2013年08月31日

週刊現代黒川博行名誉毀損裁判

 週刊現代の連載記事でグリコ・森永事件の真犯人であるかのように報じられ名誉を傷つけられたとして、小説家の黒川博行氏らが、発行元の講談社や執筆者らに総額5500万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が30日、東京地裁であり、太田晃詳裁判長(松井英隆裁判長代読)は講談社側に計約580万円の賠償を命じた。

 判決によると、週刊現代は2010年12月18日号から20回にわたる連載記事の中で、同事件の真犯人を仮名で報道。その上で、黒川氏を連想させる年齢や住所、家族関係や職歴などを記載した。

 太田裁判長は仮名の人物と黒川氏の履歴情報がおおむね同じだと指摘。「仮名処理されても黒川氏と推知できる」と判断し、名誉毀損(きそん)を認めた。

 訴訟では、黒川氏の住民票を講談社側が行政書士名義で不正に取得していたことが明らかになっていた。太田裁判長は「講談社が不正を明確に認識していたとは確定できない」としたが、「取材の一環で行われた」として、プライバシー侵害も認めた。

 週刊現代編集部の話 大変に残念な判決だ。控訴を検討する。(時事通信、2013.8.30)


 未解決に終わったグリコ・森永事件を題材にした「週刊現代」の連載で犯人扱いされて名誉を傷付けられたなどとして、小説家の黒川博行氏(64)と妹が発行元の講談社と執筆者の岩瀬達哉氏(57)らに5500万円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁(太田晃詳裁判長)は30日、名誉毀損の成立を認めて計550万円の賠償を命じる判決を言い渡した。

 また、同誌編集部が司法書士を通じて黒川氏の住民票を不正取得したことも認め、同社に33万円の賠償も命じた。

 問題となったのは、2010〜11年、「グリコ森永事件27年目の真実」と題して掲載された20回の連載記事。連載で犯人とされた人物は仮名だったが、判決は、この人物の職歴や家族構成、住所などが黒川氏とほぼ一致していることから、「読者の中には黒川氏が真犯人と受け止める人もいる」と指摘した。住民票の取得についても、「相当性を欠いた取材手段で、プライバシー侵害だ」と認定した。

 週刊現代編集部の話「大変に残念な判決。控訴を検討する」(読売新聞、2013.8.30)


 週刊現代の記事で「グリコ・森永事件」の真犯人として扱われ名誉を傷付けられたなどとして、作家の黒川博行さんと家族が発行元の講談社側に計5500万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が30日、東京地裁であった。太田晃詳(てるよし)裁判長(松井英隆裁判長代読)は名誉毀損(きそん)を認定、講談社側に約580万円の支払いを命じた。

 問題となったのはジャーナリストの岩瀬達哉氏が執筆し、平成22年12月18日号から20回に渡り「あなたが『21面相』だ」などの見出しで連載された記事。職歴や住所などを根拠に犯人を断定し、仮名で報じた。

 太田裁判長は記事中に実名で黒川さんに言及し、著作で描かれた犯行と手口が類似していることなどを紹介した記述もある点に触れ「読者に事件との結びつきを十分意識させた」と指摘。一部読者は仮名の人物が黒川さんであることを推測できると認め、「社会的評価を低下させた」と結論付けた。(産経新聞、2013.8.30)


 グリコ森永事件についての「週刊現代」の記事で犯人扱いされたとして、小説家の黒川博行さんらが講談社やジャーナリストの岩瀬達哉氏らに5500万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で東京地裁は30日、「記事は仮名だが本人と推認ができる」として約580万円の支払いを命じた。

 太田晃詳裁判長は名誉毀損のほか、調査会社などを通じて黒川さんの住民票などを不正に入手したとしてプライバシーの侵害もあったと認めた。

 判決によると、週刊現代は2010年12月〜11年10月に連載した「かい人21面相は生きている グリコ森永事件27年目の真実」の一部で「浜口啓之氏(仮名)」との人物について、身長、年齢、家族構成や、犯人が利用した車と似た車を持っており、青酸ソーダも容易に入手できたなどと根拠を挙げて犯人だと指摘した。

 太田裁判長は「黒川さんは作品と事件の手口が似ていることがマスコミに取り上げられたことがあり、一部の読者は過去の勤務先など記事中の情報から推認ができる」と判断した。

 また、編集者が取材の一環として調査会社に住民票などの入手を依頼し、行政書士が職務で使う請求書を不正利用したことについて「プライバシーを侵害する不法行為」と認定した。

 週刊現代編集部は「大変に残念な判決だ。控訴を検討する」とコメントした。 (スポニチ、2013.8.30)


<参照>
ウィキペディア 黒川博行
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峯岸みなみが金爆喜矢武に贈ったラブレター画像流出?

 AKB48の峯岸みなみが、ゴールデンボンバー(以下、金爆)の喜矢武豊に贈ったとされるラブレターの画像がネット上に流出し、騒ぎとなっている。

 その内容の一部がこちら(一部読み取れない箇所は○)。

キャンさんへ
お誕生日おめでとう(はぁと)
いつもいつも支えてくれて本当に感謝しています。
キャンさんが誰と仲良いとかでいちいち色々言ってしまったけど、そんなことよりも一度裏切ってしまった私に心からの言葉をかけ○してくれるキャンさんをとても大切に思っているし、失いたくないと心から思ってる。
初めて会ったときから、ここまでの関係になれると思ってもみなかった!
一緒にいる時間が愛しくて笑顔が可愛くて声が優しい。
私はキャンさんのことが「人」として大すき。
幸せな1年になりますように。
みーちゃん

 画像の真偽や出どころは不明だが、ネット上では、峯岸が今年3月15日の喜矢武の誕生日に、酒とバスローブと一緒に贈ったバースデーカードとされており、筆跡から「峯岸が書いたもので間違えない」と言われている。バースデーカードにはほかにも、峯岸のサインや、「いつまでも一緒にいよーね」とおぼしき文章が確認できる。(日刊サイゾー、2013.8.30、抜粋)


<参照>
日刊サイゾー 「キャンさんを失いたくないと心から思ってる」AKB48・峯岸みなみが金爆・喜矢武豊に贈ったラブレター流出か
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2013年08月30日

国税調査官OB税理士に情報漏洩

 大阪国税局の調査官と共謀し、税務調査で虚偽の答弁をしたとして法人税法違反容疑で大阪地検特捜部に逮捕されたOBの税理士細名高司容疑者(61)=兵庫県西宮市=が「税務署員10人に手当を渡している」と話していたことが29日、知人への取材で分かった。

 関係者によると、別の脱税指南事件で細名容疑者の関係先が家宅捜索された際、国税局の内部資料とみられる書類が数種類見つかっている。虚偽答弁容疑で共謀したとして逮捕された西税務署上席国税調査官の平良辰夫容疑者(43)を含め、複数の職員から漏えいした疑いもあり、国税当局は確認を急いでいる。(共同通信、2013.8.29)


 大阪国税局OBの税理士・細名高司被告(61)(法人税法違反で起訴)と共謀して細名被告の顧問先の会社に税務調査でうその受け答えをさせたとして、大阪地検特捜部は28日、西税務署上席調査官・平良辰夫容疑者(43)と細名被告を法人税法違反(虚偽答弁)容疑で逮捕した。

 平良容疑者は、この顧問先の税務調査に関する内部資料を細名被告に漏えいした疑いも持たれており、特捜部は2人の癒着の解明を進める。

 捜査関係者によると、平良容疑者と細名被告は共謀し、2011年7月にホストクラブ経営会社「M」(大阪市西区)が税務調査を受けた際、経営者に虚偽の売上額を回答させた疑い。2人は経営者に対し、脱税を認め、その額を少なく見せかけるよう指示していたという。平良容疑者は国税調査官の一人として調査に立ち会っていた。(読売新聞、2013.8.28)


 顧問先に脱税を指南したなどとして大阪地検特捜部に逮捕、起訴された元大阪国税局職員で税理士の細名高司被告(61)に、同局の調査官が企業の税務調査情報をまとめた内部資料を渡した疑いがあることが24日、関係者への取材で分かった。資料は細名被告の関係先から見つかり、顧問先の企業情報が記載されていた。

 国税当局は国家公務員法違反(守秘義務)などの容疑で調査し、処分を検討するとともに大阪地検特捜部と連携。細名被告と調査官との間で金品のやり取りがなかったか調べる。

 関係者によると、調査官は大阪市内にある税務署の法人課税部門に勤める40代の男性。細名被告が関与した一連の脱税事件の捜査過程で、同局の内部資料とみられる資料が流出しているのが明らかになった。

 資料は、調査官が勤める税務署管内にある細名被告の顧問先の調査資料で、同局が今後の税務調査の参考にするため、顧問先の経営状態などをまとめて作ったとみられる。

 このほかにも、細名被告の関係先からは同局が実施した税務調査の課税内容をまとめた表なども複数見つかったという。調査官が渡したのか不明だが、同局は内部資料が流出した可能性があるとみている。

 関係者によると、調査官は平成5〜6年、細名被告と同じ税務署に勤務。15〜19年に法人の悪質な税逃れなどを専門に扱う同局課税2部の資料調査課に在籍しており、細名被告の事務所に頻繁に出入りするのが目撃されていた。

 一方、細名被告は顧問先に対し、「マルサ(査察部)の話は取られへんけど、(税務調査を行う)資料調査課の話なら取れる」と吹聴していたという。(産経新聞、2013.8.24)


 顧問先に脱税を指南したとして法人税法違反罪などで起訴された大阪国税局OBの税理士細名高司被告(61)に、大阪市内の税務署に勤める40代の調査官が国税局の内部資料を流した疑いのあることが24日、分かった。

 資料は脱税指南事件の捜査で細名被告の関係先から見つかり、国税庁監察官と大阪地検特捜部が国家公務員法(守秘義務)違反の疑いもあるとみて調べている。金品のやりとりがなかったかも調べる。

 関係者によると、見つかったのは、調査官が勤務する税務署の管内にあり、細名被告の顧客である企業について、国税局が将来の税務調査のため経営状態などを調べて作ったとみられる資料。

 他に、既に税務調査を終えた企業の課税状況をまとめた表も複数見つかったが、調査官が関与したかは分かっていない。

 調査官は1993〜94年、細名被告と同じ税務署で勤務。現在は大阪市内の税務署の法人課税部門に所属している。

 細名被告は神戸税務署上席国税調査官だった98年、調査先の企業に知り合いの公認会計士をあっせんしたとして、国家公務員法違反(信用失墜行為)で懲戒免職された。特捜部が今年3月に法人税法違反容疑で逮捕、起訴した。(共同、日刊スポーツ、2013.8.24)


 国税調査官出身税理士が後輩に情報提供してもらっていたというニュース。ヤメ検弁護士が公判前に後輩検事と交渉して求刑を負けさせる談合行為がなぜ合法なのか私には全く理解できませんが、公務員がすでに組織と関係のない民間人と接触し利益供与することは市民感情として到底許されることではありません。

 国税・検察という国家権力の癒着はマスコミ・国会によってどこまでも暴かれるべきです。
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2013年08月27日

薄熙来裁判

 収賄と横領、職権乱用の罪に問われた元重慶市共産党委員会書記(元党中央政治局員)の薄熙来被告の公判が26日結審した。検察は薄被告に厳罰を科すように求めている。

 薄被告は先週22日の開廷以来、予想外に精力的な自己弁護を展開し、妻である谷開来受刑者による証言を支離滅裂だと批判した。

 山東省済南市中級人民法院(地裁)は判決は後日言い渡されると発表した。それ以上の詳細は明らかにしなかったが、判決は今後数週間内に言い渡される可能性がある。

 薄氏は公判で、起訴内容について繰り返し否認した。ただ、過去に誤った判断を下したり、谷開来氏による英国人実業家ニール・ヘイウッド氏殺害について最初に薄氏に話をした元重慶市公安局長の王立軍受刑者の取り扱いで、国家の名誉を傷つけたと認めた。

 検察側は薄氏が公判前に認めた罪を一転して否認したため、寛大な扱いはするべきではないと主張。

 裁判所によると、検察側は「薄被告は、自身の犯罪の決定的な証拠および事実の多くを否認しただけでなく、公判前の書面での証言や資料も撤回した」と批判。

 「われわれは薄熙来氏に、犯罪の事実は客観的なもので、自分の気まぐれで変わるものではないと認識するよう求める」と述べた。

 薄氏は結審前の最後の発言で、「私は自分が完璧な人間ではないことは知っている。私は非常に主観的で気が短い。私は深刻な過ちを犯した。自分の家族と部下をうまく管理できなかった。大きなミスを犯した。党と人々に申し訳なく思う」と述べた。

 薄氏に対して死刑判決が下されることも理論的にはあり得るが、専門家の多くは、共産党が世論への影響を恐れるため、その可能性は低いとみている。

 5日間に及んだ公判の内容は裁判所のミニブログで公開された。

 起訴状によると、薄氏は2000万元(327万ドル)以上の賄賂を2人の個人から受け取り、政府庁舎建設プロジェクトで500万元を横領した。また、谷氏の殺害をもみ消すために職権を乱用した。

 薄氏は、共産党に対し当初収賄の罪を認めたのは「精神的なプレッシャー」があったからと主張。また、賄賂を渡したとされる2人の実業家の1人、唐肖林氏によって犯人に仕立て上げられたと述べた。

 検察側は「被告の罪のひどさ、罪状の否認は情状酌量に値しない。(同氏は)法に則り厳罰に処されるべきだ」と述べた。

 薄氏は精力的に自己弁護したものの、中国の法廷は共産党に支配されているため、有罪判決は不可避とみられる。党を代弁する国営メディアは既にほとんどが薄氏を非難している。(ロイター、2013.8.26)


 中国で収賄などの罪に問われた元重慶市共産党委員会書記の薄熙来被告の公判が結審した。党指導部は審理過程をインターネット中継し、裁判の「透明性と反腐敗の決意」をアピール。だが特権階級の派手な暮らしぶりが白日の下にさらされたことから党のイメージ低下は必至で、劇場型裁判は「もろ刃の剣」となった。

「あなたの妻が殺害しました」

 薄被告の元側近で、重慶市副市長だった王立軍受刑者は24日の公判に出廷、薄被告の妻、谷開来受刑者による英国人殺人事件について、昨年1月に薄被告に報告した際の詳細を語った。

 当時、共産党の政治局常務委員という最高指導部入りを目指していた薄被告は報告を受け、明らかに動揺した様子だったという。

 興奮した薄被告は王受刑者の左耳を殴り、コップをたたき割った。その後、事件の捜査に関わった人物を次々と拘束したとされる。

 国営中央テレビは「殴打事件」から約1年7カ月の時を経て、法廷で対峙する薄被告と王受刑者の映像を繰り返し放送した。

 公判が開かれている山東省済南市の地裁は短文投稿サイト「微博」を通じて審理内容を公表。微博のフォロワー(読者)は瞬く間に増え、50万人を超えた。

 国民は携帯電話を片手に公判で明らかになる薄被告の失脚劇に注目。ネット上には「まるで連続ドラマだ」などの感想が書き込まれた。

 習近平指導部には審理公開によって透明性をアピールするほか、高級幹部の腐敗に厳しく切り込む姿勢を国内外に強調する狙いがあるとみられ、北京の改革派知識人も「進歩的だ」と評価する。

 一方、党は国内メディアに対し、薄被告の公判に対する報道は国営や共産党系メディアの記事のみを使用するよう通知。ネット上の薄被告を指示する書き込みは次々と削除された。公開審理が一般化される可能性は低い。

 公判で検察側は、企業グループ「大連実徳集団」の徐明会長が谷受刑者にフランス・ニースでの別荘購入資金約323万ドル(約3億2000万円)を提供、これを薄被告も知っていたと主張。

 「徐氏が息子のさまざまな費用を負担していたことは(薄被告に)話していた」。公判では谷受刑者による証言も流され、英国留学中の息子、薄瓜瓜氏の航空券代なども負担していたとの疑惑も浮上した。

 これに対して薄被告は「でっち上げだ」「谷開来は狂っている」とことごとく否定した。

 一連の公判からは、薄被告が英国に暮らす瓜瓜氏の教育費や生活費を工面するするため、薄被告に取り入ろうとすり寄ってくる実業家らを利用し不正資金を受け取っていた“実態”が浮かび上がった。

 中国では、政府高官が家族を海外に移住させ、ぜいたくな暮らしをさせているとの疑惑がたびたび話題になる。薄一家の生活はそうした疑いを裏付ける格好となった。

 「腐敗に関してはほかの指導者も薄被告と大差はないだろう。(公判公開が)党にマイナスの影響を与えたことは間違いない」。北京大の夏業良教授は今回の公判をこう総括した。(済南共同=大熊雄一郎、山陽新聞、2013.8.27)


 独裁国家の中国ではなぜかくも熾烈な権力闘争が展開されるのか? その背景には、法治なき共産党支配が生む“不正蓄財文化”がある。中国国内事情に詳しいジャーナリストの相馬勝氏が報告する。

「薄熙来はまさに紅い皇帝だった。共産党一党独裁体制の中国では、地方の党最高幹部は、その地方の皇帝なのだ」

 こう語るのは、重慶市トップや党政治局員などの職務を突然解任された薄熙来氏(62歳)をよく知る中国人ジャーナリストだ。取材を通じて、薄氏の人柄や生活など「プライベートな面も見てきた」という。薄氏の重慶の自宅の様子を次のように描写する。

 「重慶市街を見下ろす小高い丘の上に屋敷があり、鬱蒼とした竹林に囲まれていた。広々としたホールで待たされていると、召使いのような男性が現われ『こちらへ』と案内された。部屋がいくつもある、まさに『王様の邸宅』といった豪華な作りで、廊下にはところどころに古い絵画が飾られていた。

 建物は1棟だけでなく、棟続きにつながっている次の建物に入ると、すべてが竹作りで、見る者すべてを威圧するような、歴史を感じさせる応接間があり、そこに薄熙来が待っていた」

 薄氏は古都・重慶を代表する豪邸を自宅として使っていたのだろうが、ここは1945年8月、日本軍が降伏後、毛沢東と蒋介石が中国共産党と国民党による国共合作を話し合った歴史的建造物でもある。まさに重慶の“皇帝”にふさわしい居宅といえる。

 薄氏が“紅い皇帝”であることを思わせるのは自宅ばかりではない。不正蓄財の額もまさに桁外れだ。当初、米ブルームバーグ通信が約110億円と伝えたものの、その後、香港メディアなどによって約1000億円、そして4800億円に膨れ上がった。

 また、薄氏が重慶市トップとなって、全国的にその名を広めたのが「打黒」と呼ばれるマフィア撲滅運動だが、市当局がマフィアとつながっていたとして逮捕された経営者から没収した資産は1000億元(約1兆3000億円)を下らない。

 それらが薄氏の推進した市の緑化事業や低所得者向け住宅建設計画などの原資になったとみられるが、一部は薄氏の個人的な不正蓄財に回されたことも否定できない。

 その使い道の一つの象徴が、薄氏の息子、薄瓜瓜氏(24歳)の海外豪遊生活だろう。同氏は英オックスフォード大学を卒業後、米ハーバード大学ケネディスクール(大学院修士課程)に進んでいるが、豪華マンションに居住し、高級車を乗り回していた(ポルシェとフェラーリが報じられたところ、「フェラーリには乗っていない」と本人が否定。ポルシェには乗っていたわけだ)。ネット上では、酔った瓜瓜氏が白人女性たちと戯れる写真までが暴露された。

 これらの膨大な費用が不正蓄財から賄われたことはほぼ間違いない。なぜなら、党機関紙「人民日報」によると、薄氏の月給は公式には1万元(約13万円)だからだ。(※SAPIO2012年6月6日号、NEWSポストセブン、2012.5.23)


 <薄熙来被告の無期確定 中国高級人民法院 上訴を棄却>
 中国で収賄と横領、職権乱用の罪に問われた元重慶市共産党委員会書記(元政治局員)の薄熙来(はくきらい)被告(64)の二審の判決公判で、山東省の高級人民法院(高裁)は二十五日、無期懲役とした一審判決を支持し、薄被告の上訴を棄却した。中国は二審制で、薄被告の刑が確定した。新華社通信が伝えた。

 薄被告は昨年三月に失脚するまで、党最高指導部の政治局常務委員入りが有力視されていた。マフィア撲滅や格差是正を唱えた薄被告は保守派などから根強い支持があり、来月に党中央委員会第三回全体会議(三中全会)という重要会議を控えた習近平政権は、早期決着を図った形だ。

 同法院は判決理由として「一審判決で認定した事実ははっきりしており、証拠は確実、十分で量刑は妥当だ」と説明した。

 薄被告は、今年八月に山東省済南市の中級人民法院(地裁)で始まった一審で罪状をすべて否認。一審判決では約二千四十四万元(約三億三千万円)の賄賂を受け取ったなどとして無期懲役を言い渡されたが、判決を不服として上訴していた。(東京新聞、2013.10.25)


<参照>
ウィキペディア 薄熙来事件
ウィキペディア 薄熙来
グーグル画像検索 「薄瓜瓜」
posted by リュウノスケ at 20:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月26日

2ちゃんねる個人情報流出事件

 インターネット掲示板「2ちゃんねる」の有料閲覧サービスの会員の個人情報が、ネット上に流出していたことが分かった。氏名や住所、クレジットカード番号などで、約3万件にのぼる可能性がある。

 情報が流出したのは、2ちゃんねるのサーバー管理会社(米国)が運営する有料閲覧サービス「2ちゃんねるビューア」。2ちゃんねるは無料で閲覧できるが、年3600円の有料会員は過去の書き込みの検索などができる。

 流出していたのは、会員登録の日時、ログインIDを兼ねたメールアドレスやパスワード、氏名、住所、電話番号、クレジットカード番号、カードの不正利用を防ぐためにカードに印刷された3、4桁の数字(セキュリティーコード)。個人情報とみられるのは3万2586件にのぼり、このうち、朝日新聞が有料会員に取材したところ、6人が自分の個人情報と確認した。

 約3年前から有料会員の男性会社員(31)は26日午前3時すぎ、流出した情報に自分の名前を見つけた。住所やカード番号などが一致。カード会社に何度か電話し、つながったところ「2ちゃんねるの件ですね」と言われたという。

 セキュリティーコードが流出したため、第三者によるカード不正利用の危険性がある。このほか、会員が掲示板に書き込んだ履歴とみられる情報も流出し、匿名掲示板にもかかわらず書き込んだ会員が特定される可能性がある。

 情報流出の原因はわかっていない。昨秋の取材に、2ちゃんねる関係者は有料会員数は15万人としていた。朝日新聞は、2ちゃんねるのサーバー管理会社に経緯に関する質問を送ったが、26日正午現在、返答はない。(朝日新聞、2013.8.26)


 インターネット掲示板サイト「2ちゃんねる」の有料会員のクレジットカード番号やメールアドレスとみられる情報が、ネット上に流出していることが二十六日、分かった。

 同日までに、約四万一千人分のメールアドレスや、約三万件のクレジットカード番号とみられる情報が2ちゃんねるとは別の掲示板に掲載されていた。

 掲載された情報を分析した情報セキュリティー会社「ネットエージェント」(東京、杉浦隆幸社長)は、アドレスや番号は、2ちゃんねるの有料会員のものの可能性が高いとみている。2ちゃんねる側は公式にコメントしておらず、詳細は分かっていない。

 複数の大手カード会社には二十五日夜から、2ちゃんねるの情報流出を理由にカードの使用停止を求める連絡が相次いでいる。

 2ちゃんねるには、通常は見ることができない過去の書き込みの閲覧が可能になる「2ちゃんねるビューア」という有料サービスがある。流出したのは、このサービスの会員情報とみられる。

 <2ちゃんねる> 1999年に開設されたインターネット掲示板サイト。趣味やニュース、スポーツなど幅広いテーマの掲示板があり、規模は国内最大級。誰でも匿名で書き込むことができる。(東京新聞、2013.8.26)


 国内最大規模のインターネットの掲示板、「2ちゃんねる」の有料サービスを利用している会員のクレジットカード番号や名前などの個人情報およそ3万件が、外部に流出した可能性があることが分かりました。

 情報セキュリティー会社の「ネットエージェント」によりますと、流出した可能性があるのは、「2ちゃんねる」の過去の書き込みなどを閲覧できる有料サービス「2ちゃんねるビューア」を利用している会員のクレジットカード番号や住所、名前、メールアドレスなどの個人情報およそ3万件です。

 今月に入って、「2ちゃんねる」とは別のインターネットの掲示板にこれらの情報が投稿され、現在も閲覧できる状態になっているということです。

 「2ちゃんねるビューア」の運営会社は、ホームページで顧客情報が流出したことを明らかにしたうえで、流出した情報の範囲や原因については調査中としていて、NHKの取材に対してはこれまでのところ回答がありません。

 クレジットカードの情報が流出していた場合、悪用される可能性があることから、情報セキュリティー会社の「ネットエージェント」は、心当たりのある利用者はカードの利用を停止するなど注意するよう呼びかけています。(NHK、2013.8.26)


 西村氏をめぐっては、警視庁が24年12月、実質的な管理人にも関わらず掲示板で覚醒剤の購入をあおる書き込みを放置したとして、麻薬特例法違反(あおり)幇助(ほうじょ)の疑いで西村氏を書類送検。東京地検は今年3月、西村氏を起訴猶予処分としていた。(産経新聞、2013.8.24、抜粋)


 麻薬特例法違反幇助事件や1億円申告漏れのニュースで分かったように2ちゃんねるのトップは未だにひろゆきです。譲渡したので最早2ちゃんねるとは関係がないなどと嘘をついたり、民事訴訟をボイコットする態度で分かるように、この人の責任感のなさはどうしようもないので個人情報流出という致命的失態に対してもそれほど悪いとは思ってないでしょう。

 今回の事件で一番問題だと思うのは、広域暴力団やカルト団体、ブラック企業などが流出情報と過去ログから批判的な人物を特定・報復することです。ネットの実名利用を推奨する脳天気な識者も多いですが、それは自分が毒にも薬にもならないことしか言っていないから。

 解雇や訴訟はもちろん命の危険まで伴う極めてリスクの高い内部告発を書き込むインサイダーを保護しなければ悪が栄えるだけです。2ちゃんねる管理人ひろゆきの責任は重いと思います。


<参照>
ウィキペディア 西村博之
posted by リュウノスケ at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする