2014年07月26日

岩瀬仁紀通算400セーブ達成

 <中日7−5巨人>◇26日◇ナゴヤドーム
 中日岩瀬仁紀投手(39)がプロ野球史上初の通算400セーブを達成した。巨人に3点リードの9回2死走者なしから、3連打を許して1点を返された。盗塁などで2死二、三塁となったが、最後は阿部を空振り三振。投球バランスを崩しながらのスライダーが微妙にタイミングを狂わせた。

 マスクをかぶった谷繁兼任監督やナインから祝福された岩瀬は「ホッとしているというか、うまくいかないなというか」と、1失点でのセーブに照れ笑い。バランスを崩したウイニングショットには「スライダーを投げたんですけど、こけちゃいました」と笑った。

 中日は4連勝で首位巨人に4・5ゲーム差となった。(日刊スポーツ、2014.7.26)


 まさに前人未到の大記録。因みに2位は高津臣吾の286セーブでありいかに岩瀬の記録が突出しているのか分かります。全盛期は球威に加えて絶妙の制球で一切投げミスをせず1イニング打者3人に対して打そうな球が1球もこないというシーンをずいぶん見せつけられました。

 今日はピンチだったようですが、球威が落ちてもテクニックで誤魔化せるのでまだまだ記録を伸ばすでしょう。恩師落合博満の言うように500セーブも可能なんじゃないでしょうか。


<参照>
日刊スポーツ スコア速報 中日対巨人 【試合終了】 中日5勝9敗0分け ◇公式戦◇開始15時00分◇ナゴヤドーム◇観衆38116人 2014年07月26日18時56分03秒更新
ウィキペディア 岩瀬仁紀
posted by リュウノスケ at 19:53| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大阪幼児虐待死事件最高裁判決要旨

 幼児虐待死事件をめぐる24日の最高裁判決は次の通り。

 【最高裁の判断】

 わが国の刑法は幅広い法定刑を定めており、その上で裁判では当該行為にふさわしいと考えられる刑が言い渡されるが、裁判例が集結されることで、犯罪類型ごとに一定の量刑傾向が示されることになる。そうした先例は量刑を決める際の目安にされるという意義がある。量刑が裁判の判断として是認されるためには、量刑要素が客観的に適切に評価され、結果が公平性を損なわないものであることが求められる。過去の量刑傾向を視野に入れることは、判断プロセスが適切だったことを担保する重要な要素と考えられる。

 裁判員裁判で、制度導入前の量刑傾向の厳密な調査・分析は求められていないし、まして従うことまで求められているわけではない。しかし、裁判員裁判といえども、他裁判の結果との公平性が保持された適正なものでなければならないことは言うまでもない。これまでのおおまかな量刑の傾向を裁判体の共通認識とした上で、これを出発点として当該事案にふさわしい評議を深めていくことが求められている。

 一審判決は、今まで以上に厳しい罰を貸すことが法改正や社会情勢に適合するなどとして、検察側の求刑を大幅に超過し法定刑の上限に近い判決を導いた。これまでの傾向に必ずしも同調せず、そこから踏み出した重い量刑が相当だと考えていることは明らかだ。これまでの傾向を変容させる意図を持って量刑を行うことも、裁判員裁判の役割として否定はされないが、そうした量刑判断が公平性の観点からも是認されるには、従来の傾向を前提とすべきではない事情があることについて、具体的、説得的に説示されるべきだ。

 これを本件についてみると、指摘された社会情勢などの事情を本件の量刑に強く反映させ、これまでの量刑の傾向から踏み出し、公益の代表者である検察官の懲役10年という求刑を大幅に超える懲役15年という量刑にすることについて、具体的、説得的な根拠が示されているとは言い難い。その結果、本件第一審は、甚だしく不当な量刑判断に至ったものというほかない。法定刑の中において選択の余地のある範囲内に収まっているというのみで、合理的な理由なく一審判決の量刑を是認した原判決は、甚だしく不当であって、破棄しなければ著しく正義に反すると認められる。

 よって一審判決を破棄、父親は懲役10年とし、母親は実際には暴行していないことを踏まえ懲役8年とする。裁判官全員一致の意見。

 【裁判長の補足意見】

 量刑は裁判体の直感で決めればよいのではなく、客観的な合理性がなければならない。裁判員裁判を担当する裁判官は、評議では個別の事案に即して必要な事項を裁判員に丁寧に説明し、理解を得て進めることが必要である。

 量刑傾向に拘束力はないし、社会情勢や国民意識の変化で徐々に変わり得るが、処罰の公平性は刑事裁判全般での基本的要請で、同種事犯の量刑傾向を考慮に入れて判断することの重要性は裁判員裁判でも変わらない。そうでなければ、評議は直感による意見交換になってしまうだろう。

 裁判官としては、おおまかな量刑の傾向を紹介し、全体の共通認識としたうえで評議を進めるべきだ。そうした過程を経て量刑傾向が変わるなら、それこそ国民の感覚を反映した判断で、裁判員裁判の健全な運営だ。本件では、裁判官と裁判員との量刑評議が、必ずしもあるべき姿に沿った形で進められなかったのではという疑問がある。(山陽新聞、2014.7.25)
posted by リュウノスケ at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする