2012年12月29日

道仁会と九州誠道会特定抗争暴力団に指定 

 佐賀など4県の公安委員会は27日、改正暴力団対策法に基づき、指定暴力団の道仁会(福岡県久留米市)と九州誠道会(同県大牟田市)を「特定抗争指定暴力団」に指定した。福岡など2県の公安委は工藤会(北九州市)を「特定危険指定暴力団」に指定。10月施行の改正暴対法に基づく初の指定となる。

 佐賀、福岡、長崎、熊本各県公安委が道仁会と九州誠道会を、福岡、山口両県公安委が工藤会を指定した。改正暴対法は、指定された組員が不当な要求をするなどした場合、中止命令を経ず、直ちに逮捕できる「直罰規定」が盛り込まれており、警察当局は摘発と警戒を強化する。

 県警組織犯罪対策課によると昨年12月末現在、県内の道仁会系組織は6組織150人、九州誠道会系組織は6組織100人。

 県警は27日、佐賀、鳥栖、嬉野、伊万里、唐津市にある道仁会系5事務所と佐賀、武雄、唐津市にある九州誠道会系5事務所に、事務所使用禁止の標章を掲示した。これまで同法に基づき発令していた両組織系の計4事務所への使用制限命令は撤回した。

 同課は「法令を効果的に運用するには市民の情報提供が欠かせない。抗争事件の捜査を徹底し、市民が安心できるようにしたい」と話した。

 法整備が進む一方、協力を求められる市民には、報復などを恐れる声も強い。県内で暴排活動に取り組んだ経験がある70代男性は「福岡で市民に危害が及ぶ事件が起き、警察に協力できる状況ではないというのが本音」と不安を吐露。男性は「警察官の数に限界はあるが、(協力するには)実効性のある保護対策が絶対条件」と要望した。(佐賀新聞、2012.12.28)


 福岡など5県の公安委員会は27日、改正暴力団対策法に基づき、指定暴力団工藤会(北九州市)を「特定危険指定暴力団」に、指定暴力団の道仁会(福岡県久留米市)と九州誠道会(同県大牟田市)を「特定抗争指定暴力団」に指定した。福岡県警などは道仁会と誠道会の組事務所に立ち入り禁止の標章を張るなど暴力団の封じ込めに動きだした。「特定団体」の組員は中止命令を経ずに逮捕される「直罰規定」が適用される。指定は全国初。

 工藤会は福岡、山口両県、道仁会と誠道会は福岡、佐賀、長崎、熊本県の公安委が指定。工藤会の指定期間は1年間で、道仁会と誠道会は3カ月。

 道仁会と誠道会の組員は福岡、佐賀、長崎、熊本4県の68市町の警戒区域で、抗争相手に付きまとったり、5人以上で集合したりすることが禁止される。4県の組事務所計58カ所も使えない。

 福岡県警は27日午後2時ごろ、捜査員が久留米市の道仁会本部事務所を訪れ、出入り口に「この事務所に立ち入り、とどまることは禁止」と書かれた標章を張った。県警は県内の両組織の組事務所計41カ所に同様の標章を張った。

 工藤会の組員は福岡、山口両県の21市町の警戒区域内でみかじめ料などの不当な要求をすれば即座に逮捕される。

 組事務所周辺の住民らからは警察への期待と注文の声が相次いだ。久留米市の道仁会会長宅近くに住む60代の男性は「組員を見なくなり、不安が和らぐ。これを機に取り締まりを一層強めて」。北九州市小倉北区の飲食店経営の男性は「警察に通報すれば報復されるかもしれない」と不安を漏らし、「警察は二度と事件が起きないよう市民を守って」と要望した。(西日本新聞、2012.12.28)


 福岡、山口両県公安委員会は27日、改正暴力団対策法に基づき、工藤会(本部・北九州市)を「特定危険指定暴力団」に、福岡、佐賀、長崎、熊本4県の公安委は同日、道仁会(同・福岡県久留米市)と九州誠道会(同・同県大牟田市)を「特定抗争指定暴力団」に、それぞれ指定した。いずれも全国で初めての指定。各公安委が設定した警戒区域内で不当行動をした組員に対し、取り締まりが強化される。各県警は早速、組事務所に標章を貼るなどし、「特定」3団体の封じ込めに向けて動き出した。

 工藤会の警戒区域は、福岡県では北九州市、福岡市など18市町、山口県では下関市など3市。組員がみかじめ料などを不当に要求した場合、即逮捕できる。指定期間は1年間。

 抗争を続けている道仁会と九州誠道会の警戒区域は、福岡県では久留米、大牟田市など25市町、佐賀県は離島を除く全域、長崎県は佐世保市など7市町、熊本県は熊本市など16市町。事務所への立ち入りや新設、多数の組員の集合などが禁止され、違反した場合は即逮捕となる。指定期間は3か月。

 期間はいずれも延長できる。(読売新聞、2012.12.27)


 20日午後8時50分ごろ、福岡県久留米市白山町の指定暴力団道仁会系組事務所の敷地内に爆発物が投げ込まれた。県警は抗争事件とみて捜査を始めた。けが人はいなかった。

 県警久留米署によると、近所に住む女性から「爆発音のような音がした」と通報があった。現場に駆け付けた警察官が、敷地内で何かが爆発した跡を発見したという。現場はJR久留米駅から約1キロの住宅街。(時事通信、2012.12.21)
posted by リュウノスケ at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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