2013年11月29日

日大ボート部員自殺事件

 強豪として知られる日本大学ボート部の3年生の男子部員が今月、埼玉県戸田市の合宿所で首をつって死亡していたことが27日、関係者への取材で分かった。県警は自殺の可能性が高いとみている。男子部員が部内でトラブルを抱えていたという情報があり、大学側は当時の状況などについて部員から聞き取り調査を開始した。

 ボート部の中溝勝彦監督(47)によると、今月24日午前6時ごろ、男子部員が合宿所の自室にある2段ベッドの柵にかけたロープで首をつっているのを別の部員が見つけた。男子部員は病院搬送後に死亡した。室内に遺書はなかったが、県警は現場の状況から自殺との見方を強めている。

 一方で、男子部員の親族の一人は産経新聞の取材に対し「(男子部員の)身内の者が、『部内でトラブルがあった』と聞いていたのは確かなようだ」と話しており、遺族側は大学側に詳しい調査をするよう申し入れたという。

 中溝監督は部内でのトラブルについて「話は入っていない。厳しい指導もしていない」と話した。

 大学側は25、26日、約30人の全部員から聞き取り調査を実施した。同部は男子学生の死亡を受け活動を自粛しており、再開は調査結果を待って決めるという。

 日大ボート部は明治38年の創部。全日本大学選手権の男子総合では平成18年から8連覇中の名門で、男子部員は4年生引退後の今月20日、副キャプテンに指名されたばかりだった。(産経新聞、2013.10.27)


 日大ボート部の3年生男子部員が10月下旬に自殺した問題を受け、調査を行った大学側が「部員へのいじめはなかった」と結論づけた報告書を作成し、日本ボート協会に提出することが関係者への取材で27日、分かった。

 大学側によると、学外の弁護士3人による特別調査委員会を設置し、11月中旬まで調査を行った。報告書によると、からかったり、ちょっかいを出す「いじり」はあったが、許容される限度を超えて、精神的な負担を与える程度に至ったとみることはできないとしている。原因については「全く不明としかいいようがない」とし、「大学に法的責任はない」とした。

 今後の対応として、大学の各部に対し▽指導者が部員の競技以外の悩みにも対応できるようにコミュニケーションを取る▽合宿所内で部員が1人になる状況をなくす−−ことなどを指導するという。

 日大ボート部では、10月24日朝に埼玉県戸田市の合宿所の個室で、男子部員が首をつっているところを他の部員が見つけた。市内の病院に搬送されたが、死亡が確認された。(毎日新聞、2013.11.27)


 日大ボート部の3年生男子部員が10月下旬に自殺した問題について、大学は28日、「いじめはなかった」とする特別調査委員会の調査結果を公式発表し、報告書を日本ボート協会に提出した。部員の遺族は「調査結果について遺憾に思う」とコメントした。

 大学の調査結果では、からかったり、ちょっかいを出す「いじり」はあったが、許容される限度を超える「いじめ」はなく、原因不明としていることに対して遺族は、「『いじり』『いじめ』のどちらで定義するか別として、いじめの存否については疑う余地もない」と「いじり」と表現したことに疑問を呈した。

 また、「今までボートを続けたいため、ずっと耐えてきた。通常のいじめ以上の何かがあったのではと解明を期待してきた」と、真相不明のまま調査を終えたことに落胆していた。

 報告書を受けた日本ボート協会は29日にコンプライアンス(規定順守)委員会(委員長・木村新(あらた)協会理事長)を開き、協会独自で調査を行うかなど、今後の対応を決める。活動自粛中のボート部は、具体的な改善策を協議後に活動を再開する予定。(毎日新聞、2013.11.29)
posted by リュウノスケ at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック