、数人の部員に複数回にわたって、人権を侵害するような不適切な言葉遣いをしたことが判明。大学は両コーチと契約を更新しないことを決めた。このことに加え、部員との間に強化方針で溝ができたため、水野氏は退任を決意した。

 水野氏が、わずか1年で退任した。京都市内で取材に応じ「学生にやる気がないなら、やってても意味がない。大学もそれを認めるなら、いる意味がない」と落胆の表情を浮かべた。

 1980年から2011年まで京大を率いて6度の大学日本一を成し遂げた水野氏は昨年4月、追手門学院大の総監督に就任した。昨季は1、2部入れ替え戦に進出したが、京大に敗れて38年ぶりの1部昇格を逃した。

 昨年12月下旬、「特別強化クラブだから、やり方を変えるつもりはない」と方針を示したところ、反発した全部員は2月上旬まで、水野氏らスタッフの刷新を求めて練習をボイコットした。2月下旬には、部員代表の8人から「水野さんとやるのは嫌だ。特別強化クラブから外してくれてもいい」という意見が出た。指導陣を慕い、来年度は14人が入部する予定だったこともあり、大学は慰留したが、水野氏は今月3日に退任する意思を伝え、大学も受け入れた。

 退任を決意したもう一つの理由は、水野氏が招いた2人のコーチの事実上の解任だった。大学によると、コーチは昨年9月ごろから練習中に特定の部員数人に対し、複数回にわたり身体的に差別するような言葉を浴びせた。昨年12月下旬に部員から大学に申し出があって発覚したという。水野氏は両コーチに注意し、2人は1月に謝罪したものの、大学は「学生の人権を侵害するような不適切な言動があった」として来年度の契約を更新しないことを決定。水野氏は「最初から解雇というのは納得がいかなかった」と首をかしげた。

 後任の総監督は置かず、新監督にOBの藤原亮氏(54)が4月1日付で就任する。水野氏は12年4月から追手門学院高も指導しており、今後も何らかの形で高校生の指導には携わる予定だという。

 ◆水野 彌一(みずの・やいち)1940年6月13日、京都市生まれ。74歳。西京高から防衛大に進学し、アメフットを始める。京大の監督として甲子園ボウルで6度、ライスボウルで4度優勝。昨年4月に追手門学院大の総監督に就任。(スポーツ報知、2015.3.5)


 2013年に法大野球部監督金光興二が辞任する騒動がありましたが、あれはOB会が介入して事態が解決不能になった結果でした。今回はコーチの「人権を侵害するような不適切な言葉遣いをしたこと」が原因だそうで具体的にどんな発言があったのか分からないので何とも言えません。

 映画『フルメタル・ジャケット』のハートマン軍曹のような罵詈雑言で選手の人格を破壊し、「解凍」「変革」「再凍結」というプロセスを経て戦闘マシンに生まれ変わらせる名うての指導者は多いと思います。一昔前は暴力も「愛の鞭」として容認されていたので文字通り洗脳でした。

 強いチームには必ず非人間性が同居します。これはスポーツにおける永遠のテーマでしょう。


<参照>
ウィキペディア 水野弥一
テレビ大菩薩峠 法大野球部監督辞任騒動
posted by リュウノスケ at 01:53| Comment(1) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
単純に水野に指導力がなかったということでしょう。
一人二人ならともかく
集団ボイコットするというのはそういうこと。
Posted by at 2018年03月15日 13:16
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