2015年08月20日

第97回全国高校野球選手権大会閉幕

 第97回全国高校野球選手権大会最終日は20日、甲子園球場で決勝が行われ、東海大相模(神奈川)が仙台育英(宮城)に10―6で打ち勝ち、45年ぶり2度目となる夏の全国制覇を成し遂げた。
 
 東海大相模は一回に2点を先制するなど四回までに6―3とリード。先発した小笠原が六回に追い付かれたが、九回に自らの打席でソロ本塁打を放って勝ち越し。さらに長短3連打などでこの回4点を奪った。

 仙台育英は、中盤から立ち直って好投していた佐藤世が九回に痛打を浴びた。準優勝した1989年以来26年ぶりの決勝で再び敗れ、東北勢にとって春夏通じ初の甲子園大会制覇はならなかった。(時事通信、2015.8.20)


 第97回全国高校野球選手権大会決勝(20日、仙台育英6−10東海大相模、甲子園)創設から100年の大会は東海大相模が10ー6で仙台育英を下し、45年ぶり2度目の優勝を果たした。同点の九回、エース小笠原が仙台育英の佐藤世から右翼席へ決勝アーチを放ち接戦にピリオドを打った。投げても小笠原は161球9安打6失点の粘りの投球で完投した。

 仙台育英はこれまで541球を投げている佐藤世、東海大相模は最速151キロ左腕の小笠原と両エースが先発した。

 東海大相模は一回、佐藤世の立上がりをとらえる。1番・千野が左前打、内野ゴロで一死二塁から3番・杉崎の右中間二塁打で先制。準決勝で一発を放った4番・豊田も左前適時打で続き、この回2点を挙げた。

 仙台育英はその裏、1番・佐藤将は見逃し三振。小笠原のストレートの最速は148キロを記録。二死後、今大会3本塁打の3番・平沢が右前打で出塁すると盗塁と捕手の悪送球で三進、続く4番・郡司の四球で二死一、三塁の好機。しかし、小笠原が5番・百目木に140台のストレートの連投で内野ゴロに打ち取りピンチを脱した。

 東海大相模は三回、3番・杉崎からの4連打で2点を追加した。

 仙台育英はその裏、一死後、1番・佐藤将が遊ゴロ悪送球で二進出塁すると、2番・青木の中前適時打で1点を返す。3番・平沢が中堅二塁打でつなぐと、連続適時打で1点差に迫った。

 東海大相模は四回、四球と犠打などで二死二塁から2番・宮地の左越え適時二塁打、4番・豊田の左前適時打で追加点。

 仙台育英は六回、一死後、四球と連打で一死満塁の好機。9番・佐藤世は三球三振に倒れたが、1番・佐藤将が中堅左を抜く走者一掃の3点三塁打で同点に追い付く。

 東海大相模は6−6の同点の九回、9番・小笠原が初球のフォークボールを右越え本塁打で勝ち越し、さらに3点を追加して逃げ切った。(サンスポ、2015.8.20)


 佐藤世那は今日139球投げたので合計680球。小笠原、吉田、北村の3人体制だった東海大相模と仙台育英の戦力差は歴然であり、余力の残っていなかった佐藤は攻略されて最終回までもつれた接戦を落としました。一般客のほとんどは仙台育英を応援してたんですけどね。

 さて、プロ注目選手を総括。まず投手筆頭は小笠原(東海大相模)。聖光学院戦で最速151キロを記録しスライダーとチェンジアップも万全、決勝でもHRを打つ大活躍で主役の座を譲りませんでした。今夏甲子園に来られなかった高橋純平と共にドラフト1位重複は間違いないでしょう。

 2番手はアーム投法でフォークボールを投げまくった佐藤世那(仙台育英)。球威が気になるもののスライダーはキレていた吉田(東海大相模)。制球抜群の小孫(遊学館)。イケメン左腕成田(秋田商)。他には原嵩(専大松戸)、菊池(東海大甲府)、北村(東海大相模)、高橋昂也(花咲徳栄)、上野(中京大中京)、高橋樹也(花巻東)、綾部(霞ヶ浦)など。

 打者筆頭は清宮(早稲田実業、1年)。マスコミの過剰な盛り上がりと本人のビッグマウスに辟易していた一部野球ファンを実力で黙らせました。「ロマンがない」と批判され勝ちのコンパクトスイングはミートを重視する現代野球の潮流とマッチするんじゃないでしょうか。プロ野球のファーストは基本外人枠なので来年はサードか外野を守ってください。

 超人的守備で野球ファンの度肝を抜いたオコエ(関東第一)はプロで変化球に苦戦しそう。山本武白志(九州国際大付)は大きな体を活かして3HR。平沢(仙台育英)は立浪に「数年後はプロでショートのレギュラーを取っている」と太鼓判を押されていました。伊藤(関東第一)、加藤(早稲田実業)も期待通りの活躍。

 「とりわけ残念なのは花巻東の大谷投手をこの甲子園で見ることが出来ないことでありました」(第94回全国高校野球選手権大会講評、2012.8.23)発言など、このブログで批判し続けた奥島高野連会長は今大会が最後。講評で清宮の話を長々するのかと思ったら意外とまともな内容でした。


 <小笠原、清宮、オコエらU18日本代表全メンバー>
 日本高野連は20日、28日から日本で開催される第27回U18(18歳以下)W杯に出場する高校日本代表20人を発表した。

 優勝した東海大相模(神奈川)からはエース小笠原慎之介投手(3年)ら3選手が名を連ねた。早実(西東京)の清宮幸太郎内野手は、1年生で唯一メンバー入りした。

 スタッフ、メンバーは以下の通り。

◆監督
西谷浩一(大阪桐蔭)

◆コーチ
仲井宗基(八戸学院光星)
島田達二(高知)

◆投手
11 佐藤世那(3年、仙台育英)
12 成田翔(3年、秋田商)
15 高橋樹也(3年、花巻東)
16 小笠原慎之介(3年、東海大相模)
17 上野翔太郎(3年、中京大中京)
18 高橋純平(3年、県岐阜商)※
19 森下暢仁(3年、大分商)※
20 勝俣翔貴(3年、東海大菅生)※

◆捕手
9 伊藤寛士(3年、中京大中京)
22 郡司裕也(3年、仙台育英)
27 堀内謙伍(3年、静岡)

◆内野手
1 平沢大河(3年、仙台育英)
2 津田翔希(3年、浦和学院)※
3 清宮幸太郎(1年、早実)
5 宇草孔基(3年、常総学院)※
6 杉崎成輝(3年、東海大相模)
10 篠原涼(3年、敦賀気比)

◆外野手
7 豊田寛(3年、東海大相模)
8 オコエ瑠偉(3年、関東第一)
21 船曳海(3年、天理)

【注】数字は背番号、※は今夏の甲子園不出場
(日刊スポーツ、2015.8.20)


 <高橋純平、オコエ、小笠原らプロ希望/志望進路一覧>
 プロ注目の最速152キロ右腕、県岐阜商・高橋純平投手(3年)が、県高野連を通じて日本高野連にプロ志望届を提出したことを明らかにした。複数球団が上位指名候補に挙げている。

 ◆高橋純平(たかはし・じゅんぺい)1997年(平9)5月8日、岐阜市生まれ。小学2年時に梅林スポーツ少年団で野球を始める。梅林中では揖斐本巣パワーボーイズに所属し、142キロをマーク。県岐阜商では1年春からベンチ入り。2年夏は県4強。今春センバツは1回戦の松商学園戦で1失点完投、2回戦の近江戦で完封。今夏は左太もも肉離れに苦しみ、甲子園出場ならずもU18W杯代表に選出され、主に抑えで3試合に登板。右投げ右打ち。183センチ、76キロ。

 U18W杯日本代表選手の志望進路は以下の通り。

【投手】
佐藤 世那(仙台育英)=プロ
成田  翔(秋田商)=社会人
高橋 樹也(花巻東)=プロまたは社会人
小笠原慎之介(東海大相模)=プロ
上野翔太郎(中京大中京)=大学
高橋 純平(県岐阜商)=プロ
森下 暢仁(大分商)=大学
勝俣 翔貴(東海大菅生)=プロ

【捕手】
伊藤 寛士(中京大中京)=大学
郡司 裕也(仙台育英)=大学
堀内 謙伍(静岡)=プロ

【内野手】
平沢 大河(仙台育英)=プロ
津田 翔希(浦和学院)=大学
清宮幸太郎(早実)=在学中
宇草 孔基(常総学院)=大学
杉崎 成輝(東海大相模)=大学
篠原  涼(敦賀気比)=大学

【外野手】
豊田  寛(東海大相模)=大学
オコエ瑠偉(関東第一)=プロ
船曳  海(天理)=大学
(日刊スポーツ、2015.9.8)


<参照>
日刊スポーツ 夏の甲子園2015 スコア速報 東海大相模 対 仙台育英 【試合終了】◇決勝◇甲子園球場◇観衆=43000人 2015年08月20日17時24分44秒更新
posted by リュウノスケ at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする