2013年04月04日

第85回選抜高校野球大会閉幕

 第85回選抜高校野球大会最終日は3日、兵庫県西宮市の甲子園球場で決勝が行われ、浦和学院(埼玉)が済美(愛媛)に17−1で大勝し、9度目の出場で初優勝を果たした。埼玉県勢の優勝は第40回大会(1968年)の大宮工以来、45年ぶり2度目。

 浦和学院は五回、打者一巡の猛攻で大量7点を奪って大会屈指の本格派右腕、済美の安楽智大投手を攻略。エースの小島和哉投手が完投した。

 済美の9年ぶり2度目の優勝はならなかった。 

 ◇浦和学院(埼玉) さいたま市にある1978年創立の私立校。野球部も同年に創部。86年夏に甲子園初出場で4強入り。春も初出場の92年に4強。春は今回が9度目、夏は11度の出場。卒業生にプロ野球広島の大竹寛投手、巨人の石井義人内野手、清水隆行コーチ、DeNAの木塚敦志コーチら。(時事通信、2013.4.3)


 高校野球・監督談話

 浦和学院・森監督 本当に夢のよう。前半は安楽君を捉えられずに大変だなと思っていたので、五回に集中打が出たことが勝因。小島も甲子園で成長してくれた。

 済美・上甲監督 ここまでよく戦ってきたと選手をたたえたい。安楽がつかまる可能性があったので、(前半の好機で)少しでも得点を重ねておかないといけなかった。(時事通信、2013.4.3)


 済美の2年生エース安楽が初めて経験する屈辱だった。五回、山根の勝ち越し適時打から5連続長短打を浴びて7失点。「ギアが上がりきらなかった。自分の力不足が一番です」。自身初の3連投。目に見えない疲労の蓄積が一気に結果となってあらわれた。

 「自分が自分じゃなかった」と振り返る。今大会の初戦で最速152キロをマークした直球が、この日は130キロに満たない場面もあった。「ストレートにはこだわりがある」と話す右腕。四回までは必死に内角を攻め、あまり投げないスローカーブも交えながら浦和学院打線を封じていたが、それも限界だった。

 1イニング7失点を喫した後の六回も上甲監督に志願してマウンドに立った。準決勝まですべて完投。指揮官は「将来を考えると無理をさせたくない。苦悩の日々だった」と明かす。それでも、「彼一人の力で決勝まで来たので、思いを尊重してあげたかった」。あと1イニング限定で送り出し、いつもの笑顔で温かく見守った。6回9失点で降板し、うつむく16歳には「胸を張れ」と声をかけた。

 5試合で計772球を投げた。試合後、スコアボードを見たとき、大敗の現実を突きつけらて悔し涙があふれた。でも、すぐに涙をふき、「もっと変化球を習得して、球数を減らしたい」と言い切った。16歳の春の経験は、必ずや成長の糧となるはずだ。(産経新聞、2013.4.3)


 初出場初優勝の快挙を成し遂げた04年の再現はならなかった。

 準決勝まで一人で投げ抜いてきた2年生エースの安楽が疲労から球威が衰えたところを狙われ、集中打を浴び6回で降板。上甲正典監督(65)は「一番心配していた安楽の疲労面が出てしまった。5回は集中力が切れた」と敗戦の弁。そして「ミスを逃さない浦和学院はさすがです」と相手に脱帽。04年の優勝以来、負けなしの9連勝を誇ってきたが、10連勝はならなかった。

 安楽は準決勝までの全4試合で完投、投じた球数は663を数えた。この日も6回まで109球を投げた。2年生ながらエースで4番打者。精神的な重圧もあり、心身ともに疲れていたはずだが、「抑えられなかったのは自分の力不足です」と涙を流した。

 変化球が多めの投球になったことには「きょうの調子では直球では勝負できないと思い、変化球を多めに投げた」と苦肉の策だったことを告白。それでも「また夏にここに戻って来たい」とも話し、さらに大きくなって甲子園に帰って来ることを誓った。(スポニチ、2013.4.3)


 済美・安楽について、複数の米メディア(電子版)は30日、特集記事を掲載した。米野球専門誌で最大手のベースボール・アメリカは「世界で最高の16歳投手の1人。大リーグにいけば、契約金は100万ドル(約9000万円)単位」と絶賛した。

 ただし、2試合で計391の球数を懸念材料だとし、大リーグのスカウトは「非常に印象的な投手だが、向こう(日本)の連中は子どもたちを殺すも同然だから」とコメント。米放送局CBSスポーツも「まだ体が発育中なのに、正気のさたではない球数だ。だが、日本の高校では珍しくないこと」と伝えた。(デイリースポーツ、2013.4.1)


 済美(愛媛)の安楽智大投手(2年)が米メディアに“反論”した。

 済々黌との3回戦後、2試合で計391球を投げた球数について米野球専門誌のベースボール・アメリカが「世界で最高の16歳投手の1人だが、正気のさたではない球数」と報道した。この日は138球。3試合で計529球となった安楽は試合後、「投げすぎという印象はない。日本の野球はそういうもの」と、きっぱりと話した。(デイリースポーツ、2013.4.2)


 ◇センバツ高校野球<第11日>

 済美(愛媛)が6−3で県岐阜商に逆転勝ち、優勝した2004年以来9年ぶりに準決勝進出を決めた。3回戦で打球を右手首に当てた安楽智大投手(2年)は5回までに3失点したが打線に助けられた。県岐阜商は、中日・高木守道監督らが準優勝した1959年以来54年ぶりのベスト4進出を逃した。高知は2−0で仙台育英(宮城)を振り切り、優勝した75年以来38年ぶりの準決勝に駒を進めた。史上最多の5校が出場した東北勢はすべて姿を消した。

 山あり谷ありの険しい道を乗り越えての4強入り。8回裏に試合をひっくり返して3点リードしたのに、9回は県岐阜商の粘りの攻撃に遭って、済美の安楽は苦投。だが甲子園のニューヒーローは並の投手ではない。2死二、三塁のピンチで、力を振り絞って投げた138球目が150キロ。この剛球で最後の打者を遊ゴロに仕留めた。

 「監督に信頼されているエースはどれだけ試合がもつれても、1人で投げ切るものです」。2年生になったばかりの右腕は疲れの色など見せず、堂々と言ってのけた。3月30日の済々黌戦で1回に打球が右手首に直撃した影響もあって球速をセーブして、スライダー中心のピッチングを展開。だが、勝利を目前にした9回に今大会ナンバーワンの剛腕にスイッチが入った。

 2死無走者から代打・伴野に投じた2球目が甲子園球場の球速掲示で「151キロ」を刻んだ瞬間、2万4000人の観衆から驚きの声が上がった。「あのお客さんの、どよめきが忘れられない。自分の味方についてくれてるような気になった」。スピードへのこだわりが強い安楽にとっては快感だった。

 安楽について、複数の米メディアが先月末、特集記事を掲載。そこでは広陵、済々黌との2試合で計391の球数を懸念材料だとし、米大リーグのスカウトが「向こう(日本)の連中は子どもたちを殺すも同然だから」とコメント。米放送局CBSスポーツ(電子版)も「まだ体が発育中なのに、正気のさたではない球数」と伝えた。この報道は安楽の耳にも届いていた。この日の投球数を加えると、3試合で計529球にはなったが、16歳の剛腕はこう反論した。

「日本の高校野球はそういうものだ。つぶれるというけど、ボクは冬練習でしっかり投げ込みもしてきた。これくらいは投げ過ぎだというような球数ではない」

 今大会の開幕前に、大会本部で肘、肩検査が行われたが、安楽は肩関節の柔らかさでは出場校の投手の中で断トツだった。疲労回復の度合いもただ者ではない。初戦の翌日は「筋肉痛がヤバイ」とナインに漏らしていたが、その次の日には自己最速を更新する153キロ宣言までしていた。タフな2年生は四国勢対決となる高知戦でもマウンドを独り占めする。(中日スポーツ、2013.4.2)


 第85回選抜高校野球準決勝 浦和学院5―1敦賀気比 (4月2日 甲子園)

 第85回選抜高校野球大会第12日は2日、甲子園球場で準決勝を行い、浦和学院(埼玉)と済美(愛媛)が決勝に進んだ。

 浦和学院は春夏通じて初の決勝進出で、埼玉勢では第80回大会で準優勝した聖望学園以来5年ぶり。初出場優勝した第76回大会以来の出場の済美は、出場2大会いずれも決勝に駒を進めた。愛媛勢としても9年ぶりの決勝。

 浦和学院の森監督は「本当に出来過ぎです。決勝の舞台に立てることに感謝して、選手たちにはのびのびとやってもらいたい」と語り、「尊敬する上甲監督と決勝で戦えるのは縁を感じる。全てぶつけて挑みたい。安楽君を攻略できない限り勝機は見えてこないだろう」と決勝への展望を語った。

 また、済美の上甲監督は「一戦一戦、戦いたいという思いと同時に、選手には1試合でも多くやらせてあげたいと思っていた。相手に離されず最少失点で守りたい。最後に1点多く取って終われたらと思う。(安楽には)精神力で投げてほしい」と語り、4試合を1人で投げ抜いた安楽に、決勝のマウンドを任せる考えを示した。(スポニチ、2013.4.2)


 第85回選抜高校野球大会の大会本部は2日、準決勝第1試合で、敦賀気比の走者が二塁へスライディングした際に、浦和学院の二塁手と接触したプレーについて、敦賀気比の東監督を厳重注意とした。

 1−5の九回1死一塁で、一塁走者がスライディングで二塁手の体勢を崩し、一塁への送球を阻止。守備妨害となったこのプレーを受け大会本部は「非常に残念。細かい指導をしてほしい」とした。(共同通信、2013.4.2)


 ○県岐阜商(岐阜)5−4大阪桐蔭(大阪)●

 大阪桐蔭・峯本の目には、ホームベースしか見えなかった。1点を追う九回2死一、二塁。4番・福森の打球が中前へ抜けると見るや、二塁走者の峯本は迷わず三塁を蹴った。「必ず同点にできる」。ただ、勝つために必死だった。

 だが、同点のホームを目前に中堅からの好返球。「もう、止められなかった」と峯本。捕手の神山に体当たりする形となり、守備妨害を宣告されてアウト。甲子園春夏春の3連覇を目指してきた大阪桐蔭のラストプレーは、後味の悪さを残した。

 大きな痛手を抱えていた。攻守の要である主将の森友哉が、前日の練習で右足に打球を受けて欠場を余儀なくされた。昨年の春夏連覇も支えたチームの大黒柱。森友哉に代わって3番に入った笠松は「みんなでカバーしようと必死だった」。マスクをかぶった久米も「正捕手が帰るまでつなごう、という重圧があった」と明かす。

 そんな焦りが、二回の致命的な守りのミスを生んだ。無死一塁で正面の打球を三塁・笠松が後逸。一回に先制打は放ったが、「自分のミスから流れを失った」と笠松。さらに先発・網本が連打を浴び、野選なども加わり4失点。捕手の久米は「どこか、自分たちのプレーではなかった」と振り返った。

 大会直前に主砲の近田が骨折でベンチを外れたうえ、主将まで欠いた試合。「チームの底力が試された」と話した西谷監督だが、「結局、すべての面で全国を勝ち上がる力がなかった」。ただ潔く、負けを認めるしかなかった。

 ◇「危険防止ルール」に沿い判定

 第3試合の県岐阜商−大阪桐蔭戦で、九回に大阪桐蔭の走者が本塁に突入した際、捕手と交錯したプレーで、守備妨害により走者にアウトが宣告された。

 赤井淳二・大会審判副委員長(日本高野連審判規則委員会委員長)は「捕手が本塁で待ち構えている状況だった。落球を誘発するような体当たりをすれば野球にならなくなる」と説明。大会本部は、大阪桐蔭の西谷浩一監督に厳重注意した。(毎日新聞、2013.3.30)


 選抜高校野球の大会本部は30日、大阪桐蔭−県岐阜商戦で、九回裏に大阪桐蔭の走者がホームで待ち構える捕手に激突したプレーがあったため、同校の西谷浩一監督を厳重注意処分とした。

 大阪桐蔭は九回2死一、二塁から福森の中前打で二塁走者の峯本が本塁へ突入。捕手と激しく接触したプレーが守備妨害と判定された。

 日本アマチュア野球規則委は選手の安全を確保する目的で、今年2月の改正でアマチュア内規に危険防止ルールを追加。審判が乱暴な接触を故意とみなした場合は「たとえ野手がその接触によって落球しても走者にはアウトが宣告される」と明記されている。(産経新聞、2013.3.30)


F危険防止(ラフプレイ禁止)ルール
本規則の趣旨は、フェアプレイの精神に則り、プレーヤーの安全を確保するため、攻撃側のプレーヤーが野手の落球を誘おうとして、あるいは触塁しようとして、意図的に野手に体当たりあるいは乱暴に接触することを禁止するものである。

1.タッグプレイのとき、野手がボールを明らかに保持している場合、走者は(たとえ走路上であっても)野手を避ける、あるいは減速するなどして野手との接触を回避しなければならない。
審判員は
1)野手との接触が避けられた
2)走者は野手の落球を誘おうとしていた
3)野手の落球を誘うため乱暴に接触した
と審判員が判断すれば、その行為は故意とみなされ、たとえ野手がその接触によって落球しても、走者にはアウトが宣告される。ただちにボールデッドとなり、全ての他の走者は妨害発生時に占有していた塁に戻る。なお、走者の行為が極めて悪質な場合は、走者は試合から除かれる場合もある。
(「アマチュア野球内規(規則適用上の解釈)」 日本アマチュア野球規則委員会、2013.2)


 レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)が2日(日本時間3日)、アストロズ戦(ヒューストン)で今季初先発し、九回二死までパーフェクトに抑える熱投を披露。メジャー自己最多14個の三振も奪い、今季初勝利を挙げた。

 ダルビッシュが最速156キロの直球とキレのあるスライダーで三振の山を築いた。一回、先頭から2者連続三振で勢いに乗ると、二、四回は3者連続三振。その後も八回までメジャー自己最多となる毎回の14奪三振でアストロズ打線を完ぺきに抑えた。

 完全試合達成かと、敵地のファンも盛り上がった九回二死、27人目の打者ゴンザレスが111球目の直球を中前打。日本人史上初、メジャーでも24人目の偉業が消えてダルビッシュは降板したが、今季初登板で初勝利を挙げた。(サンスポ、2013.4.3)


 5試合で計772球を投げた安楽。決勝まで行けたのはこの人のおかげであり勝ち越されるまで代えられないのは分かります。それはしょうがない。ただ、5回に逆転されてからなぜ引っ張ったのか。安楽のストレートは130キロ前後まで落ちて握力もなくなっており、抜けた球で5回と6回に計3死球。球威も変化球のキレも二番手の山口ほとんど変わらないのならば、安楽はもちろん相手打者の安全のためにも交代すべきでした。

 チームの功労者に対する「懲罰登板」に近いこの仕打ちを目の当たりにし、個人的には上甲監督への怒りで試合どころではなく残ったのは後味の悪さだけ。CBSじゃありませんが、それこそ「正気のさたではない」と思います。
 
 ラフプレーに対するジャッジが厳しくなった今大会。相変わらず噛みまくっていた奥島高野連会長の講評でもその点が指摘されていましたが、野球ファンが一番問題にしてほしいのは投手の球数と登板間隔。ラフプレーばかりでこれに触れないのは偽善でしかありません。アメリカ人の指摘は正論です。

 3日に完全試合寸前まで好投したダルビッシュは東北高校時代球数制限契約をしていたと明徳義塾の馬淵監督が以前指摘していました。プロで活躍しようと思ったら学生時代の無茶な酷使は害悪でしかありません。安楽に心酔されるカリスマ指導者ならば、上甲監督は少しでも教え子の将来を考えてほしいと思います。

 最後に今大会の注目選手。打者は2打席連続弾の山田(敦賀気比)と3試合連続の高田(浦和学院)。森友哉(大阪桐蔭)は怪我で残念でした。投手は圧倒的に安楽。最速は152キロで決勝以外は制球も変化球のキレもよかった。上甲に潰されなければプロで大投手になります。


 <済美の怪物安楽3連投772球で力尽く>
 「センバツ・決勝、浦和学院17‐1済美」(3日、甲子園)

 MAX152キロを誇る済美のエース、安楽智大投手(2年)が772球で力尽きた。9年ぶり2度目の優勝を狙った済美は、浦和学院に1‐17で大敗。3連投となった安楽は6回9失点で、今大会5戦目にして初めて途中交代した。浦和学院は創部35年目で、春夏通じて初優勝。18安打の猛攻で全員得点を挙げ、今大会3度目の2桁得点で圧勝した。埼玉県勢の優勝は1968年の大宮工以来、45年ぶり2度目。

 怪物が泣いた。悔しさを抑え切れなかった。続投を志願した済美・安楽に、上甲正典監督(65)がやさしく告げた。「体を大事にしよう。もう無理するな」。6回12安打9失点。限界だった。降板を決意した2年生エースの目に涙があふれた。

 初めて経験する3日連続の先発マウンド。準決勝まで663球を投げ、疲労はピークだった。「朝起きたときからつらかった」。体が重く、球が走らない。この日の最速は142キロ。懸命に腕を振っても130キロに届かないこともあった。

 悪夢の五回。先頭打者から3連打を許すと、3番・山根から5連打を浴びた。「人生で初めて」の1イニング7失点。意地で六回のマウンドにも上がったが、立て直すだけの余力はなかった。

 「ギアを上げようと思っても上がらなかった。完全に力不足です」

頂点は逃した。だが、四国の剛腕は確かに今大会の主役だった。初戦の広陵戦で152キロをマーク。バックネット裏のスカウト陣の目をくぎ付けにした。打撃でも勝負強さを披露。チームをグイグイ引っ張る姿は、真の「エースで4番」だった。

 昨秋の新チーム結成時、背番号「1」をもらった安楽は2つの誓いを立てた。1つは「卒業までに160キロ到達」。福井優也(広島)らを育てた上甲監督との二人三脚で、これからもスピードを追い求めていく。

 もう1つの誓いは「監督を甲子園に4回連れて行くこと」。1回目の聖地で準優勝の結果を残し、その目標には少し修正が加わった。「あと3回チャンスがある。甲子園で監督を胴上げしたい」。強烈なインパクトを残した772球。涙が乾いた怪物の目は、熱い夏のマウンドを見据えていた。(デイリースポーツ、2013.4.4)


 <センバツ安楽智大投手772球の熱投 球数制限めぐり賛否の声>
 第85回センバツ高校野球大会での激闘が、ある論争を巻き起こしている。済美(愛媛)の2年生エース・安楽智大投手が投げた772球という球数について、内外から「投げさせすぎ」との声が上がっている。

 安楽投手は「772球を13日間で投げきるというのは、正直、自分には限界が来ていたと思うので、その限界を突破するためにも、何球投げても140km/h後半が出るように、そして、150km/hが勝負球では、出るように頑張っていこうと」と語った。

 5日、練習に姿を見せた愛媛・済美高校の2年生エース・安楽投手。初戦で、延長13回・232球を1人で投げ抜くと、決勝までの3試合は連投。9日間で772球を投げ抜いた。決勝では、トレードマークの150km/hの剛速球は影を潜めた。

 安楽投手が投じた球数をめぐり、アメリカのメディアが「16歳投手では世界トップ級の1人」と称賛したうえで、「772球もの力投は酷使だ」とばっさり。2日のダルビッシュ 有投手(26)は、完全試合という偉大な記録がかかっていたため、100球を超えても投げ続けたが、ヒットを打たれた直後、あと1人のバッターを残し、111球で降板した。

 一方、高校球児として活躍した小泉 進次郎議員は4日、「わたしは松坂世代ですから。あの横浜対PLの試合を、同じ世代として見ていた立場からすると、(球数制限)やっちゃうと、あの勝負は生まれない」と述べた。小泉議員は、今から15年前、夏の甲子園、準々決勝のPL学園戦で、横浜高校のエース松坂が、延長17回・250球を投げ抜いた激闘を引き合いに出し、「それが日本スポーツのよさ」と熱弁した。

 こうした球数制限論争に、野球解説者の平松政次さんは「選手の体を重んじるならば、球数の制限も必要だろうし。(ただ)投手はつまらないと思いますよね。甲子園というのは、強いエースが、ガチンコで勝負することで、スリリングな戦いが生じるので」と語った。

 安楽投手は「自分の中では、エースが最後まで投げるというのが、自分のプライドというか、自分の考えですので、球数制限というのは、自分的には、あまりしてほしくないというのが本音」と語った。(FNN、2013.4.5)


ダルビッシュ有(Yu Darvish) @faridyu
全部嘘ですよ(笑)@morikinn43: @faridyu
明徳義塾に父ファルサ氏の条件
専属トレーナーを付けろ
1日,70球以上投げさせるな
イスラム系だから豚肉出すなとか

これを受け入れたのが東北高校である
(ツイッター、2013.10.15)


<参照>
日刊スポーツ スコア速報 広陵 対 済美
日刊スポーツ スコア速報 済美 対 済々黌
日刊スポーツ スコア速報 県岐阜商 対 済美
日刊スポーツ スコア速報 高知 対 済美
日刊スポーツ スコア速報 済美 対 浦和学院
テレビ大菩薩峠 第85回選抜高校野球大会講評全文
posted by リュウノスケ at 00:24| Comment(0) | TrackBack(1) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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春夏合わせて出場20回目で初栄冠。
Excerpt: 先日3日、「第85回記念選抜高校野球大会」決勝戦が行われ、浦和学院(埼玉)が済美(愛媛)を17―1で破り、初優勝を果たした。浦和学院は先制をされるが5回、打者一巡で7点...
Weblog: mingoh's観戦レポート
Tracked: 2013-04-15 19:38