2009年10月09日

47氏逆転無罪

 「被告人は無罪」。ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」を巡る著作権法違反ほう助事件で、大阪高裁は8日、1審・京都地裁で有罪判決を受けた元東京大大学院助手金子勇被告(39)に逆転無罪判決を言い渡した。「有罪になれば、開発者を萎縮(いしゅく)させてしまう」と、一貫して無罪を主張してきた金子被告。小倉正三裁判長が主文を告げた瞬間、深々と頭を下げた。一方、専門家からは「判決は同種ソフトを使った著作権侵害を助長するのではないか」と懸念の声も上がった。

 大阪高裁201号法廷での判決言い渡し後、金子被告は弁護団のメンバーと握手を交わした。その後、大阪司法記者クラブで記者会見に臨み、「正当な判断。よかったと思います」と語った。さらに「1審判決では、何をすればほう助罪に問われるのかわからなかった。今回の判決は、他の技術者にもいい影響があるのではないか」と続けた。

 ただ、ネット社会で依然として著作権侵害が横行していることに触れ、「どう使うかはユーザーの自由だが、ユーザーはちゃんと使ってほしい」と話した。

 金子被告は1審公判中の2004年12月、東京大を退職。ウィニーの技術を応用したコンテンツ配信事業を行うIT会社で技術顧問を務める。今ではウィニーを開発したときのように趣味で無料ソフトを作ることもないといい、判決前には「面白い発想が浮かぶこともあるが、捜査で萎縮し、動けない」と話していた。

 ウィニーの利用者数は、金子被告が1審・京都地裁で有罪判決を受けて以降、減少している。ネットセキュリティー会社「ネットエージェント」(東京)によると、2006年に約53万人だったウィニー利用者は、今年9月には約30万人に減った。しかし、同種ソフト「Share(シェア)」などの利用者が増え、全国で約50万人とされるファイル共有ソフトの利用者数に大きな変化はないという。

 コンピュータソフトウェア著作権協会(東京、ACCS)は、06年にウィニーによる著作権侵害で生じた経済的被害を推計したことがある。それによると、調査した6時間だけでも約100億円に上ったという。

 事件後もウィニーなど同種ソフトを使った映画やゲームの違法コピーは後を絶たず、著作権が脅かされる状況は続いている。このため、ACCSと通信業者など9団体は昨年5月、対策協議会を設立し、違法利用者に直接、警告メールを送付することを検討中だ。

 来年1月には、違法ファイルと知ったうえでダウンロードすることを禁じた改正著作権法も施行される。しかし、警告メールに法的強制力はなく、改正法には罰則がないなど、専門家らの間では「これらの動きで一定の抑止効果はあるが、問題の根本解決には時間がかかる」との見方が強い。(読売新聞)


 結局無罪になった47氏。よかったですね。ファイル共有ソフトを発表するのは合法ですが、違法ファイルをやり取りするのは犯罪。でも来年1月からということは、いまはダウンロードしても違法じゃないのだろうか。

 ウィルスに感染して恥ずかしいプライベート画像や動画が流出した人も過去にたくさんいました。法制化より流出が怖いので使わない人も多いんじゃないでしょうか。ソフトメーカーはウィルス感染の恐怖を宣伝して使用を抑止するしかないと思います。
posted by リュウノスケ at 19:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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