2011年08月21日

第93回全国高校野球選手権大会閉幕

 優勝候補が投打に完勝―。第93回全国高校野球選手権大会最終日は20日、甲子園球場で決勝が行われ、日大三(西東京)が光星学院(青森)を11―0で破り、2001年の第83回大会以来、10年ぶり2度目の全国制覇を果たした。春の選抜大会は1971年に制しており、甲子園優勝は通算3度目。西東京代表としては、06年に優勝した早稲田実以来5年ぶりの頂点となった。

 日大三は三回、高山の3点本塁打で先制した。七回には鈴木の2ランなどで5点を加え、この日13安打の猛攻。今大会全6試合で2桁安打した。投げては吉永が5安打完封。

 光星学院は青森県勢として三沢以来42年ぶり、同校としては初の決勝に臨んだが、東北勢初の全国制覇は成らなかった。(時事通信、2011.8.20)


 日大三(西東京)吉永健太朗投手(3年)が5安打完封、8三振を奪い優勝投手になった。準々決勝から3連投、6試合すべてに登板し計766球を投げた。「監督さんと優勝したかった。苦しかったが優勝できて良かった」とさわやかな笑顔を見せていた。(日刊スポーツ2011.8.20)


 スタンドから選手のプレーを見守ったプロ野球のスカウト陣によると、今大会はドラフト1位で指名が競合するような大型選手は見あたらないが、将来性のある投手が多いという。なかでも評価が急上昇しているのは原(東洋大姫路)だ。

 今大会が甲子園初登板となった原は140キロ台中盤のキレのある速球で、チームのベスト8進出に貢献。25イニングを投げて失点は3。「体の使い方にセンスを感じる」と複数球団のスカウトが話す。

 140キロ台の直球と手元で落ちる変化球が武器の歳内(聖光学院)は19イニングで奪三振は30。釜田(金沢)は自己最速の153キロをマーク。前評判も高かったが、「歳内は直球の伸びがもう少し欲しい。昨夏と比べて、『成長した』と思える部分が少ない。釜田は今春の選抜と比べ、変化球で打たせる投球を覚えた」と在京セ・リーグのスカウトは評価した。

 このほか、右腕では角度のある直球を投げ、制球力もいい吉永(日大三)、馬力がある白根(開星)、150キロ近いキレのある直球を投げる北方悠(唐津商)らが上位候補。左腕では松本(英明)の評価が高い。

 野手については「どうしても欲しい選手はいない」という声があがるが、そのなかで走攻守そろった帝京の遊撃手の松本が目についたという。

 日大三の高山、畔上、横尾の名前も挙がった。あるスカウトは4番の横尾を「選球眼と確実に球を捉える技術がある」と絶賛した。捕手の高城(九州国際大付)らも候補の1人だ。(産経新聞、2011.8.20)


 闘将がジャイアンに熱視線を送った。楽天の星野仙一監督(64)が、今秋ドラフトに向けて「山陰のジャイアン」こと開星(島根)の巨漢エース白根尚貴投手(18)ら、将来的な和製大砲候補を自らリストアップしていることが分かった。

 星野監督は熱戦が繰り広げられている甲子園の高校野球を連日テレビで観戦。狙いはプロ入り4、5年で主軸に成長しそうな強打の高校生だ。「うちには大きいのを打てるバッターがおらん。他の球団は中村(西武)とかT―岡田(オリックス)とかいるやろ。うちも生え抜きからそういう選手が出てこないとあかん」と午前8時の第1試合から、ナイター開始前までチェックしている。

 自らの眼力で見極めてきた中、今大会「凄くいい振りをしとる」と絶賛したのは日大三の畔上翔(高校通算35本塁打)、横尾俊建(同55本)、初戦敗退した九州国際大付の三好匠(同23本)だ。さらにここにきて闘将の目に留まったのが開星のエース白根だ。1メートル86、98キロの巨漢右腕は投げるだけでなく、高校通算40本塁打を誇る打力も高く評価されている。開星は14日の2回戦で日大三に敗れたものの、白根はプロ注目の右腕・吉永から4安打。おかわり2世の期待を抱かせる白根のパワーに闘将も「あの子はおもろい。遠くに飛ばせるな」と興味を示した。

 今秋ドラフトは1位で東洋大・藤岡ら即戦力投手を指名する方針を固めている。その一方で「わしが(監督を)辞めても球団に財産を残したい」と指揮官。和製大砲候補獲得へ、ドラフトまで星野監督が逸材を追い続ける。

 ◆白根尚貴(しらね・なおき)1993年(平5)4月28日、島根県松江市生まれの18歳。小学3年時に乃木ライオンズで野球を始める。湖南中では乃木ライオンズシニアでプレー。ポジションは投手。開星では2年春、夏に甲子園出場も初戦敗退。今夏は1回戦で柳井学園を3安打完封した。高校通算40本塁打。握力は右53キロ、左は70キロ。1メートル86、98キロ。右投げ右打ち。(スポニチ、2011.8.16)


 笑いながら打席に入る姿からネット上で「ニヤニヤ王子」と注目されている日大三(西東京)の6番打者、菅沼賢一二塁手(3年)が、値千金の本塁打で、6年ぶりベスト8の原動力になった。満員通知が出る4万7000人が詰めかけた智弁和歌山(和歌山)とのV候補同士の一戦で、菅沼は8回に打球を左翼席へ。この一撃で相手の追撃ムードをかわした。吉永健太朗投手(3年)は自己最速の149キロをマークし、3試合連続完投。チームは夏の甲子園20勝目となった。また、習志野(千葉)も金沢(石川)を破り、24年ぶりに8強進出。第13日の第2試合で、この関東勢同士がベスト4をかけてぶつかる。

 強い浜風に乗って、打球はぐんぐん伸び、左翼席へ−。8回、菅沼のバットから、日大三の停滞ムードを振り払う千金弾が飛び出した。西東京大会決勝でも決勝ソロを放っているが「歓声がすごくて、神宮球場以上に気持ち良かった」とにっこり。2回までに5点取った後、じわじわと1点差まで追い上げられていたが、流れを引き戻した。「菅沼がよく打ってくれた。ああいうところで打てるのがすばらしい」と、小倉全由監督も大喜びだ。

 昨年のセンバツ準優勝を経験したメンバーが半分をしめる中、菅沼は当時“偵察部隊”。対戦校のデータを集めるスコアラー役の控え選手だった。現在4番を打つ横尾と同じ三塁手だったため、監督に外野へのコンバートを直訴し、昨秋レギュラーをつかんだ。

 ここぞという時に強い。高校通算本塁打は17本目だが、今夏の西東京大会で2発、昨秋明治神宮大会準決勝の決勝3ランなど8本が公式戦。今春センバツの加古川北戦と今大会初戦の日本文理戦では、菅沼が最終打席にヒットを放って全員安打を達成。「打ってないのはおまえだけだぞ」というプレッシャーを浴びながら打てる強心臓の持ち主だ。「思いきりのいい子だから、中軸をマークした後の菅沼が効くんだ」と、小倉監督も勝負強さに期待している。

 打席では、なぜか笑顔。「緊張すると自分の打撃ができなくなるから、あえて打席を楽しもうとしてる」とか。すでにネット上の一部ファンからは「ニヤニヤ打法」「ニヤニヤ王子」などと注目されている。

 準々決勝の相手は、今春関東大会準決勝で敗れた習志野に決まった。「1度負けてるから今度は勝ちたい」というこの男の笑顔には要注意だ。(中日スポーツ、2011.8.17)


 日大三高の皆さん優勝おめでとうございます。光星学院は攻守のバランスが取れた素晴らしいチームなので接戦になるかなと期待したんですが、日大三の圧倒的攻撃力の前にはなすすべがありませんでした。

 さて、戦いを終えてプロ注目選手を総括。個人的にはやはり釜田が一番よかったですね。あと、北方と英明松本。ドラフト1位になる可能性があるのはこの3人くらいじゃないでしょうか。

 完成度が高かったのは吉永、歳内、秋田。逆に帝京伊藤は上記記事に名前すら出てこない始末。死球に怒ってバットを投げ付けたのが目立っただけでした。

 打者は日大三の中軸3人、打てる捕手の九国高城。ジャイアン白根は投手としてはちょっと大味でしたが、打者として楽天星野監督が絶賛していました。キャラクターが素晴らしいのでプロ入りしたら人気が出るんじゃないでしょうか。

 最後に「ニヤニヤ王子」こと菅沼について一言。「緊張すると自分の打撃ができなくなるから、あえて打席を楽しもうとしてる」という理由なので笑うなとは言いませんが、大差で勝っている打席での薄ら笑いは相手をバカにしているようにしか見えません。プロなら頭にぶつけられますよ。
posted by リュウノスケ at 00:07| Comment(0) | TrackBack(1) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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