2013年08月17日

エジプト暫定政府モルシ派デモ虐殺事件

 エジプトのモルシ前大統領の支持母体であるムスリム同胞団は、治安部隊によるデモ強制排除で数百人が死亡したことに抗議するため、16日金曜日正午の礼拝の後に、全国的な「怒りの数百万人デモ行進」を行うよう呼び掛けた。

 ムスリム同胞団は16日の声明で、「われわれの殉教者をめぐる痛みや悲しみはあるが、クーデター勢力による今回の犯罪は、彼ら(の統治)を終わらせようとするわれわれの決心を強化した」と表明した。

 国営テレビが伝えたところによると、内務省は政権側や行政庁舎に再び攻撃があった場合、治安部隊が実弾で反撃すると警告した。

 エジプト保健・人口省は、強制排除などに伴う衝突の死者数が623人になったと明らかにした。この他、数千人の負傷者が出ているとしている。

 だが、当局がまだ把握していない遺体は数百に上るとされ、ムスリム同胞団は、死者数は当局の発表をはるかに上回っていると主張している。

 エジプト情勢の混乱を受け、国連安保理は緊急会合を開催。国連安保理はエジプトのデモ強制排除を受け、国内のすべての関係者に対し暴力の停止と最大限の自制を求めた。

 国連安保理はエジプト情勢を協議。アルゼンチンの国連大使は協議後、記者団に「エジプトの暴力停止と最大限の自制が重要だというのが、安保理の見解だ」と述べた。

 オバマ米大統領は15日、エジプト暫定政権によるモルシ前大統領支持派の強制排除を激しく非難するとともに、来月予定されていたエジプト軍との合同軍事演習を中止したと明らかにした。

 大統領は休暇先のマサチューセッツ州マーサズビンヤード島で「米国はエジプト暫定政権および治安部隊の行動を激しく非難する」とし、「われわれは市民への暴力を非難し、平和的な抗議活動の権利を含め、人間の尊厳に不可欠な普遍的権利を支持する」と述べた。

 一方、エジプト政府は16日声明を発表し、オバマ米大統領の発言について「事実」に基づいていないと反論し、暴力的な集団を勢いづかせると批判。エジプトは現在、「テロリストによる行動」に直面していると主張した。

 ムスリム同胞団の支持者ら数百人は15日、カイロにある政府の建物を襲撃、放火した。国内第2の都市、アレクサンドリアでも、前大統領の復権を求めて数百人が行進するなど混乱が広がっている。(ロイター、2013.8.16)


 【カイロ=宮下日出男】エジプトのクーデターで失脚したモルシー前大統領の支持者らは16日、座り込みの強制排除を受けて大規模な抗議デモを首都カイロなどで実施、国内約20都市で治安部隊と衝突した。ロイター通信によると、首都カイロでは約50人が死亡、全土の死者は約70人に上るもようだ。内務省は同日、モルシー派が集まるカイロ中心部のラムセス広場周辺に近寄らないよう警告。デモ制圧のため、さらなる強硬手段に踏み切る可能性もある。

 デモは前大統領の出身母体、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が「怒りの金曜日」と位置づけて呼びかけた。

 カイロでは金曜礼拝を終えた前大統領支持者ら数千人が「軍の支配を打倒せよ」などと叫びながらラムセス広場に行進。軍は装甲車を配置し、一部の主要道路を封鎖するなどして警戒した。

 市内では銃声が相次いでおり、モルシー派の発砲も確認された。

 このほか衝突により、モルシー派は北部ドゥミヤートで8人、中部ファイユームと北部イスマイリーヤで各5人が死亡。イスマイリーヤでは警官1人も死亡した。強制排除以降の死者は少なくとも700人を超えたとみられる。抗議デモは北部アレクサンドリアなどにも拡大している。

 強制排除後、モルシー派は各地の行政施設などを襲撃。モルシー派はキリスト教の一派、コプト教会なども襲っており、暫定政権支持派は「明白なテロ行為」と批判している。

 独仏は16日、欧州連合(EU)外相による緊急会議を来週開くよう要請、エジプトとの関係を見直す必要があるとの見解で一致した。

 また、エジプトとの合同軍事演習中止を決めた米国に対し、暫定政権は「暴力的なグループを励ましかねない」と反論した。サウジアラビアは16日、改めて暫定政権への支持を表明した。

 米ゼネラル・モーターズ(GM)がカイロ郊外の組立工場の生産を停止するなど、経済的影響も拡大している。(産経新聞、2013.8.17)


 エジプトの暫定政府が、デモ隊を強制排除したことをきっかけに多数の死者が出ているにもかかわらず、アメリカのオバマ大統領が、巨額の財政援助を凍結する考えを示していないことに対して、アメリカのメディアは、暫定政府の強権的な手法を助長するものだとして批判を強めています。

 オバマ大統領は15日、「エジプトの暫定政府と治安部隊の行動を強く非難する」と述べて暫定政府の対応を初めて非難し、来月予定されていたエジプトとの合同軍事演習を中止すると発表しました。

 しかし、総額15億ドル(日本円でおよそ1500億円)に上る財政援助の見直しについては、「さらなる措置もあり得る」と述べるにとどまりました。

 これに対してアメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは、15日、「オバマ大統領は追加の措置を検討するよう指示したというが、財政援助の停止についてはひと言も口にしなかった」と批判しました。

 またワシントン・ポストも、「エジプトの暫定政府による人権侵害に厳しい姿勢で臨まなければ、アメリカは良心を捨てて敗北するのと同じだ」と批判したうえで、「まだエジプトに影響力を行使したいのならば、すぐにすべての援助を停止すべきだ」と主張しています。

 アメリカでは、議会からもエジプトの暫定政府に対するオバマ政権の姿勢に批判の声が上っていて、今後の対応が注目されます。(NHK、2013.8.16)


 モルシ前大統領支持派の座り込みを武力で排除したエジプト暫定政権。治安部隊の権限を強化する非常事態宣言を発令し、独善的な旧ムバラク政権時代をほうふつとさせるような強権的な手法に打って出た。反発したリベラル派の大物、エルバラダイ副大統領は辞表を提出。暫定政権は次第に軍政色を強めており、「アラブの春」が目指した民主化は大きく後退を余儀なくされている。

 「軍が唯一の支配者となった」−。非常事態宣言の発令を受け、モルシ氏の出身母体、イスラム組織ムスリム同胞団寄りの報道を続けてきた中東の衛星テレビ、アルジャジーラの解説者はこう指弾した。

 治安部隊は非常事態宣言により、治安維持や公共財産保護の名目で必要なあらゆる措置を取ることができる。令状なしでデモ隊を逮捕でき、同胞団メンバーやモルシ派に、より厳しい弾圧を行おうという暫定政権の意図は明らかだ。

 エジプトでは1981年のイスラム過激派によるサダト大統領暗殺事件で非常事態法が導入され、ムバラク独裁政権下で同胞団などの弾圧を誘発。同法は治安当局による拷問などの人権侵害の温床になり、2011年の革命後、暫定軍政下で昨年5月に失効するまで約31年間維持された。

 今回の非常事態「復活」で、同胞団は座り込みなどの表だった抗議行動が困難になり、組織内の急進勢力が、捨て身のテロ攻撃や武装闘争に走る可能性もある。

 ケリー米国務長官は非常事態宣言が「可能な限り速やかに解除されるべきだ」と指摘、国際社会にも懸念が広がった。

 エルバラダイ氏の辞表提出も情勢不安定化に拍車を掛ける要因だ。軍トップ、シシ第1副首相兼国防相は当初、自らが権力を握る意図は否定していたが、実際には暫定政権の事実上の最高実力者として強い影響力を行使する。

 エルバラダイ氏には、軍の“暴走”の歯止め役が期待されていたが、強制排除に反対する同氏の意見は聞き入れられず、同胞団との対話路線は頓挫。強硬策で流血の事態に突き進んだ。

 暫定政権が、軍人出身だったムバラク元大統領の時代のような激しい弾圧を行えば、国民の幅広い層から政権の正当性に疑義を唱える声が増えそうだ。

 カイロで14日の反政府デモに参加した教師ムハンマド・アブドさん(34)はこれまで、軍が示したロードマップに基づく憲法改正などの民主化プロセスはやむを得ないと感じていた。だが、多数の国民が犠牲になった強制排除を目にして考えを変え、「正統性を失った政権による民主化は受け入れられない」と吐き捨てるように話した。(カイロ共同=津村一史、山陽新聞、2013.8.16)


 <「同胞団」の解散命令を検討…エジプト暫定政府>
 【カイロ=工藤武人、酒井圭吾】エジプト暫定政府の報道官は17日の記者会見で、暫定政府がモルシ前大統領の出身母体であるイスラム主義組織、ムスリム同胞団の解散に向けた検討作業を進めていることを明らかにした。

 同報道官によると、同胞団の解散はビブラーウィ暫定首相が提案した。解散命令が出されれば同胞団側の反発は必至で、エジプト情勢は一層混迷を深める可能性がある。

 同報道官はまた、モルシ前大統領支持者の強制排除を受けた全土での衝突で、16〜17日に173人が死亡し、1373人が負傷したと発表した。カイロ中心部だけで95人が死亡したとしている。14日からの強制排除以降の全土での死者数の累計は750人を突破した。

 国営テレビは17日、治安部隊が同日午後、モルシ派約500人が立てこもっていた、カイロ中心部ラムセス広場近くのファタハ・モスクを制圧したと伝えた。同テレビは死傷者の有無には言及していない。

 モルシ派は17日夕に北部アレクサンドリアなどでデモを計画しており、衝突が繰り返される恐れがある。(読売新聞、2013.8.18)


 <シナイ半島北部で警官24人死亡、イスラム過激派の奇襲で=関係筋>
 エジプト・シナイ半島北部のラファ近くで19日、少なくとも24人の警察官がイスラム過激派による奇襲で死亡した。医療関係者や治安筋が明らかにした。

 このほか、3人の警察官が負傷した。

 治安筋によると、警察官はラファにある兵舎に向かう途中に、過激派によってマシンガンやロケット推進式手りゅう弾で攻撃された。当初の報道では、爆発によって犠牲者が出たとされていた。

 軍が7月3日にモルシ前大統領の権限を剥奪して以降、シナイ半島北部ではイスラム過激派による攻撃が激化している。

 治安部隊によるモルシ前大統領の支持母体、「ムスリム同胞団」の取り締まり強化で、この1週間で少なくとも850人が死亡した。これには70人の警察官と兵士が含まれている。(ロイター、2013.8.19)


 <ムスリム同胞団最高指導者を逮捕 エジプト治安部隊>
 【カイロ共同】エジプト国営メディアは20日、治安部隊がモルシ前大統領の出身母体、イスラム組織ムスリム同胞団の最高指導者、バディア氏を首都カイロのナセルシティーで逮捕したと報じた。暫定政権が弾圧を強めた形で、同胞団にとっては大きな痛手となる。

 暫定政権は17日、法的措置により同胞団に解散命令を出すことを検討していると表明していた。

 バディア氏は反モルシ派が6月に銃撃され、死亡した事件に関与したとして、殺人教唆の罪で同胞団のシャーテル副団長らと共に訴追。今月25日に初公判が設定されている。(共同通信、2013.8.20)


 <騒乱に便乗、博物館、丸ごと略奪 ミイラや木棺など千点>
 古代エジプトの文化財を収蔵する同国ミンヤ県のマラウィ国立博物館が先週、騒乱の中で襲撃され、「聖獣」とされるヒヒなどのミイラや彩色木棺などほとんどの収蔵品が盗まれたことが分かった。博物館が丸ごと略奪されるという同国で前例のない被害で内外の関係者に衝撃を与えている。

 地元メディアによると、事件があったのは、首都カイロでモルシ前大統領支持派が強制排除された14日の夜から15日にかけての間とみられる。考古省の暫定的な調査によると、収蔵品1089点のうち1040点が盗まれ、重くて持ち去られなかった像などは傷つけられていた。これまでに返還、回収されたのはごく一部にとどまっている。

 考古省や地元メディアは事件前に博物館の庭で座り込みをしていたモルシー派の関与を指摘しているが、犯人は不明。事件の際、警備員が射殺され監視カメラも破壊されていた。マラウィは紀元前14世紀の首都。所蔵品には王女の石像や、トキに金箔を施したミイラなどが含まれる。(共同、産経新聞、2013.8.20)


<参照>
ウィキペディア ムハンマド・ムルシー
ウィキペディア ムスリム同胞団
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日本テレビ「キモイマン」強制わいせつ事件

 日本テレビ社員、小林正典容疑者(46)(東京都港区高輪)が警視庁麻布署に強制わいせつ容疑で逮捕されていたことが同署幹部への取材でわかった。

 逮捕は14日。調べに対し、容疑を否認しているという。

 同署幹部によると、小林容疑者は今月5日未明、港区のホテルで少女(19)に強引にキスをしたり、胸を触ったりするなど、わいせつな行為をした疑い。少女とは知人の紹介で知り合ったという。

 日本テレビ総合広報部は「当社の社員が逮捕されたことは誠に遺憾。事実経緯の詳細が明らかになり次第、厳正に対処する」としている。(読売新聞、2013.8.16)


 日本テレビのバラエティー番組「恋のから騒ぎ」でプロデューサーを務めた同社社員の小林正典容疑者(46)=東京都港区=が、無理やり女性の胸を触ったなどとして強制わいせつ容疑で逮捕されていたことが警視庁麻布署への取材で分かった。同署によると、小林容疑者は「胸は触っていない」と否認しているという。

 逮捕容疑は5日未明、港区のホテルで知人女性(19)を押し倒し、無理やり胸を触ったり、キスをしたりしたとしている。女性は同日、被害届を出した。

 小林容疑者は、2011年まで放送されていた「恋のから騒ぎ」で「キモイマン」として出演もしていた。日本テレビは「社員が逮捕されたことは遺憾。事実の詳細が明らかになり次第、厳正に対処する」とコメントした。(毎日新聞、2013.8.16)


 知人の女性(19)の胸を無理やり触ったなどとして、警視庁麻布署は16日までに、強制わいせつの疑いで東京都港区高輪、日本テレビ社員小林正典容疑者(46)を逮捕した。

 逮捕容疑は5日未明、港区内のホテルで女性をベッドに押し倒し、胸を触ったりキスをしたりした疑い。女性がホテルの部屋から逃げ出して同署に駆け込み、被害届を提出した。

 麻布署によると、小林容疑者は女性と7月に合コンで知り合った。犯行前日の4日夕に「食事をしよう」と女性を呼び出し、ホテル内で食事をした後「もう少し話をしよう」と部屋に連れ込んだ。

 小林容疑者は「キスは相手も納得していた。胸は触っていない」と容疑を否認している。

 バラエティー番組「恋のから騒ぎ」(2011年3月終了)のプロデューサーを務め「キモイマン」として出演もしていた。同局関係者らによると、小林容疑者は独身。現在は制作の現場を離れており「精神的な疲労もあり、部署が替わったようだ」という。

 小林容疑者をよく知る関係者は「穏やかで優しい人。逮捕されたと聞いてびっくりしている」と驚いていた。日本テレビは「社員が逮捕されたのは遺憾だ。詳細が明らかになり次第、厳正に対処する」としている。(スポニチ、2013.8.17)


 日本テレビの人気テレビ番組「恋のから騒ぎ」のプロデューサーだった男が、強制わいせつ容疑で逮捕された。知人の少女(19)の胸を触ったなどとして、東京都港区高輪、日本テレビ社員小林正典容疑者(46)が、強制わいせつの疑いで逮捕されていたことが16日、警視庁への取材で分かった。

 麻布署によると、小林容疑者は5日未明、港区内のホテルの一室で、少女をベッドに押し倒し、無理やり胸をもんだり、キスをした疑いがある。小林容疑者は「キスは同意をしていた。胸はもんでいない」と容疑を否認しているという。

 署によると、小林容疑者は知人の紹介で少女と知り合い、この日はホテルのレストランで2人で食事をしていたという。小林容疑者は、少女に酒を飲ませた上で、「ちょっと休もうか」と予約してあった部屋に誘い、犯行に及んだという。

 胸を触られた少女は、抵抗して部屋から逃げ出して麻布署に被害を相談。8日に被害届を提出していた。

 小林容疑者は11年に放送が終了したバラエティー番組「恋のから騒ぎ」のプロデューサーを務め、同番組に「キモイマン」として出演していた。日本テレビ総合広報部は、「当社の社員が逮捕されたことはまことに遺憾です。事実、経緯の詳細が明らかになり次第、厳正に対処いたします」とコメントした。(日刊スポーツ、2013.8.17)


 日本テレビで放映されていた人気番組「恋のから騒ぎ」のプロデューサーで同テレビ社員、小林正典容疑者(46)が16日までに、19歳女性に対する強制わいせつの疑いで警視庁麻布署に逮捕された。小林容疑者は同番組では「愛の説教部屋」コーナーで、女性陣から気味悪がられる「キモイマン」として出演もしていた。コーナーではダメ出しされた女性が司会の明石家さんまから説教されていたが、今度は自らが“説教部屋”行きとなりそうだ。

 女性出演者たちから徹底的に嫌われる「キモイマン」が、実生活でも“キモイ”事件を起こした?!

 麻布署によると、小林容疑者は5日未明、7月に都内で行われたイベントパーティーで知り合った女性(19)を港区内のホテルに食事に誘い、ホテルの一室で無理やりベッドに押し倒し、胸を触り、キスをした疑い。出会ってまだ2回目での突然のご乱行に、怒った女性は騒いでホテルから逃げ出し、同日、被害届を出していた。

 小林容疑者は同署の調べに対し「胸はもんでいない」とし、キスについても「無理やりじゃない」と容疑を否認している。

 小林容疑者は、1994年から2011年まで放送されていた「恋のから騒ぎ」の担当プロデューサー。番組内で、司会の明石家さんまがトークでダメ出しをした女性陣の1人に説教する人気コーナー「愛の説教部屋」に、ある出演者から「キモイ」と言われたことがきっかけで、キャラクター「キモイマン」として登場していた。嫌われキャラで、さんまにはいつもたたかれる役だった。

 同番組は、オーデションで選ばれた一般女性をレギュラー出演させ、恋愛トークをさせるのがコンセプト。番組に出演したことをきっかけにメディア関係の仕事に就く女性も多く、小倉弘子や小林麻耶らはアナウンサー、小林麻央らはタレントになっている。

 人気番組の終了から2年して起きた不祥事。日本テレビは「社員が逮捕されたことは誠に遺憾です。事実関係の詳細が明らかになり次第、厳正に対処いたします」とコメントしている。

 恋のから騒ぎ

 日本テレビ系列で1994年4月から2011年3月まで土曜深夜に放映されていた恋愛トークバラエティー番組。明石家さんまが司会を務め、オーディションによる素人独身女性約20人やゲストが出演。女性は学生やOLなどが多く、約1年間で入れ替えをしていた。毎回、番組の最後にトークの内容が最悪の女性が「さんま愛の説教部屋」に連れて行かれ、仮装をしたさんまが説教した。(サンスポ、2013.7.17)


<参照>
ウィキペディア 恋のから騒ぎ
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橿原市中1女子生徒いじめ自殺事件

 今年3月、奈良県橿原市で飛び降り自殺した市立中学1年の女子生徒=当時13=の両親が16日、奈良市内で記者会見し、学校側が実施したアンケートの結果、女子生徒に対するクラス内でのいじめや部活動での先輩による暴力を見聞きしたと証言した生徒が、40人いたことを明らかにした。

 女子生徒の自殺について、市教委はいじめとの因果関係を認めておらず、両親は「いじめがあったなら素直に認めてほしい」と批判した。

 同席した代理人弁護士によると、学校側は5月に計442人を対象にアンケートを実施。その結果、女子生徒の様子に異変を感じたとする生徒は延べ111人に上り、このうちいじめや暴力を見たり、女子生徒本人から聞いたりしたことがあると答えた生徒は40人いた。「友人3人から無視されていた」「先輩から膝で腹を蹴られていた」という趣旨の記述もあったという。(時事通信、2013.8.16)


 奈良県橿原市で3月、市立中1年の女子生徒(当時13歳)が飛び降り自殺した問題で、市教委が同校の生徒にアンケートを実施したところ、女子生徒へのいじめをうかがわせる回答が伝聞を含め約40件あったことがわかった。市教委は「自殺との因果関係は現段階では不明で、第三者委員会の結論を待ちたい」としている。

 市教委によると、アンケートは5月中旬に実施。2、3年生計442人に無記名で、亡くなった生徒の学校での様子などを聞いた。

 その結果、「所属する部活動の先輩にふざけて暴力をふるわれていた」など、暴力に関する回答が7件、「一緒にいたグループから仲間外れになった」などの同級生間のトラブルに関する回答が7件あった。中には「先輩からいじめを受けていた」とする回答もあったが、具体的な内容は記されていなかったという。

 市教委は当初、生徒のプライバシー保護などを理由に結果を公表せず、「いじめをうかがわせる回答はあったが、自殺との因果関係は低い」(吉本重男・市教育長)としていたが、「自殺は、いじめが原因」と訴える遺族の要望を受け、7月下旬に遺族に開示した。

 遺族側の代理人弁護士は、複数の生徒が「先輩からおなかを殴られていた」「(友人の)3人から無視されていた」と回答していることから、「いじめがあったことは明らか」と指摘。遺族側は「学校側が隠蔽しているいじめの事実を知ってもらいたい」と、アンケート結果のうち、いじめを直接見聞きしたとする回答を16日午後、公表する。(読売新聞、2013.8.16)


 奈良県橿原市で市立中1年の女子生徒=当時(13)=が3月、自殺した問題で、遺族は16日、奈良市内で会見し、学校が実施したアンケートを公開した。無視や暴力など40件以上のいじめ証言のほか、自由記述欄には「話を聞いてあげればよかった」などと多くの友人らが後悔の気持ちをつづっていた。一方、生徒の家庭に関する「根も葉もない噂話」(遺族)も含まれ、遺族は「これ以上苦しめないで」と訴えている。

 「すごく悲しいです。早く声をかけていればと後悔しかありません」。ある生徒はクラスでの無視や、部活動での暴力を見聞きしていたと記述した上で、こう吐露した。泣いている姿を見たという生徒も「もっと早く気付くことができたと思うから悔しい」。

 別の生徒たちも「言ってくれれば体をはってでも助けた」「話を聞いてあげればよかった」と訴え、「会いたい」「もう1回しゃべりたい」と嘆いた。

 母親(44)が女子生徒の性格について「天真爛漫で笑顔を絶やさない子だった」と話すように、「いつも笑顔で明るい子」「笑顔から元気をもらっていたのに」といった生徒の明るい人柄をしのぶ記述も目立った。「私が休んでいたときに『大丈夫?話せるようになったらでいいから何でも言って』とメールをくれた」という感謝の思いも。ある生徒は「本当はつらかったのに、いつも明るくふるまっていた」と生徒の心情を思いやった。

 一方、アンケートには「親のことで悩んでいた」「お母さんに殴られたと聞いた」といった「家庭の問題」を指摘する記述も。しかし、大半は学校側が「噂話でも結構」とした伝聞情報の欄に記述。ある生徒は女子生徒がリストカットしたとの噂が流れ、確認したところ事実でなかったと指摘。「誰がそんなこと、言い始めたのかな。あと家庭内暴力の話も。学校側は何を元に言っているのかな」と疑問視した。実在しない彼氏に「暴力を受けていた」という記述もあった。

 「本当のことが知りたい」と詳しい調査を求める声も多かったが、アンケートの実施は自殺から1カ月半後、遺族への開示はさらに2カ月後。学校側の対応は後手後手に回った。「人が1人死なないと学校は対策をとらないんですか」と批判的な記述もあった。

 母親は「まな娘の突然の死で精神的にボロボロの状態の中で学校側の不誠実な対応と根も葉もない噂話で二重、三重に傷つけられている。これ以上苦しめないでほしい」と訴えている。(産経新聞、2013.8.16)


 奈良県橿原市立中学1年の女子生徒(当時13歳)が3月に自殺した問題で、学校が実施した無記名アンケート結果にいじめをうかがわせる内容が2件あることが分かった。上級生からの暴力や同級生による仲間外れで、複数の生徒が見聞きしたと回答した。遺族側がアンケート内容を独自に集計し、16日に記者会見して公表した。市教委は「自殺との因果関係については第三者委員会の結論を待つ」としている。

 アンケートは5月に、2、3年生442人を対象に実施。遺族側の要望で7月下旬、個人名を黒塗りにするなどして市教委が開示した。遺族側の集計によると、生徒40人が学校内で直接見聞きしたことを記述していた。このうち、「仲の良い友人3人から仲間外れにされていた」「所属していた部活動の先輩1人からふざけて暴力を受けていた」という内容の記述が複数あった。

 このほか、女子生徒が自殺する直前、スマートフォンの無料通信アプリ「LINE」に「『もうしんどい』と書いていた」、「友達関係や家族、部活で悩んでいた」との記述もあったという。

 遺族側は6月以降、市や市教委に公正中立な第三者委員会の設置を求めてきた。しかし、7月に発足した第三者委(4人)には直前まで市顧問だった弁護士が就任。遺族側の抗議で7月末に弁護士は辞任した。

 第三者委のあり方などについて、遺族側は市教委側と今後協議する見通しで、女子生徒の母親は「本当のことを調べて、二度と悲しい思いをする人がいなくなるよう学校の誠実な対応を願っている」と話した。(毎日新聞、2013.8.16)


 <中1自殺、いじめが一因 奈良県橿原の調査委>
 奈良県橿原市で2013年3月、公立中1年の女子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、市教育委員会の調査委員会(委員長・出口治男弁護士)は23日、同級生によるいじめや中傷、家族への不満などが自殺の要因となったとする報告書を公表した。学校がいじめを放置し、生徒の孤立感を深めたと認めた。

 事後対応では、学校や市教委が家庭に問題があったと即断したと批判。また、森下豊市長が遺族と対立し、調査委の結論を有利にしようと働き掛けたとして「真相解明を大きく遅らせ、早期に再発防止策を講じる機会を失わせた。子どもの自死を汚れた大人の論理でもてあそび、誠に許し難い」と批判した。(共同、東京新聞、2015.4.23)
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郷田マモラ暴行・傷害・強制わいせつ事件

 死刑囚と刑務官の交流を描いた漫画「モリのアサガオ」などで知られる漫画家の郷田マモラ(本名・上之郷守)被告(50)が、強制わいせつや傷害の罪などで東京地裁立川支部に起訴されていたことがわかった。

 起訴状などによると、郷田被告は4月21日ごろ、東京都国分寺市の郷田被告の事務所内で、女性の頭にボールを投げつけたうえで、「怒りで仕事が手につかない」などと脅し、わいせつな行為をさせたとされる。5月12日には同じ女性に対し、ボールを顔に投げつけ、胸を突き飛ばして転倒させ、頭を蹴るなどしてけがを負わせたとされる。

 郷田被告には、監察医を描いた「きらきらひかる」や、裁判員制度がテーマの「サマヨイザクラ」などの作品もある。「モリのアサガオ」は、2007年度の文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した。(朝日新聞、2013.8.15)


 死刑制度がテーマの漫画「モリのアサガオ」などの作品で知られる漫画家の郷田マモラ(本名・上之郷守)被告(50)が、女性にわいせつな行為をしたなどとして逮捕、起訴されていたことが14日、わかった。

 捜査関係者によると、郷田被告は今年4月21日頃、東京都国分寺市内の郷田被告の事務所で、女性にボールを投げつけ、女性を脅してわいせつな行為をし、5月12日にも同じ女性にボールを投げつけ、突き飛ばして2週間のけがを負わせたとして、小金井署が逮捕。東京地検立川支部が6月25日と7月12日、暴行と強制わいせつ、傷害の罪で東京地裁立川支部に起訴した。

 郷田被告は、監察医が主人公の「きらきらひかる」や、裁判員裁判がテーマの「サマヨイザクラ」を描くなど社会派の漫画家として知られ、「モリのアサガオ」では文化庁メディア芸術祭大賞を受賞している。(読売新聞、2013.8.15)


 社会派の漫画家が、わいせつ行為をした疑いで逮捕されていた。死刑制度をテーマにした漫画「モリのアサガオ」などの作者として知られる郷田マモラ(本名・上之郷守)被告(50)が女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁に逮捕され、東京地検立川支部が強制わいせつや傷害などの罪で起訴していたことが15日、分かった。

 起訴状によると、郷田被告は今年4月21日ごろ、東京都国分寺市の個人事務所で女性の頭部に野球の硬式ボールを投げつけ、「怒りで仕事が手につかない。どうしてくれるんや」などと女性を脅して、わいせつな行為をしたという。また、5月12日にも同じ女性の顔面に硬球を投げつけ、胸を突き飛ばして転倒させ、頭を蹴るなどして、全治2週間のけがをさせたとしている。警視庁小金井署が6月5日に逮捕した。

 郷田被告は07年、「モリのアサガオ」で文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。ほかに裁判員制度を題材にした「サマヨイザクラ」、監察医を描いた「きらきらひかる」などの社会派作品がある。これらを出版する双葉社の広報は「発売中の作品については、裁判の推移を見ながら、今後どうするか検討したい」と話した。

 ◆郷田(ごうだ)マモラ 本名・上之郷守(かみのごう・まもる)。1962年(昭37)三重県伊勢市生まれ。大阪総合デザイン専門学校卒業後、93年に「虎の子がゆく!」と「花の咲く庭」を漫画誌に投稿し、入選。漫画家を始める。「きらきらひかる」は98年にテレビドラマ化。幽霊が見える監察医が主人公の「MAKOTO」は05年に映画化。穂先が1センチの面相筆を使うことで知られる。(日刊スポーツ、2013.8.16)


<参照>
ウィキペディア 郷田マモラ
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警察庁広域重要指定118号事件死刑囚獄死

 宮城刑務所仙台拘置支所は15日、1986〜91年に岩手・福島・千葉の3県で3人を誘拐して2人を殺害した警察庁指定118号事件の迫康裕死刑囚(73)が、収容中の病棟で病死したと発表した。死因は急性肺炎。確定判決によると、迫死刑囚は他の2人と共謀し、86年に盛岡市の金融業者の男性(当時41歳)を、89年に福島県郡山市の塗装会社社長の男性(同48歳)を誘拐し、現金を奪って殺害するなどした。(毎日新聞、2013.8.15)


 岩手、福島、千葉の3県で昭和61年から平成3年にかけて、会社社長ら3人が誘拐され、うち2人が殺害された警察庁指定118号事件で、強盗殺人罪などに問われて死刑が確定した元塗装工の迫康裕(さこ・やすひろ)死刑囚が15日、急性肺炎のため収容先の宮城刑務所仙台拘置支所で死亡した。73歳だった。

 同拘置支所によると、迫死刑囚は先月末から体調を崩し、12日に医務棟に移っていた。

 確定判決によると、迫死刑囚と元岩手県警警察官ら3人は昭和61年、盛岡市の金融業者の男性を、平成元年に福島県郡山市の塗装会社の男性社長を誘拐し、現金を奪い殺害。さらに迫死刑囚は3年に千葉県市原市の塗装業者を誘拐し、2千万円と引き換えに解放した。16年に死刑判決が確定していた。

 今年3月には、元警察官とともに福島地裁に再審請求を申し立てていた。(産経新聞、2013.8.16)


<参照>
ウィキペディア 警察庁広域重要指定118号事件
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山口冨士夫傷害致死事件

 「村八分」「裸のラリーズ」などのロックバンドで活躍したミュージシャンの山口冨士夫さんが14日、都内の病院で死去した。64歳だった。

 警視庁福生署によると、山口さんは先月14日深夜、東京都福生市の路上で、米国人の大学生の男(32)に突き飛ばされて後頭部を打った。病院で急性硬膜下血腫と診断され、一時意識不明の状態だったという。男は傷害容疑で逮捕され、今月9日に傷害罪で起訴された。

 1967年に「ザ・ダイナマイツ」のギタリストでデビュー。69年に故・柴田和志さんらと「村八分」を結成し、「はっぴいえんど」などと共に、当時は珍しかった日本語のロックを展開した。葬儀は近親者のみで営み、後日、お別れの会を開く。(朝日新聞、2013.8.15)


 「ザ・ダイナマイツ」「村八分」などのロックバンドで活躍した名ギタリスト、山口冨士夫さんが14日午後9時30分、脳挫傷のため東京都福生市の病院で死去した。64歳。東京都出身。葬儀は近親者のみで行い、後日「お別れの会」を開く。喪主は同居している朝倉祐子(あさくら・ゆうこ)さん。

 15日午前8時48分、山口さんのブログに、ザ・ダイナマイツのベーシストで近年も音楽活動をともにしていた吉田博が「昨夜9時半、冨士夫は永眠しました。(中略)本当に残念でなりません」と、突然の訃報(ふほう)を書き込んだ。

 警視庁福生署によると山口さんは7月14日、福生市のJR福生駅前路上で米国人の男(32)に暴行され、頭を打って一時意識不明となった。男は傷害容疑で逮捕、起訴された。山口さんの事務所によると、タクシー待ちの際にトラブルに巻き込まれたという。

 山口さんは1967年、グループサウンズのザ・ダイナマイツでデビュー。69年の解散後に結成した伝説のロックバンド・村八分は、後進に大きな影響を与えた。80年代以降もバンド「裸のラリーズ」加入、バンド「TEARDROPS」結成、故忌野清志郎さんやシーナ&ザ・ロケッツらとの共演と活躍。昨年9月のブログで、2007年ごろから大病を患っていることを明かしていた。(デイリースポーツ、2013.8.16)


<参照>
ウィキペディア 山口冨士夫
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高崎一郎逝去

 深夜ラジオ番組の草分け「オールナイトニッポン」の初代パーソナリティーや、テレビ東京の夕方ワイド番組「レディス4」の司会などで知られた高崎一郎(たかさき・いちろう、本名俊威=としたけ)さんが10日午前3時38分、老衰のため死去した。82歳。ロンドン出身。葬儀・告別式は近親者で執り行われた。後日、お別れの会を開く。

 大学留学した米国から帰国後、1954年、プロデューサーとしてニッポン放送に入社。67年に始まった「オールナイトニッポン」には企画段階から関わった。

 その後はテレビ界に進出。69年、フジテレビのバラエティー番組「オールナイトフジ」の初代司会者を務めた。

 テレビを活用した通信販売事業にも着目。三越専務(後に社長)の岡田茂氏とともに70年、日本初というテレビショッピングコーナーを含むフジテレビ「東京ホームジョッキー」を立ち上げた。この功績を買われ、三越の顧問に。また、パシフィック音楽出版(現フジパシフィック音楽出版)社長も務めた。

 テレビ東京「レディス4」のメーンキャスターは番組開始の83年5月2日から健康上の理由で降板する2003年2月28日まで19年間4958回にわたって務め、長くお茶の間に親しまれた。(スポニチ、2013.8.15)


 高崎一郎さんのご冥福を心よりお祈りします。


<参照>
ウィキペディア 高崎一郎
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第2回ブラック企業大賞2013

2013年8月11日日曜日
決定!ブラック企業大賞2013 大賞・各賞

【速報】
2013年8月11日、「ブラック企業大賞2013」授賞式を開催いたしました。

ノミネート企業8社から、以下のとおり大賞・各賞を決定し、「表彰」させていただきました。

詳細内容などは後日ウェブサイトにUPいたしますのでそちらも併せてご覧ください。

★ブラック企業大賞 2013 受賞企業一覧★

【大賞】 ※一般投票賞とのダブル受賞
ワタミフードサービス株式会社

【業界賞】
アパレル業界:クロスカンパニー株式会社

【特別賞】
国立大学法人 東北大学

【教育的指導賞】
株式会社ベネッセコーポレーション
(ブラック企業大賞公式HP、2013.8.11)


2013年6月27日木曜日
ノミネート企業発表!!&ウェブ投票もスタートします!
第2回 ブラック企業大賞2013 ノミネート企業 発表!

6月17日、記者会見を行ない、下記のとおり「第2回ブラック企業大賞2013」のノミネート企業8社を発表いたしました。ウェブからの投票もあわせて開始いたしますので、ぜひご参加ください。

1.ワタミフードサービス株式会社
居酒屋チェーンや介護事業を全国展開している同社では、2008 年6 月に正社員だった森美菜さん(当時26 歳)が、厚生労働省が定める過労死ライン(月80 時間の残業)をはるかに上回る月141 時間の残業を強いられ、わずか入社2 カ月で精神疾患と過労自殺に追い込まれた。昨年2 月に労災認定されたあとも、同社は責任を認めることなく、創業者である渡辺美樹会長は遺族からの求めに応じず、いまだに面談も謝罪も拒否している。 亡くなった森美菜さんは連続7 日間の深夜労働、午後3 時から午前3 時半の閉店まで12 時間働かされた。閉店後も遠く離れた社宅には始発電車まで帰ることもできず、休憩室のない店舗で待つしかなかった。ほかにも休憩時間が取れない、休日出勤、強制的なボランティア活動、早朝研修、給料から天引きで買わされた渡辺会長らの著書の感想文提出などで疲労は蓄積した。残業に関する労使協定(36 協定)も店長が指名したアルバイトに署名させるという違法行為が労働基準監督署から是正指導を受けた。

遺族と支援する労働組合は、森美菜さんの労働実態と原因の解明のために経営者ら責任ある立場の人との面談を同社に求め続けているが、同社は顧問弁護士のみとの面談を除いて応じる姿勢を見せていない。逆に同社は昨年11 月、遺族を相手取って同社が支払うべき損害賠償金の確定を趣旨とした民事調停を申し立てた。

報道によると、同社が全社員に配布している「理念集」という冊子には「365 日24 時間死ぬまで働け」と書かれているという(『週刊文春』2013 年6 月13 日号)。


2.株式会社クロスカンパニー
人気女優の宮崎あおいをCM起用したメインブランド “Earth Music&Ecology”で若い女性に人気の企業であり、また、店舗従業員も含めて、全員が正社員として雇用されているとして一部で「女性社員の働きやすい企業」として宣伝されている企業だが、その労務管理には、大きな問題があった。

2011年2月9日、立川労働基準監督署は、入社1年目の女性正社員(2009年10月死亡)が極度の過労・ストレスにより死亡したとして労働災害として認定している。この女性社員は、大学を卒業した年である2009年4月にクロスカンパニーに入社。同年9月に都内の店舗の店舗責任者(店長)に任命された。店長就任以来、日々の販売の他に、シフト・販売促進プランの入力、レイアウト変更、メールによる売り上げ日報・報告書の作成、本社のある岡山での会議出席などに追われた。スタッフが欠勤連絡のために、深夜0時や早朝5時に携帯電話に送ってくるメールにも自宅で対応しなければならなかった。勤務シフトは通常3〜5人で組まれていたが、相次いで3人退職した後も会社は人員を補充しなかった。売り上げ目標達成に対する上司からの追及は厳しく、マネージャーから店長に「売上げ未達成なのによく帰れるわねぇ」という内容のメールが送られてきた。亡くなった女性のノートには、本社のある岡山での会議で「売り上げがとれなければ給料も休みも与えない」旨の指示があったことが記されている。この女性は、働いても働いても売り上げ目標が達成できないので、2009年9月には、売上額を上げるために自分で計5万円以上も自社商品を購入していた。彼女の2009年9月の時間外労働は、労働基準監督署の認定した時間だけでも少なくとも111時間以上だった。そして、極度の疲労・ストレスの中、2009年10月に亡くなった。


3.株式会社ベネッセコーポレーション
2009年、人事を担当する人財部のなかに「人財部付」という部署が新設された。ここに配属された女性社員は、「あなたたちには問題があります。受け入れ先を獲得する活動をしなさい」と上司から指示された。電話に出ないように指示され、名刺も持たされなかった。社内ネットにもアクセスさせなかった。自分を受け入れてくれる部署をさがす「社内就職活動」をしながら単純作業をするように命じられていた。また、他部署をまわって雑用をもらってくることも命じられた。仕事の大半は、段ボール箱の片づけや懐中電灯へのテプラ貼りなどの単純作業だった。「再教育」は名ばかりで、単純作業をやらせることによって、社内には仕事がなく、退職以外には方法がないと思い込ませる場として設置されていた。ベネッセ側は、「『人財部付』は従業員の配属先を決めるまでの一時的な配属先。退職を勧めるための場ではない」と主張していた。

2012年8月、東京地裁立川支部判決(中山典子裁判官)は、人財部付が「実質的な退職勧奨の場となっていた疑いが強く、違法な制度」と判断し、この部署への異動も「人事権の裁量の範囲を逸脱したもの」として「無効」を言い渡している。


4.株式会社サン・チャレンジ(ステーキのくいしんぼ)
2010年11月8日午前1時ごろ、株式会社サン・チャレンジ(本社東京都渋谷区 上田英貴代表取締役)が運営するレストランチェーン「ステーキのくいしんぼ」渋谷センター街店の店長だった男性(当時24歳)が、店舗が入居するビルの非常階段の踊り場で首吊り自殺した。男性の自殺は、2012年3月に渋谷労基署が過労によるものと認定。同署が認定したところでは、男性が亡くなる前8ヶ月間(4月1日から11月7日)の残業時間は最も少ない月で162時間30分。最も多い月で、227時間30分に達していた。またこの間に男性が取得できた休日はわずか2日のみであり、亡くなった当日まで連続90日勤務していた。

これほどの長時間労働をしながら、男性は名ばかりの「管理監督者」として扱われ、残業代、ボーナスも支給されていなかった。また、やはり渋谷労基署が事実として認定した内容によれば、男性上司から「ひどい嫌がらせやいじめ、または暴行」を受けていた。「業務の指導の範疇を超えた、人格否定または罵倒する発言」が執拗にあったほか、「時には頭を殴るなどの暴行も行われていた」という。


5.株式会社 王将フードサービス(餃子の王将)
2013 年2 月5 日、「餃子の王将」で働いている25 歳の男性が、王将フードサービスを相手取り損害賠償を求める裁判を起こした。男性ははじめアルバイトとして王将で働き始め、10 ヶ月後に正社員として登用される。京都府内の店舗で調理などの業務を担当していたが、長時間労働のためにうつ病を発症し、11 年4 月から休職を余儀無くされている。うつ病を発症する直前の6 ヶ月の時間外労働は平均して月に約135 時間だった。男性のうつ病は、労災として認定されている。餃子の王将では労働時間管理をコンピュータで行っており、1 日10 時間を超える労働時間は入力できない仕組みになっている。このように、組織的に残業代の不払いを行っていたことも明らかとなった。原告の男性は、マスコミに対して「何やと思ってんねやろう、人を」とコメントしている。また、王将フードサービスは、過酷な新人研修についても度々報じられている。逃げ場の無い合宿形式で行われる研修では、「2 メートルでも瞬間移動」などの指導に始まり、「王将五訓」の暗唱や王将体操などをさせられる。一連の研修は、「人権」の考え方を「ペスト菌」のようなものだと主張する染谷和巳氏の経営するアイウィルが請け負っており、パワハラとみなされてもおかしくない状況が延々と続く。


6.西濃運輸株式会社
岐阜県に本社を構え、「カンガルーの西濃」として知られる運送大手の西濃運輸。神奈川県内の支店で事務職をしていた23 歳の男性が、2010 年12 月31 日にキャンプ場で硫化水素を発生させて自殺した。「毎日12 時間以上働かせ、サービス残業を強要した」などと遺書に綴っていた。

男性は2007 年3 月に入社し、荷物管理やクレーム対応などを担当していたが、タイムカードを実際の帰宅より早い時間に押させられて恒常的にサービス残業を強制されてうつ病を発症。亡くなった月の残業時間は98 時間だった。

西濃運輸の過労死事件が特に悪質な点は、2009 年11 月以降、三度にわたり男性が退職を申し出ているにもかかわらず、会社側がそれを拒否していたところにある。一度ならず三度にまでわたり退職を拒否し、一年以上仕事に縛り続けたのであるが、もし退職できていれば、男性は命を落とさなくて済んだかもしれない。

その後、労働基準監督署で彼の死は労働災害として認定されたが、遺族に対する真摯な反省などもないため、男性の両親は2012 年12 月8 日に同社に対して慰謝料や時間外労働の未払い賃金など約8100万円の損害賠償を求める裁判を横浜地裁に提訴している。報道によれば、男性の母親は、「会社側はサービス残業の実態を認めず、反省していない」「改善して墓前で謝ってほしい」などと話している。


7.株式会社東急ハンズ
生活雑貨の大手量販店として有名な「東急ハンズ」では、バレンタインデー商戦の裏で30 歳の男性が命を落としている。男性は、1997 年に東急ハンズに入社し、1999 年から心斎橋店(大阪市中央区)の台所用品売り場を担当するようになった。亡くなる直前には、チームリーダーを務め、7000 点の商品の仕入れから販売までを管理しながらアシスタント3 名の指導も担当していた。亡くなる直前の2 ヶ月間はバレンタイン商戦などの繁忙期で、時間外労働は平均して月に約90 時間を数えた。そして、2004 年3 月、帰宅後に「しんどい、もう限界や」と話した後、心臓に異常をきたして就寝中に突然死した。

2013 年3 月13 日、神戸地裁で遺族が東急ハンズに対して損害賠償を求めた訴訟の判決が下り、東急ハンズは約7800 万円の支払いを命じられる。長井浩一裁判長はは、長時間労働からくる睡眠不足で心身が不調をきたしていたことにくわえて上司から怒鳴られるなどの精神的ストレスがあったことを指摘し、男性の死を過労死と認めた。また、「残業は指示していない」と主張する会社に対して、「会社側が設定した残業制限時間では、こなせない仕事量になっていたのが実情。カウントされない不払残業が構造的に行われていた」、「会社は業務軽減などの対策をとらずに単に残業の規制をしただけ」だと評価し、安全配慮義務違反を認めている。


8.国立大学法人東北大学
2007年12月、東北大学薬学部助手の男性(当時24歳)が「新しい駒を探して下さい」との遺書を遺し、研究室から投身自殺した。

同大大学院薬学研究科博士課程に在籍していた男性は07年6月、「人手不足」との理由で指導教授から請われ退学し、助手に就任。当初の話では学位取得のための研究を優先できるはずが、実験機材の修理や実習指導に忙殺され、自殺直前2ヶ月の時間外労働は104時間、97時間だった。また07年10月からは指導教授の指示により、生殖機能異常などの副作用がある抗がん剤の実験に従事。排気も十分にできない環境で、ほぼ一人だけでの実験を強いられ、友人達に「もう子どもはできない」と漏らしていたという。このような環境にもかかわらず指導教授は、「仕事が遅い。他の子を採用すれば良かった」などと男性を叱責。自殺前にはうつ病を発症していたと見られている。12年3月に宮城県労働局が「業務上の心理的負荷が強い」として過労自殺と認定。12年12月には、遺族が大学側に安全配慮義務違反があったとして、仙台地裁に約1億円の損害賠償を求める訴えを起こしている。

さらに東北大学では12年1月にも、工学部准教授の別の男性(当時48歳)が自殺している。この准教授は、室温でリチウム高速イオン伝導を示す水素化物の開発に世界で初めて成功するなど、学会で注目を集めていたが、11年3月の東日本大震災で研究室が全壊。再開を目指し、授業と並行して国内外に93日出張するなど奔走したものの、ようやくメドがついた12年1月、大学側から「2年以内の研究室閉鎖」を一方的に告げられた。心のバランスを崩した彼は、そのわずか半月後に自ら命を絶った。

男性の死後、遺族は労災を申請し、2012年10月に「過重労働の恣意的強制があった」と認定された。
(ブラック企業大賞公式HP、2013.6.27)


 厚生労働省が取り締まりに乗り出すなど、従業員に過酷な労働を強いる「ブラック企業」への批判が高まっている。そんななか、とりわけ悪質なブラック企業をインターネット投票などで選出するイベント「ブラック企業大賞 2013」が11日、都内で行われた。ワースト(大賞)に選ばれたのは、大手居酒屋チェーンの「ワタミフードサービス」。投票者の7割超が「ブラック中のブラック」としてノーを突きつけたワケとは−。

「大賞は…ワタミ」

 登壇者がこう告げた瞬間、集まった約100人の来場者から割れんばかりの拍手が起こった。

 ただ、それは賛辞の拍手ではない。労働法違反や違反スレスレの過酷な勤務実態が社会問題化するブラック企業。その最たる会社を選び出すワーストだったからだ。

 同賞は、首都圏の若者を中心とする労働組合「首都圏青年ユニオン」や労働問題を専門とする弁護士、大学教授らで構成する「ブラック企業大賞実行委員会」が主催し、今年で2回目。

 ブラックと認定する基準は、(1)労働法違反による行政処分が出ている(2)過労自殺などの劣悪な労働環境による犠牲者が出て、それが労災であると認定されている(3)労働環境などをめぐって裁判になり、企業側が負けている−など。公式ホームページ(HP)上での投票のほか、イベント当日の来場者の投票数によって大賞が決まった。

 前もって8つの会社・団体がノミネートされたが、ワタミフードサービスは「全3万501票のうち2万1921票を獲得」(大賞関係者)し、得票数は71%のぶっちぎりだった。

 なぜ、これほど非難を浴びたのか。

 「2008年に新人女性社員が自殺し、昨年2月に労災認定された。にもかかわらず、会社は遺族との直接面談にも応じず、損害賠償金の確定を求めた民事調停を申し立てるなど不誠実な対応を続けている」(同)のが選考理由。

 同社の創業者で先の参院選に自民党から出馬し、初当選した渡辺美樹氏(53)の言動にも注目が集まった。自殺が労災認定された直後の昨年2月、短文投稿サイト「ツイッター」の自身のアカウントに《命懸けの反省をしなければならない》と投稿したものの、その後の対応が遺族ら関係者の反発を招いた。

 実行委員の1人でアジア太平洋資料センター事務局長の内田聖子氏は「反省を口にしながら、いまだに遺族に会おうとしていない。そればかりか、そのまま参議院選挙に出て当選してしまった。自分の会社で従業員を死なせてしまっても政治家になれる、という悪い前例を作ってしまった」と語る。

 不名誉な称号をワタミフードサービスはどう捉えているのか。見解を求めたところ、「『ブラック企業』自体の定義が明確でない中で、その定義が明確でないものに対する見解を述べる立場にないと判断している」(ワタミ広報)との回答が返ってきた。

 折しも厚労省が、9月を「過重労働重点監督月間」に指定し、法令違反が疑われるブラック企業候補約4000社の立ち入り調査を公表したばかり。

 企業の劣悪な労働環境実態がクローズアップされてきたことから、会場には大学生や若い社会人らの姿も目立ち、都内の大学生(21)は「自分も就職を控えた身で他人事ではない。自己防衛のためにもブラック企業の実態を知っておくべきだと思った」と真剣な表情だった。

 大賞のほかに、研究者が過労自殺した東北大が「特別賞」、女性社員の過労死が労災認定されたクロスカンパニーが「業界賞」などを受賞した。実行委員会では今後、賞状を「郵送か手渡しで送る予定」(先の内田氏)という。

 実行委員の1人で労働問題に詳しい佐々木亮弁護士は「ここに取り上げた会社や法人だけではなく、イメージのいい大企業でも実態はブラックという例はある。新卒の若者は、正社員から転落すると非正規しかないと思い詰めがち。こうした若い労働者が、ブラック企業の標的になる。企業文化にどっぷりつからせることで思考をまひさせるのが典型的な手口だ。待遇や企業のあり方に少しでも疑問を持ったときは1人で考え込まないで誰かに相談してもらいたい」と話している。(ZAKZAK、2013.8.12)


<参照>
ブラック企業大賞
ウィキペディア ブラック企業大賞
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