2015年01月17日

テリー伊藤『スッキリ!!』降板

 タレントのテリー伊藤(65)が16日、レギュラーコメンテーターを務める日本テレビ系の情報番組「スッキリ!!」(月〜金曜午前8時)を3月いっぱいで降板することを生放送中に発表した。

 番組のエンディングで「実は私事なんですけど『スッキリ!!』を卒業させてもらいたいな、と思って」と切り出し、司会の極楽とんぼ加藤浩次(45)が「本当ですか?」と質問すると、「本当に『スッキリ!!』では皆さんによくしてもらって、すごく居心地が良かったんですけど、65歳になったんで、また違うことをやってみたいなとの気持ちもあるんで」と話した。

 その一方で、「美女と混浴というコーナーがあったら、また戻ってきますよ」と言い、加藤らを笑わせた。

 テリーは06年4月の番組開始からレギュラー出演。加藤とともに「番組の顔」を務めている。(日刊スポーツ、2015.1.16)


 テリー伊藤(65)が日本テレビ「スッキリ!!」(月〜金曜前8・00)を3月で卒業すると発表したことを受け、同番組でのテリーの発言を人権侵害だとして放送倫理・番組向上機構(BPO)に申し立てていた山本景大阪府議(34)が16日、ブログでコメントした。

 山本府議は昨年8月、無料通信アプリLINE(ライン)で女子中学生らを威圧するような内容のメッセージを送っていたとして問題に。テリーはこれを受けて同11日の「スッキリ!!」で「こいつキモいもん」などとコメント。これに対して山本府議は「侮辱罪にあたる」などとしてBPOの放送人権委員会に申し立てていた。

 山本府議はこの日のブログで、「LINE問題の真実について」と題して改めて経緯を説明。この問題は昨年11月にBPO審理入りしており、「審理入りが決定しているBPOへの申し立てをどうするか判断するため、現在、日本テレビに降板とBPOへの申し立てとの関連性について確認しております」としている。また、同府議のツイッターによると、BPOでの審理は2月17日に行われるという。(スポニチ、2015.1.16)


 バラエティ番組の企画会議で「お前らはメキシコが足りない!」とテリー伊藤が机にテキーラを撒いて火をつけた逸話を水道橋博士が語っていたことがあります。私も『ミニスカポリス』でカーセックスに最適な車を紹介していた伊藤は好きでしたが、近年の現実主義風のコメントは不快でしかありませんでした。

 大手芸能事務所に配慮した上での異論(どんなに世間から叩かれているタレントでもバックが強いならば擁護する)は手の込んだ大勢順応主義でしかなく、本質的に何一つやばいことを言っていないにも関わらず9年もの長きに渡り人気を保ったのはさすが天才演出家といえます。

 芸能界・放送業界ルールの通用しない人から噛みつかれて面倒になったのかもしれませんが、商品価値がある限りテレビ局は守ってくれますけどね。なんでやめるんだろう。


<参照>
新時代の交野を創ります 山本けいオフィシャルブログ LINE問題の真実について
ウィキペディア スッキリ!!
posted by リュウノスケ at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6歳未満脳死移植両親談話全文

 重い心臓病で移植手術を待っていた幼い女の子が13日、脳死と判定され、臓器が提供されたことを受けて、治療に当たった大阪大学の医療チームが記者会見し、緊急時に使う人工心臓を長期間使わなければならず、血液の塊ができて脳死になったという経緯を明らかにしました。

 大阪大学医学部附属病院で治療を受けていた6歳未満の女の子は13日、脳死と判定され、14日朝早く臓器を摘出する手術が行われました。

 医療チームによりますと、女の子は去年の秋、「特発性拡張型心筋症」という重い心臓病になり、症状が急激に悪化したため、緊急時に使う補助人工心臓を付けて移植手術を待っていました。

 この人工心臓は長期間使うと血液の塊ができやすくなり、心臓で出来た塊が移動して脳の血管に詰まって脳死になったということです。

 国内では、幼い子どもが長期間使える補助人工心臓がなく、医療チームは、ドイツで開発されて日本で承認を受けるための審査が行われている人工心臓を使うことも検討しましたが、女の子に血液の塊が出来たため使えなくなってしまったということです。

 女の子の両親は、医療チームを通じてコメントを発表し、「国内では、子ども用の補助人工心臓が使用できなく、やむなく一時的な簡易の機械を使用するという選択肢しかありませんでした。ほかのお子様とご家族に同じことが起こらないためにも、一刻も早く改善していただきたいと心から願っております」と記しています。

 主治医の平将生助教は「とても優しい女の子だった。両親は、臓器移植で患者の命をつなぐ『命のリレー』ということについてよく考え、自然と臓器提供の道を選んでいた」と説明したうえで、「幼い子どものための人工心臓が医療現場で使えるよう、承認を急いでほしい」と述べました。

 両親がコメント「迷わず申し出」

 重い心臓病で移植手術を待ちながら脳死と判定され、臓器を提供した6歳未満の女の子の両親は、コメントを発表しました。

 (以下、コメント全文)「私たちの子は原因不明の拡張型心筋症になるまで、大きな病気をすることもなく、元気に成長してきました。昨年4月には幼稚園に入園し、初めての運動会の練習を一生懸命しておりました。運動会前日、風邪のような症状から病院を受診し、特発性拡張型心筋症であることが分かりました。12月に容体が悪化し、補助人工心臓をつけて移植を待機することしか命をつなぐ方法がなくなりました。国内では、子供用の補助人工心臓が使用できなく、やむなく一時的な簡易の機械を使用するという選択肢しかありませんでした。待機している間も小さい体で度々の脳出血や数回の開胸手術に耐えておりました。さらに何度も血栓が補助人工心臓内にでき、そのたびに管の取り替えも行っており、本当に生きた心地がしない日々でした。国内待機の限界を感じ、先生にお願いし海外での移植手術を目指し動き出しました。受け入れ先も決まり、渡米への準備をしているさなかの1月の上旬に最も心配していた血栓が娘の脳に飛び重篤な脳梗塞を起こしました。それでも諦めずに回復を祈っておりましたが、2日後に娘は脳死状態になりました。命をつなぐはずの補助人工心臓が娘の命を奪う結果となってしまいました。娘には補助人工心臓のことを『あなたのことを守ってくれている大事なものだよ』といつも伝えていただけに、本当に無念でやるせない気持ちです。娘がほぼ脳死状態にあると分かった時に私たちは、心臓移植待機中のことを思い出しました。国内では臓器提供が少ない現状を強く感じておりましたので迷わず娘の臓器を、移植待機されているお子様やそのご家族様のために提供したいと申し出ました。私たちは娘が発病してからの3か月間、暗闇の中にいました。同じようなお気持ちの方に少しでも光がともせられたらと思っております。今回の娘の死によりお伝えしたいことがあります。それは小さい子に、リスクの高い一時的な簡易の機械しかつけられないという今の日本の現状です。子供用の補助人工心臓は海外では何年も前から使われているのですが、日本では使用の許可が下りておりません。他のお子様とご家族に同じことが起こらないためにも一刻も早く改善して頂きたいと心から願っております。それが、娘が命をかけて私たちに伝えたかったメッセージではないかと思っております。現在の日本の移植医療の現状を皆様にご関心を頂き、命のリレーが当たり前のように日本で行われるような環境に進んでいくことを望みます」。

 両親はこのように記しています。(NHK、2015.1.14)


 大阪大病院で脳死と判定された六歳未満女児の両親が提供の思いを述べたコメントの一部を、日本臓器移植ネットワークが削除して発表していたことが十四日分かった。移植ネットは「両親の了解を得て削除した」としているが、「全文を公表してほしい」と両親から強い申し出があり、大阪大病院は十四日、コメント全文を明らかにした。

 脳死で臓器提供することになった家族のコメントに移植ネットが手を加えていることが判明し、移植ネットの発表内容の信頼性が問われそうだ。

 大阪大病院で十三日に脳死判定された女児について、移植ネットは同日記者会見を開き、「ご両親のコメント」としてA4判一枚で発表していた。削除された部分で両親は、国内では子ども用の補助人工心臓が認められておらず、やむなく簡易な補助人工心臓を使っていたことを説明し、「他のお子さまとご家族に同じことが起こらないためにも一刻も早く改善していただきたい」としている。「娘が命をかけて伝えたかったメッセージだと思う」との記述も削除された。

 移植ネットは臓器移植のあっせんをする機関で「治療経過に関する部分は、公表しないことにしている」とし、大阪大病院と両親と話し合い、削除を了承してもらったと説明している。移植ネットの大久保通方(みちかた)副理事長は「(私たちの)業務上の役割からみて、ふさわしくない内容があれば今後も修正をお願いするが、遺族から『どうしても原文のままで』と言われれば拒否はしない」と話した。(東京新聞、2015.1.15)


 心臓移植までの間、低下した心機能を補い、患者の命をつなぐ補助人工心臓は、海外で使用可能な医療機器なのに日本で使用できない「デバイス・ラグ」の象徴とされてきた。特に20キロ未満の子供が安全に使える小児用補助人工心臓は、今も国の承認を得られていない。重い心臓病「拡張型心筋症」を患い、心臓移植に生きる望みを託しながら13日に大阪大病院で脳死と判定された6歳未満の女児は、そんな「デバイス・ラグ」の犠牲者でもあった。

「国内では、子供用の補助人工心臓が使用できず、やむなく一時的な簡易の機械を使用する選択肢しかありませんでした」「命をつなぐはずの補助人工心臓が娘の命を奪う結果となってしまいました」

 女児の両親は14日、日本臓器移植ネットワークから13日に発表された臓器提供への思いを述べたコメントには、一部削除された部分があるとして、大阪大病院を通じ、改めてコメント全文を発表。そこには日本の医療が抱える問題に対する憤りと、二度と同じ事態が起きてほしくないという切なる思いが記されていた。

 血栓できやすく

 補助人工心臓はもともと、ポンプの回転軸などに血栓(血の塊)が発生することがあり、頭の血管で詰まると、脳梗塞などを引き起こす危険がある。

 子供は大人に比べ血流量が少なく、血液を流すポンプの回転数を下げる必要があるが、それは血栓の危険性を高めることになる。簡易型の補助人工心臓は長期使用を前提としておらず、特に血栓ができやすい。

 しかし国内では小さな子供が安全に使える補助人工心臓は承認されていない。女児の両親が望んでいたのは、承認に向け治験が行われているドイツ・ベルリンハート社製の小児用補助人工心臓の取り付けだった。

 今夏…間に合わず

 同社の小児用補助人工心臓は患者の体に合わせ6種類のポンプがあり、体重2キロの子供から使用可能だ。欧米での使用実績も豊富で、日本でも使用を求める声が医師や患者から上がっていたが、市場規模が小さく利潤が出ないとして、多くの企業は長い間、導入に尻込みしていた。

 東京大病院、大阪大病院、国立循環器病研究センターで承認に向けた治験が始まったのは平成24年。治験を統括する東京大の小野稔教授(心臓外科)によると、結果は上々で1年以上の使用に耐えられるとの見通しが出ており、今夏の承認が期待されている。

 しかし、女児には間に合わなかった。

 ベ社の小児用補助人工心臓は、治験がほぼ終了した今も、命に関わる患者には特例的に使用が認められる場合があるという。大阪大病院によると、女児は心不全が急速に進んだため、最初にすぐ付けられる簡易型補助人工心臓を使用。その後、ベ社の小児用補助人工心臓への切り替えを検討していたが間に合わず、血栓が脳に飛んだという。

 小野教授は「小児用補助人工心臓が承認されていれば、すぐに取り付けることができた。治験がもう1年早く始まっていれば、女児は救われていたかもしれない」と指摘。日本小児循環器学会前理事長で東京女子医大の中西敏雄教授(循環器小児科)は「女児はデバイス・ラグの犠牲者であり、臓器移植に対する社会の理解が進まないことの犠牲者でもある」と話した。(産経新聞、2015.1.16)


 大阪大病院(大阪府吹田市)で脳死と判定され、肺などの臓器を提供した6歳未満の女児の両親が16日、実名を公表して報道陣の取材に応じる。両親は日本での脳死臓器移植が少ない現状を訴えるという。

 この日、女児が通っていた幼稚園でお別れ会が開かれた。園児と職員、親族ら約300人が園歌を歌いながら女児を見送り、最後のお別れをした。

 お別れ会では、園長が「心臓の病気でつらい中、3カ月間一生懸命頑張ったけれど、亡くなってしまった。今日はみんなの所に来てくれているよ」と園児に語りかけた。職員や親族のすすり泣く声も聞こえた。告別式の後に両親は取材に応じる予定だ。

 両親は15日、女児の心臓移植を支援した団体を通じ、報道各社の取材に応じる意向を示した。女児や父親の実名も明らかにした。

 日本臓器移植ネットワークによると、臓器提供者と移植患者の個人情報が相互に伝わることがないよう、細心の注意を払っているという。このため、実名など個人が特定される情報は伏せている。

 今回、報道各社に「個人の情報(実名や本人の顔)の報道は慎重に対応するよう協力を願いたい」と求めた。

 阪大病院などによると、女児は特発性拡張型心筋症と診断され、先月上旬に容体が悪化した。国内では小児用の補助人工心臓が未承認のため、脳梗塞(こうそく)のリスクが高い緊急用の人工心肺装置を使用したが、結局、重い脳梗塞を起こして死亡した。

 臓器提供後、ネットワークが両親のコメントの一部を削除して公表していたことが判明している。削除部分で両親は、小児用の補助人工心臓が未承認である現状の改善を求めていた。

 【おことわり】臓器移植法ガイドラインで臓器提供者と移植患者に互いの情報が伝わらないよう規定されているため、臓器提供者と家族を匿名にします。(産経新聞、2015.1.16)


 大阪大病院で心臓移植の待機中に脳死と判定され、肺などの臓器を提供した6歳未満女児の両親は16日、予定していた実名を明らかにしての記者会見を中止した。「日本の移植医療の役に立ちたい」として脳死臓器提供が少ない現状を訴える予定だったが、女児の心臓移植を支援した団体によると、阪大病院から中止を求められたという。

 阪大病院は毎日新聞の取材に「医師が不在で対応できない」としており、19日に記者会見して説明する。

 支援団体の理事によると、葬儀前の16日午前、阪大病院の医師から理事や両親の携帯電話に複数回、電話があったという。両親は理事に「病院からの電話もあり、今日は事を荒立てたくなかった」と説明したという。

 母は葬儀後、報道陣に「いろいろな思いはあるが、今日は(娘を)送り出す日にしたい」と話し、記者会見を見送った。両親の関係者によると、16日夕、阪大病院の医師が両親らを訪ね、今後の対応を相談した。両親らは「阪大病院には感謝している」などと話したという。

 移植医療では、臓器提供者側と移植患者側が知り合わないよう細心の注意が払われており、日本臓器移植ネットワークは実名など個人が特定される情報を伏せている。両親は15日、支援団体を通じて実名を明らかにし、葬儀後に記者会見するとしていた。毎日新聞は匿名で報じる予定だった。(毎日新聞、2015.1.16)


 大阪大病院で脳死と判定され、肺と肝臓、腎臓を提供した6歳未満の女児の葬儀が16日、東海地方で営まれた。両親が報道陣の取材に実名で応じ、母親が「多くの友達や支えてくれたたくさんの人に温かく送り出していただけることに感謝の気持ちでいっぱい」と語った。

 子どもへの臓器提供が可能になった2010年の改正臓器移植法施行後、提供した側の家族が公の場で発言するのは初めて。報道陣の質問には答えなかった。

 関係者によると、女児の両親は国内での臓器提供が少ない現状を懸念。臓器提供を承諾した思いなどを語ると、前日に報道陣に伝えていた。

 移植法の運用指針は、臓器提供者に関する情報と移植患者に関する情報が相互に伝わることのないよう、細心の注意を払うことを求めている。両親が実名を公表したことについて、厚生労働省移植医療対策推進室は「法律で禁止するものではないが、今回の移植で臓器提供を受けた側への影響を懸念している」としている。日本臓器移植ネットワークは、「慎重な対応」を報道各社に要請した。

 女児は、心臓の筋肉が薄くなってポンプ機能が低下する拡張型心筋症だった。海外での心臓移植を望んで補助人工心臓を付けて待機していたが、心臓でできた血栓が脳で血管を詰まらせる心原性脳梗塞を起こして13日に脳死と判定された。

 女児から摘出された肺は特発性間質性肺炎の女児(8つ)、肝臓は肝移植後グラフト機能不全の50代女性に移植された。腎臓は慢性糸球体腎炎の40代女性と慢性腎不全の60代女性に移植された。(中日新聞、2015.1.16)


 受給者(レシピエント)側の負担を考えて完全匿名となっている移植制度。この禁忌を破ってまでも女児の両親が訴えたかったのは臓器提供の少なさと子供用補助人工心臓が使用できない現状でした。

 「ドイツ・ベルリンハート社製小児用補助人工心臓の使用」という具体的解決策があったのも関わらずデバイス・ラグの犠牲となり、しかもその理由が「市場規模が小さく利潤が出ないとして、多くの企業は長い間、導入に尻込みしていた」(産経新聞)という理不尽。日本臓器移植ネットワークの要請を拒否せざるを得ない理由はここにあります。

 小児用補助人工心臓は今夏にも認可されるようですが、同種問題はこれからも起こり続けるでしょう。訴訟を恐れる企業と厚労省の尻を叩く政治家が増えないとどうにもならず、その意味で世論喚起は必要といえます。女児のご冥福を心よりお祈ります。


<参照>
国立循環器病研究センター 小児用補助人工心臓の治験実施について
ウィキペディア 補助人工心臓
ウィキペディア 日本臓器移植ネットワーク
posted by リュウノスケ at 13:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする