2014年04月20日

商船三井中国でタンカー差し押さえられる

 中国の上海海事法院(裁判所)は20日までに、1930年代の船舶賃借をめぐり中国で行われた訴訟で敗訴したが、損害賠償の支払いに応じてこなかった商船三井の大型船舶1隻を浙江省の港で差し押さえたと発表した。戦時中の財産が損失を受けたとして、日本企業が中国国内で現有する財産が差し押さえられるのは極めて異例。

 靖国神社参拝など歴史問題で日中関係が悪化する中、中国当局による対日圧力の一環の可能性が高い。戦時中に日本へ強制連行された中国人元労働者らの提訴も相次いでおり、被告の日本企業を揺さぶる狙いもありそうだ。(時事通信、2014.4.20)

 
 中国当局は20日までに、海運大手の商船三井が中国で保有する船舶1隻を差し押さえると発表した。日中戦争が始まる直前に日本の海運会社に2隻を貸し出した中国企業の経営者の親族が、当時、未払いだった賃貸料や損失の賠償を同海運会社の流れをくむ商船三井に求めていた。中国側の裁判では商船三井の敗訴が確定しているが、同社が賠償に応じないため、異例の差し押さえとなった。

 上海海事法院(裁判所)が19日、商船三井が中国浙江省の港で保有するばら積み船「バオスティール・エモーション」の差し押さえ執行を発表した。中国の民間が起こした戦後賠償を巡る訴訟で、日本企業の資産が差し押さえられるのは初めてとみられる。

 商船三井の広報担当者は20日、「詳細について確認中」とするコメントを出した。

 中国メディアによると、中国企業は1936年に2隻の船舶を日本の海運会社に貸し出したが、翌年に日中戦争が始まり、日本軍が徴用、2隻とも沈没したという。

 戦後、この企業の経営者の親族が日本政府を相手取って日本で訴訟を起こしたこともあるが、訴えは認められなかった。このため、親族側は1988年に上海海事法院に賠償を求める訴訟を起こした。

 同法院によると、2007年に親族の訴えを認め、商船三井に約29億1600万円の支払いを命じた。10年には中国最高人民法院(最高裁)が商船三井の再審請求を棄却したことで判決が確定。その後も親族側と商船三井側は和解交渉も進めたが、折り合わなかったもよう。今後も商船三井が賠償に応じなければ、船舶が売却される可能性がある。(日本経済新聞、2014.4.20)


 尖閣問題で日中共同声明は完全に反故にされた格好となり、日帝時代に関する訴訟なら何でも原告が勝てる状況になりつつある中国。中韓の司法は反日姿勢を明確にしており、最早北朝鮮とスタンスは変わらないのではないか。韓国はもちろん巨大市場中国との商売を続けたい日本企業経営者はさぞや頭の痛いことでしょう。


 <中国「戦争賠償とは無関係」 船舶差し押さえで>
 中国外務省の秦剛報道局長は21日の記者会見で、上海の裁判所が戦後補償をめぐる訴訟に絡み、商船三井の船舶を差し押さえたことについて「この案件は一般的なビジネス契約上のもめ事であり、中日戦争の賠償問題とは関係ない」との主張を展開した。

 中国政府との関係を否定してビジネス上の個別の問題へと矮小化することで、中国は1972年の日中共同声明に反していないとアピールしたいようだ。

 秦氏は「中国は引き続き、外国から(中国に)投資している企業の合法的な権益を法に基づいて守る」とも強調した。(共同通信、2014.4.21)


<参照>
グーグル画像検索 「BAOSTEEL EMOTION」
posted by リュウノスケ at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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posted by リュウノスケ at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする