2014年12月12日

環境保護団体「グリーンピース」ナスカの地上絵を破壊

 2014/12/10 COP20開催中における、グリーンピースの「ナスカの地上絵」付近での活動について

 プレスリリース - 2014-12-10

 COP20開催中における、グリーンピースの「ナスカの地上絵」付近での活動について、国際環境NGOグリーンピースは、下記のコメントを発表しました。

 今回の国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)で気候変動に対する解決の糸口を見つけられなければ、このような貴重なナスカの地上絵も未来に残すことができなくなります。グリーンピースは、このナスカの地上絵はもちろん、自然エネルギーでまかなえる持続可能な未来を残したいと考えています。

 この活動は、考古学者の監督のもと4カ月の準備を経て進められました。当日も考古学者が同行し、グリーンピースのスタッフは遺跡に跡を残さないよう、指導を受けながら慎重に行いました。今回の活動で、ナスカの地上絵には一切触れていません。

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国際環境NGO グリーンピース・ジャパン
(国際環境NGOグリーンピース - Greenpeace、2014.12.10)


 国連の気候変動枠組み条約締約国会議(COP20)が開かれているペルーで、環境保護団体のグリーンピースの活動家が、立ち入りが禁じられている世界遺産「ナスカの地上絵」の場所に侵入した。環境保護を訴えるメッセージを伝える目的だったが、遺産周辺に足あとを残したとして波紋を広げている。

 グリーンピースがフェイスブック上に公開した写真では、地上絵の中でも有名な「ハチドリ」の絵の近くに、英語で「変革の時! 未来は回復できる」とのメッセージを残した。

 地元メディアによると、活動家はブラジルやアルゼンチン、スペイン、ドイツなどのメンバー12人。8日未明に侵入し、黄色い布でつくった文字を広げた。世界の指導者に地球温暖化について考えてもらう目的だったという。すでに布は取り除かれている。

 ペルー政府は9日、制限区域に侵入したとして同団体を地元検察に告訴。ペルー文化省の高官は「地上絵に触れたわけではないが、彼らの足あとが残ってしまった」と批判した。検察は「周辺に修復しがたい傷が見つかった」としている。

 フェイスブック上などでは批判が殺到。グリーンピース側は10日になって「こうした結果は大変残念。捜査にも協力する」とコメントした。(朝日新聞、2014.12.11)


 国際環境保護団体グリーンピースが、ペルー南部の世界遺産「ナスカの地上絵」の近くに侵入し、再生可能エネルギーの使用促進を訴える文字をかたどった布を地面に並べた。同国で開催中の国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)に合わせて注目を集めようとした行為だが、同国政府は運動家の出国を禁じ、文化財破損の容疑で告訴する方針だ。

 現地報道などによると、グリーンピースの運動家20人が8日、有名なハチドリの地上絵からわずか数メートルの場所に、黄色の布で「変革の時」「未来は再生可能」と描いた。地上絵は1500〜2500年前、地上の石を線状に取り除いて造られ、現在は一帯の立ち入りが禁じられている。

 地上絵を保護するマリア・ライヒ協会は9日、運動家の足跡によって荒らされたとみられる痕跡の航空写真を公開し、グリーンピースの度を越した行為を非難した。批判の高まりを受けてグリーンピースは10日、「道徳的な誤りを深く後悔している。当局の捜査にも進んで協力する」との声明を発表した。(毎日新聞、2014.12.11)


 ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」の付近で環境保護団体グリーンピースが布で作った文字を並べ、ペルー文化省が抗議していた問題で、グリーンピースは10日「ペルー国民の感情を傷つけた」として謝罪を表明した。

 AP通信によると、グリーンピースの活動家が地上絵の周辺の砂地を踏みつけ、足跡を残した。グリーンピースは文化省当局者にも謝罪の意を伝えたという。

 グリーンピースはペルーのリマで開かれている気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)に合わせ、8日、「変化の時 未来は再生可能」という布で作ったメッセージを地上絵の近くに置いた。文化省は「違法な行動で地上絵の一帯に深刻な影響があった」と批判。地元検察当局に通報した。(共同、産経新聞、2014.12.11)


 国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)が開かれているペルーで、国際環境保護団体グリーンピースの活動家が、同国の著名な世界遺産「ナスカの地上絵」付近に侵入し、環境保護を訴えるメッセージを掲げていたことが明らかになった。

 地上絵周辺は無許可の立ち入りが禁止されており、ペルー政府は9日、検察当局に通報、文化財破損容疑での刑事処分も視野に捜査が始まった。

 地元メディアなどによれば、ブラジルやドイツなど7か国の活動家20人が8日、有名な「ハチドリ」の絵のすぐ脇に、英語で「変革の時」「未来は再生可能」と黄色い布を広げた。侵入した場所には足跡が残ったという。会議に合わせ、注目を集めるやり方で環境保護を訴えようとしたとみられる。

 グリーンピースは10日、「犯した過ちについてペルーの人びとに謝罪する」などとする声明を発表した。(読売新聞、2014.12.11)


 国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)が、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産に登録されているペルーの「ナスカの地上絵(Nasca Lines)」の横に、気候変動への対応を呼び掛けるメッセージを設置したことに対し、ペルー政府が遺跡を傷つけたとして猛反発している。グリーンピース側は10日、謝意を表明したが、同国政府は受け入れない意向を示した。

 グリーンピースは同国の首都リマ(Lima)で開催されている国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)に合わせて、「ハチドリ」をかたどったナスカの地上絵の一つのすぐそばに「変化の時だ!将来は再生可能だ」のメッセージを設置していた。

 ペルー政府はこの行為を「攻撃」だと強く非難。「グリーンピースの違法行為により遺跡に深刻な影響が与えられた」として、実行した者の刑事責任を追及する考えを表明した。一方のグリーンピースは、働いてしまったかもしれない無礼について「深く憂慮している」との見解を表明。しかし、団体の代表と面会した同国政府高官は、団体側が「損害をもたらしたことを認めていない」として、「謝罪は受け入れなかった」という。

 1994年に世界遺産に登録されたナスカの地上絵は、プレ・インカ(Pre-Inca)時代にあたる約2000年前に描かれたとされている。(AFPBB News、2014.12.11)


 国際的な環境保護団体「グリーンピース」がユネスコの世界遺産に登録されている南米のペルーの「ナスカの地上絵」近くでパフォーマンスを行い、ペルー政府は「立ち入りが制限されている保護区で重大な被害を与えた」として、検察に告発しました。

 グリーンピースはペルーの首都リマで開かれている地球温暖化対策を話し合う国連の会議、COP20にあわせて8日、世界遺産のナスカの地上絵近くに立ち入り、黄色い布で「変化の時、未来は再生可能」と表現するパフォーマンスを行いました。

 パフォーマンスの模様はグリーンピースのホームページで公開され、地上絵の中でも有名な「ハチドリ」と呼ばれる絵のすぐ横で複数のメンバーが布を地面に置く作業をしているのが分かります。

 これに対し、ペルーの文化省は立ち入りが厳しく制限されている保護区内での違法行為で、重大な被害を与えたとして検察当局に告発しました。

 地元の報道によりますと地上絵の周辺には足跡などがおよそ40平方メートルに渡って残っているということです。

 これを受けて、グリーンピースは10日、代表者が文化省を訪れ、「ペルー国民の気持ちを傷つけた」として謝罪しました。(NHK、2014.12.11)


 近年、自動車の侵入による破壊が著しく、消滅の危機にある。また、地上絵のあるエリアは保護のため許可なしには立ち入れず、許可があっても専用の靴を履かされる。(ウィキペディア 「ナスカの地上絵」)

 ナスカの地上絵は、このような盆地の暗赤褐色の岩を特定の場所だけ幅1m〜2m、深さ20〜30cm程度取り除き、深層の酸化していない明るい色の岩石を露出させることによって「描かれて」いる。規模によってはもっと広く深い「線」で構成されている。地上絵の線は最初に線の中心から外側へ暗赤褐色の岩、砂、砂利を積み上げる、それから線の中心部分に少し残った暗赤褐色の砂や砂利も取り除いて明瞭になるようにしたと推察される。(同上)


 ナスカの地上絵が石をよけただけの線でできているのは有名な話であり、ペルー政府も消滅の危機に頭を痛めています。その事実を知らないでパフォーマンスをしたのならば無知蒙昧に驚くばかりですし、知っていたのならまさにエコテロリズム。

 現場には参加メンバーたちの足跡が残っており上記声明は虚偽でした。いくら善意の活動でも世界遺産を破壊しているようでは説得力はありません。


<参照>
グーグル画像検索 「Greenpeace Nazca」
ウィキペディア ナスカの地上絵
ウィキペディア グリーンピース (NGO)
ウィキペディア エコテロリズム
posted by リュウノスケ at 02:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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