2013年08月30日

国税調査官OB税理士に情報漏洩

 大阪国税局の調査官と共謀し、税務調査で虚偽の答弁をしたとして法人税法違反容疑で大阪地検特捜部に逮捕されたOBの税理士細名高司容疑者(61)=兵庫県西宮市=が「税務署員10人に手当を渡している」と話していたことが29日、知人への取材で分かった。

 関係者によると、別の脱税指南事件で細名容疑者の関係先が家宅捜索された際、国税局の内部資料とみられる書類が数種類見つかっている。虚偽答弁容疑で共謀したとして逮捕された西税務署上席国税調査官の平良辰夫容疑者(43)を含め、複数の職員から漏えいした疑いもあり、国税当局は確認を急いでいる。(共同通信、2013.8.29)


 大阪国税局OBの税理士・細名高司被告(61)(法人税法違反で起訴)と共謀して細名被告の顧問先の会社に税務調査でうその受け答えをさせたとして、大阪地検特捜部は28日、西税務署上席調査官・平良辰夫容疑者(43)と細名被告を法人税法違反(虚偽答弁)容疑で逮捕した。

 平良容疑者は、この顧問先の税務調査に関する内部資料を細名被告に漏えいした疑いも持たれており、特捜部は2人の癒着の解明を進める。

 捜査関係者によると、平良容疑者と細名被告は共謀し、2011年7月にホストクラブ経営会社「M」(大阪市西区)が税務調査を受けた際、経営者に虚偽の売上額を回答させた疑い。2人は経営者に対し、脱税を認め、その額を少なく見せかけるよう指示していたという。平良容疑者は国税調査官の一人として調査に立ち会っていた。(読売新聞、2013.8.28)


 顧問先に脱税を指南したなどとして大阪地検特捜部に逮捕、起訴された元大阪国税局職員で税理士の細名高司被告(61)に、同局の調査官が企業の税務調査情報をまとめた内部資料を渡した疑いがあることが24日、関係者への取材で分かった。資料は細名被告の関係先から見つかり、顧問先の企業情報が記載されていた。

 国税当局は国家公務員法違反(守秘義務)などの容疑で調査し、処分を検討するとともに大阪地検特捜部と連携。細名被告と調査官との間で金品のやり取りがなかったか調べる。

 関係者によると、調査官は大阪市内にある税務署の法人課税部門に勤める40代の男性。細名被告が関与した一連の脱税事件の捜査過程で、同局の内部資料とみられる資料が流出しているのが明らかになった。

 資料は、調査官が勤める税務署管内にある細名被告の顧問先の調査資料で、同局が今後の税務調査の参考にするため、顧問先の経営状態などをまとめて作ったとみられる。

 このほかにも、細名被告の関係先からは同局が実施した税務調査の課税内容をまとめた表なども複数見つかったという。調査官が渡したのか不明だが、同局は内部資料が流出した可能性があるとみている。

 関係者によると、調査官は平成5〜6年、細名被告と同じ税務署に勤務。15〜19年に法人の悪質な税逃れなどを専門に扱う同局課税2部の資料調査課に在籍しており、細名被告の事務所に頻繁に出入りするのが目撃されていた。

 一方、細名被告は顧問先に対し、「マルサ(査察部)の話は取られへんけど、(税務調査を行う)資料調査課の話なら取れる」と吹聴していたという。(産経新聞、2013.8.24)


 顧問先に脱税を指南したとして法人税法違反罪などで起訴された大阪国税局OBの税理士細名高司被告(61)に、大阪市内の税務署に勤める40代の調査官が国税局の内部資料を流した疑いのあることが24日、分かった。

 資料は脱税指南事件の捜査で細名被告の関係先から見つかり、国税庁監察官と大阪地検特捜部が国家公務員法(守秘義務)違反の疑いもあるとみて調べている。金品のやりとりがなかったかも調べる。

 関係者によると、見つかったのは、調査官が勤務する税務署の管内にあり、細名被告の顧客である企業について、国税局が将来の税務調査のため経営状態などを調べて作ったとみられる資料。

 他に、既に税務調査を終えた企業の課税状況をまとめた表も複数見つかったが、調査官が関与したかは分かっていない。

 調査官は1993〜94年、細名被告と同じ税務署で勤務。現在は大阪市内の税務署の法人課税部門に所属している。

 細名被告は神戸税務署上席国税調査官だった98年、調査先の企業に知り合いの公認会計士をあっせんしたとして、国家公務員法違反(信用失墜行為)で懲戒免職された。特捜部が今年3月に法人税法違反容疑で逮捕、起訴した。(共同、日刊スポーツ、2013.8.24)


 国税調査官出身税理士が後輩に情報提供してもらっていたというニュース。ヤメ検弁護士が公判前に後輩検事と交渉して求刑を負けさせる談合行為がなぜ合法なのか私には全く理解できませんが、公務員がすでに組織と関係のない民間人と接触し利益供与することは市民感情として到底許されることではありません。

 国税・検察という国家権力の癒着はマスコミ・国会によってどこまでも暴かれるべきです。
posted by リュウノスケ at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする