2012年12月31日

ニューデリー女子医学生集団強姦殺人事件

 インドの首都ニューデリーで今月16日に路線バスを装ったバスに乗り、男6人に集団レイプされた女子学生(23)が29日、入院先のシンガポールの病院で死亡した。ロイター通信などが伝えた。インドでは最近、女性への性犯罪が頻発している。同事件以降、ニューデリーでは数千人規模のデモが各地で行われ、デモ隊と警察が衝突。インドのシン首相は追悼声明で「女性の安全対策を強化する」と表明したが、女子学生の死により、さらに国民からの反発が予想されそうだ。

 残虐なレイプ事件により、インド国内で波紋が広がっている。ロイター通信などによると、女子学生は今月16日深夜、ニューデリー市内で友人男性(28)と私営の乗り合いバスに乗車。車内で女子学生は別の男に「こんな時間に何している」と言い掛かりをつけられ、酒に酔った男6人に次々と強姦(ごうかん)された。

 その後、2人は鉄パイプで暴行を受け、走行中の車両から放り出された。女性は頭部や臓器を激しく損傷し、重体に陥った。男たちは路線バスを装って女性を乗車させており、悪質極まりない犯行だった。

 女子学生は27日、臓器移植手術を受けるためにインドからシンガポールの病院へ移送されたが29日朝、死亡した。病院の担当医は「彼女は勇敢に闘ったが、体に負った傷が非常に重く、克服することができなかった」と述べた。

 インドのメディアは同日、女子学生の死をトップニュースで扱い「勇ましい女性がこの世を去った」などと報じた。事件後、容疑者6人は逮捕された。

 インドではここ数年、性犯罪が頻発し、社会問題となっている。インド内務省によると、国内のレイプ事件は昨年、約2万4000件発生し、過去5年で約4800件増加した。経済成長に伴う女性の社会進出が進み、都市部での事件が相次いでいるという。

 同事件をきっかけにニューデリーでは事件後、性犯罪での警察や政府の対応が不十分だとする、数千人規模の抗議デモが展開されていた。デモ隊は、警察と衝突しこれまでに150人以上の負傷者が出た。

 この日、シン首相は追悼声明で「女性の安全対策を強化し、性犯罪に対する刑事罰を見直す」と表明したが、女子学生の死によりさらに大規模デモなどの反発が予想されそうだ。

 ◆インド性犯罪事情 インドの国内総生産(GDP)は00年代から年間約6%ずつ成長。中国に次ぐ経済成長を遂げている。その一方で、性犯罪も急増しているのが実情だ。インド商工会議所連合会が今月公表した調査では、92%の女性が「夜間の帰宅途中に危険を感じる」と回答。同連合会は「首都圏では40分に1件の割合でレイプ事件が起きている」と指摘する。

 伝統的に女性は家庭にとどまることが常識とされていたが、近年は女性の社会進出が顕著だ。インド社会に詳しいアジア経済研究所の湊一樹研究員は「社会に伝統的に残る(女性への)差別意識は見逃せない」と語る。

 また、国内人口の約8割を占めるヒンズー教の戒律では、男性は結婚するまで性行為が禁じられている。外国人観光客も年々増加。外国人女性の薄手の服装が、性犯罪に影響を及ぼしているとの見方もある。(日刊スポーツ、2012.12.30)


 インドの首都ニューデリーで今月、女子医学生(23)が乗り合いバスに乗車中に男6人にレイプされたことから、性犯罪対策の不備に怒った市民らの抗議デモが国内各地で相次いでいる。

 女子学生は29日、搬送先のシンガポールの病院で多臓器不全で死亡。インド政界最高指導者で与党「国民会議派」のソニア・ガンジー総裁は「あなたの死を無駄にしない」と、異例の声明を出し、シン首相も市民に平静を呼び掛ける追悼声明を発表。国連の潘基文(バン・キムン)事務総長はインド政府に性犯罪防止の「緊急策」を訴えた。首都中心部では集会が禁止され厳戒態勢が敷かれる異常事態となっている。

 インドでは経済成長で女性の社会進出が進む一方、女性蔑視の風潮も根強い。強い権利意識を持つ中産層を中心に、性犯罪対策を怠ってきた政府への怒りが爆発した形だ。シン政権は14年の総選挙まで、中産層の抗議活動に直面しそうだ。

 29日夜、首都中心部に近い広場では、会社員や学生ら約3000人が集い、ろうそくを手に女子学生の死を悼んだ。「レイプ犯を死刑に」と連呼する人や、「性犯罪に無関心な政治が彼女を殺した」とのプラカードを掲げる人もいた。デリー大2年のラビ・プラカシさん(19)は「政府は我々の母や姉妹の安全を守れない」と話した。広場の周囲は警官隊が取り囲み、緊迫した雰囲気。付近の地下鉄10駅も閉鎖された。

 大統領府がある首都中心部では23日にデモ隊が警察と衝突し、催涙弾や放水で鎮圧される騒ぎとなった。

 報道によると、被害にあった女子学生は16日、友人の男性と映画を見た帰りに乗車した乗り合いバス内で男6人に暴行を受け、走行中のバスから放り出された。主犯とされるバス所有者の男ら容疑者全員は暴行などの疑いで逮捕された。女性の死亡を受け、警察は殺人容疑に切り替えて調べを進めている。

 インド内務省によると国内のレイプ事件は年間約2万件だが、実数は大きく上回るとみられる。北部パンジャブ州で11月起きた集団レイプ事件では、少女(17)が警察に被害を届けたが受理されず、加害者との結婚を求められ自殺した。(毎日新聞、2012.12.30)


 インドの首都ニューデリーで女子学生(23)が男6人にレイプされた事件で、男らに鉄パイプで暴行され重体になっていた女子学生が29日未明、治療を受けていたシンガポールの病院で死亡した。インドでは、性犯罪の厳罰化や対策強化を求める市民が連日、政府への抗議デモを行っており、この日もニューデリーやムンバイなど各地で多数の市民がデモに参加。頻発するレイプ事件への怒りがいっそう拡大している。

 女子学生は今月16日夜、無認可のバスに乗り、被害に遭った。市内の病院で腸の摘出手術などを受け、シンガポールの病院に移送されたが、助からなかった。警察は逮捕した6人を殺人容疑でも捜査すると明らかにし、容疑者に死刑が宣告される可能性も出てきた。

 ニューデリーではこれまで、デモ隊と警官隊の衝突で180人以上が負傷している。このため、シン首相は29日、性犯罪への対策強化を検討していることを強調する一方、国民に冷静な行動を呼びかけた。デモの過激化を警戒する当局は、首都の政府庁舎付近の道路をほぼ通行止めにし、周辺の地下鉄10駅を閉鎖するなど厳戒態勢を敷いた。

 こうした中、学生ら約500人が、市内の大学から女子学生がバスに乗ったバス停まで静かな「沈黙の行進」をし、レイプ犯への罰則強化や警察トップの更迭を訴えた。各地で行われた抗議集会では、市民がろうそくに火をともして女子学生の冥福を祈った。(産経新聞、2012.12.29)


 インドの首都ニューデリー(New Delhi)市内を走るバス車内で起きた集団性的暴行事件の被害者の女性(23)が29日未明、シンガポールの病院で亡くなった。入院先のマウント・エリザベス病院(Mount Elizabeth Hospital)が発表した。

 インド国内ではこの事件をきっかけに大規模な抗議デモが起こっており、ニューデリーの街頭には機動隊が配備されている。インド当局は、女性の死によってデモがさらに激化する可能性もあるとみて警戒を強めている。

 被害者の女性は16日、ニューデリー市内を走るバスの中で6人組の男に強姦され、鉄の棒で殴られたうえにバスから突き落とされた。治療を受けていたシンガポールへは27日に飛行機で搬送された。病院の発表によると多臓器不全を起こしていたという。インドの医療関係者の一部からは、重体の女性を国外へ搬送すべきではなかったとの批判もあがっている。

 インドのテレビ放送網NDTVは「インドの娘よ、安らかに眠れ」と題したニュースで、またテレビ局タイムズ・ナウ(Times Now)は「勇敢な女性がこの世を去った」と速報で報じた。(AFPBB News、2012.12.29)


 今月16日にインドの首都ニューデリー(New Delhi)で発生した集団性的暴行・殺人事件の被害者の女性(23)の葬儀が30日、親族だけで行われた。

 女性は29日未明、インドから搬送されて治療を受けていたシンガポールの病院で亡くなった。遺体は30日早朝、インドに帰国し、世間の注目を避けるかのように数時間のうちに火葬された。

 女性の身元は公表されていないが、今回の事件でやはり暴行を受け、負傷した婚約者の男性と来年2月に結婚する予定だったという。
 
 女性は繰り返し強姦された上に、鉄の棒で性的暴行を受け、腸管を損傷していた。警察によると、逮捕された6人の男たちには死刑判決が下る可能性がある。

 女性の死を受けてインド政府は、集団強姦事件が日常的に横行し、性的嫌がらせが見過ごされる国内の状況を厳しく見直し、女性の安全確保に尽力すると約束した。

 極めて凄惨な事件をきっかけに、インド国内では各地で女性の安全確保と性犯罪の厳罰化を訴えるデモが連日続いている。デモは警察と衝突するなど一部で激しさを増しており、マンモハン・シン(Manmohan Singh)首相は国民に対し、冷静を呼び掛けている。

 一方、今回の殺人事件が、女性への暴力に対するインド社会の態度を変える転機になるとの見方が広がっている。29日夜に行われた追悼集会には、数千人が参加。ニューデリー中心部で開かれた集会に参加した弁護士の女性は、「インドでの集団強姦事件はこれが初めてではないし、これが最後ともならないだろうとみんなが思っている。だが、性犯罪をこれ以上、許容するわけにはいかないということは明らかだ」と話した。

 ニューデリーは「レイプの都」などと呼ばれることもあり、30日付のインド紙ヒンドゥスタン・タイムズ(Hindustan Times)によると今回の事件があった16日以降も、20人以上の女性が市内でレイプ被害に遭ったという。集団強姦はあまりに頻発していることから、新聞で報じられることはほとんどない。また、家族に恥をかかせることを恐れたり、警察が取り合ってくれないと考える被害者が、警察に届け出ないことも多い。(AFP=時事、2012.12.30)


 インドで、頻発するレイプ犯罪に対する抗議運動が各地で起きている。22、23日には、首都ニューデリーのインド門広場でデモ隊と警官隊が衝突し、印メディアによると双方の80人以上が負傷した。高まる市民の怒りに、政府はレイプ犯に対する最高刑を終身刑から死刑に引き上げる法改正の検討を始めた。

「レイプ犯をつるせ」「デリーに治安を」

 プラカードなどを手に学生主体の約1万人のデモ隊は22日、インド門広場で警察が設置したバリケードを突破し、大統領府に向かおうとして警官隊と衝突した。警察は催涙ガスや放水でデモ隊を排除した。23日も、双方は再び衝突した。

 抗議運動のきっかけは、16日夜にニューデリーで起きたレイプ事件だ。女子学生(23)が友人男性と私営乗り合いバスに乗ったところ、別の男に「こんな時間に何をしている」といいがかりをつけられた。その後、酒に酔った6人にレイプされ、鉄パイプで暴行を受けたうえ車外にほうり出された。女性は重体で腸を摘出する手術を受けた。犯人は全員逮捕された。

 インドでレイプ犯罪は多発しており、幼児が被害者となるケースもある。インド紙ヒンドゥスタン・タイムズによると、2010年は報告分だけでも2万2千件あり20年間で倍増した。

 インドでは伝統的に、女性が家にとどまることを求められてきたが、最近は女性の社会進出に伴い、夜間に繁華街を出歩く姿も増えた。こうした行動への根強い偏見や反発に加え、もともとある女性の人権を軽視する風潮もあり、女性が性犯罪に遭うリスクは高まっているようだ。

 レイプ事件の捜査が不十分なことも犯罪を助長しているとされる。同紙によれば、犯人が処罰されたケースは20年間で44%から26%に減った。背景には、被害者側が裁判に持ち込むまで警官に賄賂を要求されたり、取り調べで嫌がらせを受けたりするため、手続きを断念せざるを得ないことがある。

 今回の抗議デモでは、レイプ犯の量刑が軽いことが犯罪を誘発していると政府の対応を批判している。シンデ内相は22日、「極めてまれなケースになるが、効果的な処罰をするため、法改正に向けた迅速な対応を取る」と述べ、レイプ犯に極刑を科す法改正を行うことを示唆した。

 今回の抗議行動がここまで拡大したのは、被害者が中間層の女子学生で現場がニューデリー中心部だったため、社会問題に敏感で活動的な学生らの怒りに火がついたからだ。ただし、カースト下位層など社会的に弱い立場の女性の被害はこうした反響を呼ぶこともほとんどなく、相当数が泣き寝入りしているとみられる。(ZAKZAK、2012.12.24)


 結婚時の持参金制度などインドの女性差別は根強いものがありますが、そういった社会問題と今回の凶悪事件に関連性があるかどうかは浅学の私には何とも言えません。とりあえず手口の悪質さと結果の重大性はデモ参加者の主張通り極刑に値すると思います。被害者のご冥福を心よりお祈りします。


 <インドでまた集団強姦、バス乗車後に襲われる 男6人を逮捕>
 インド北部パンジャブ州で11日夜、バスに乗った既婚女性(29)が運転手らの集団に強姦(ごうかん)され、13日までに容疑者6人が逮捕されたことが分かった。同国では先月ニューデリーで起きた集団強姦事件が大きな波紋を呼んでいる。

 インド警察は犯行グループとみられる7人のうち、残る1人の行方を追っている。

 調べによると、女性はこの夜、1人でバスに乗車した。目的地に近づくころ車内にほかの乗客はいなくなっていたが、バスはスピードを上げて停留所を通過。運転手と助手が女性を別の場所へ連れて行き、そこで加わった男5人とともに夜通し暴行を繰り返したとされる。

 被害者の女性が同国の英語放送局CNN―IBNに語ったところによると、鋭い刃物で脅され、一晩中閉じ込められて暴行を受けたという。

 ニューデリーでは先月16日、女子学生がバス車内で男たちに強姦されて重傷を負い、約2週間後に死亡した。男5人が殺人罪などで起訴されている。この事件をきっかけに、国内各地で激しい抗議デモが起きている。(CNN、2013.1.14)


 <被害女性を木につるす インドで残忍レイプ殺人相次ぐ>
 【共同】レイプ事件が社会問題化しているインドの東部ビハール州で13日、集団レイプされた女性(32)が殺害され、木につるされた状態で見つかった。西部マハラシュトラ州では性犯罪で刑務所を出て間もない男(32)が女児(9)をレイプして殺害する事件があった。インド各紙が14日報じた。

 インドでは昨年12月の首都ニューデリーでの女性集団レイプ殺害事件を機に政府が性犯罪摘発強化を約束しているが、残忍なレイプ殺害事件が相次いでいる。

 ビハール州の事件は首都に向かう列車に乗っていた女性が州内で下車したところ、酒に酔った複数の男が女性を果樹園に連れ去り犯行に及んだ。マハラシュトラ州では10年前の女児へのレイプ殺人未遂事件で服役し、昨年5月に出所した男が昨年末、顔見知りの女児を拉致。レイプ後に殺害し遺体を埋めたとして今月11日に逮捕された。(産経ニュース、2013.1.14)


 <インドで6歳含む3姉妹を暴行し殺害、井戸に遺体遺棄>
 インド西部のマハラシュトラ州のバンダラ地区で、6歳から11歳までの姉妹3人が性的暴行を受けた後に殺害され、遺体が井戸に投げ捨てられていたことが明らかになった。

 報道によると、姉妹らは今月14日に下校したのを最後に行方が分からなくなった。3人の遺体はその2日後に近くの井戸から発見されたという。

 地元市民らは20日、抗議集会を開き、タイヤを燃やして道路を封鎖したほか、公共施設を破壊するなどし、警察に迅速な対応を要求した。

 警察は容疑者について、「手掛かりは得ており、捜査を行っている。今はコメントできないが、情報は必ず公開する」と話した。

 インドでは、昨年12月に首都ニューデリーで女子学生がバス内で男6人に集団レイプされ、その後病院で死亡する事件があったほか、1月にも北部パンジャブ州のバスで女性への暴行事件が起き、大きな社会問題となっている。(ロイター、2013.2.21)


 <インド、7歳少女が性的暴行被害か 学校内で>
 女性への性的暴行事件が多発し抗議活動が拡大しているインドの首都ニューデリーの警察当局は1日、同市で7歳少女のレイプ容疑事件が発生し、調べていることを明らかにした。

 容疑者は逮捕されていない。この事件を受け、ニューデリーでは同日、抗議活動が行われた。地元テレビは、抗議の住民らがバスに投石して窓ガラスを割り、警官隊が規制を試みる画像を放映した。

 事件は女児が通う市立学校内で起きたとされる。

 ニューデリーでは昨年12月、バス内で23歳女性が集団強姦(ごうかん)され、殺される惨劇が発生、インド社会を揺るがした。この事件では男5人と未成年者1人が逮捕されていた。

 インド各地ではその後も、少女らへの性的暴行事件が続出し、政府は早急な対応策を迫られてもいる。(CNN、2013.3.2)


 <インドの集団レイプ事件被告、勾留中に自殺>
 【ニューデリー】世界的に注目を集めた23歳のインド人女性が集団暴行された事件で起訴された被告5人のうちの1人が勾留中の施設で自殺した。被告の弁護士が11日、明らかにした。

 弁護士によると、午前5時15分ごろ、デリーのティハール拘置所でラム・シンハ被告(33)が死んでいるのが発見された。

 シンハ被告とその他4人の被告は、誘拐、強姦、殺人をはじめとする一連の容疑でデリーの特別裁判所で公判を受けるため勾留されていた。5人は無罪を主張している。

 ティハール拘置所の高官は、シンハ被告が自身が勾留されていた部屋で11日朝に自殺したことを認めた。同高官によると、シンハ被告は布で首つり自殺をたびたび図っていた。拘置所当局は同被告の死亡に関する調査を開始した。(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版、2013.3.11)


 <バス集団強姦事件の被告が自殺、両親は殺人と主張 インド>
 ニューデリー(CNN) インドの警察当局は11日、昨年末に首都ニューデリーでバスに乗車していた女性(当時23)が集団強姦された事件で、殺人罪などで起訴されていた被告5人のうち1人が自殺したと発表した。

 ニューデリー警察によると、死亡したのはバスの運転手だったラム・シン被告。刑務所内の部屋で首をつって自殺したという。被告はニューデリーのティハール刑務所に勾留されていた。

 一方、シン被告の弁護士や両親はCNNの系列局CNN−IBNの取材に対し、被告は自殺したのではなく殺害されたのだと主張した。

 集団強姦事件には6人の男が関与。シン被告を含む被告5人の裁判は先月始まり、有罪が確定すれば死刑となる可能性があった。事件に関与した少年(17)の裁判は、今後少年裁判所で開かれる予定。

 この事件で暴行を受けた女性は搬送先のシンガポールの病院で死亡。事件を機に、インドでは女性に対する待遇や性的暴力事件の扱いを巡り抗議デモが起きた。(CNN、2013.3.11)


 <主犯格のバス運転手自殺=インド集団レイプ事件>
 【ニューデリー時事】インドで2012年12月、女子学生がレイプされ殺害された事件で、起訴された5被告のうち主犯格とされるバス運転手ラム・シン被告が11日、拘置所で自殺しているのが見つかった。内務省当局者が明らかにした。

 地元メディアによれば、房内で首をつったという。しかし、被告の父親はAFP通信に、被告が拘置所で他の収監者から性的暴行を受け、「命が危ないと訴えていた」と主張、自殺に懐疑的な見方を示した。また、弁護士も調査を要求した。

 被害者の女子学生=当時(23)=は首都ニューデリーでシン被告の運転するバスに乗車。走行中に集団レイプされた上、鉄棒で殴打され、約2週間後に死亡した。(時事通信、2013.3.11)


 <スイス人女性が集団レイプ被害に、インド>
 【3月17日 AFP】インドの警察当局は16日、同国を旅行していたスイス人女性(40)が、同国中部のマディヤプラデシュ(Madhya Pradesh)州の森林でキャンプ中、複数の男に性的暴行を受けたと発表した。

 この女性は夫と共にタージマハル(Taj Mahal)があるインド北部のアグラ(Agra)を目指して自転車で旅行中だった。15日夜、棒を手にした7、8人の男が現れ、女性に性的暴行を加えた上、夫婦から金品を奪った。

 地元の警察官がAFPに語ったところによると、男らは夫を縛り上げ、目の前で妻に性的暴行を加えた。さらに、現金1万ルピー(約185ドル)と女性の携帯電話を奪ったという。(AFPBB News、2013.3.17)


 <インド・ムンバイで女性カメラマン強姦される、男性伴い取材中>
 インド最大の商業都市ムンバイ(Mumbai)中心部で22日夜、雑誌取材中の女性カメラマン(23)が男5人に集団レイプされる事件が起きた。警察当局者が23日、AFPに明かした。

 警察によると、この女性カメラマンは男性の同僚1人を伴い、高級住宅地シャクティーミル(Shakti Mill)地区で雑誌の記事に使うため古い建物の写真を撮影していた。襲ってきた男たちは、同僚の男性を殴って縛り上げ、それから女性を暴行したという。現場は同地区でも人通りの少ない場所だという。

 女性はムンバイ市内の病院で治療を受けており、暴行中の男たちの会話から2人のファーストネームを覚えていて警察に話したという。地元報道によると、女性は体内に複数の傷を負っているという。

 ムンバイはインドでも女性にとって最も安全な都市の1つと考えられており、地元住民は今回の事件に大きなショックを受けている。(AFPBB News、2013.8.23)


 <インド女性集団暴行死事件、被告4人に有罪>
 【9月10日 AFP】(一部更新)昨年12月にインドの首都ニューデリー(New Delhi)のバスの車内で女子学生(当時23)が6人の男に性的暴行を受け死亡した事件で、ニューデリーの地方裁判所は10日、残る被告4人全員に有罪判決を下した。

 裁判官は4人に対し、集団強姦(ごうかん)や殺人などで有罪を宣告した。量刑審理は11日朝に開始される。4人には死刑が科される可能性がある。

 ムケシュ・シン(Mukesh Singh)、アクシャイ・タクール(Akshay Thakur)、パワン・グプタ(Pawan Gupta)、ビナイ・シャルマ(Vinay Sharma)の4被告は全員、無罪を主張していた。

 傍聴していた被害者の両親は、判決が下ると泣き崩れ、4人の死刑を求め声を上げた。

 裁判所前で取材に応じたシン被告の弁護人を務めるV・K・アナンド(V.K. Anand)弁護士は「シン被告はバスを運転していただけで、車内で何が起きているか分からなかったと言っている」と述べ「即時控訴するだろう。ただし明日の量刑審理の結果をまず見る」と語った。タクール被告とシャルマ被告の弁護人を務めるA・P・シン(A.P. Singh)弁護士も、両被告は控訴するだろうと語った。

 同事件で訴追された6人のうち1人には、少年裁判ですでに矯正施設への収容3年が言い渡されている。またバス運転手で主犯格とされていたラム・シン(Ram Singh)被告は3月に拘置所内で首を吊って自殺した。

 事件は昨年12月16日の夜、映画を見に出かけた被害者の女子学生と交際相手の男性が帰宅するために乗り込んだ個人バスで、運転手を含む男たちに1時間近くにわたって暴行されたもの。女性は集団に強姦され、男性も大けがをし、一連の残虐行為の後に2人は意識をほぼ失った裸同然の状態でバスから突き落とされた。女性は後に搬送されたシンガポールの病院で同29日に死亡した。(AFPBB News、2013.9.10)


 <インド集団レイプ殺害事件が破った沈黙の壁>
 【9月11日 AFP】インドの裁判所が10日、被告4人に有罪を言い渡した集団レイプ殺害事件は同国全土に大規模な抗議行動を巻き起こし、性犯罪に関する法の厳罰化や警察改革を促したが、女性に対する暴力の波は一向に収まる気配がない。

 昨年12月、首都ニューデリー(New Delhi)で個人バスに乗り込んだ女子学生(当時23)が、一緒にいた交際相手の男性ともども車内で集団に暴行され、女性は約2週間後、治療を受けていたシンガポールで多臓器不全のため死亡した。

 女性人権団体などの活動家らは、この事件をきっかけに性的暴行を受けた被害者の一部が沈黙を破るようになり、長年、レイプに関するどんな議論も封じてきた文化的タブーが解かれたと述べている。

 女性の支援や人権擁護活動を行っているニューデリーのNPO「社会研究センター(Centre for Social Research)」のランジャナ・クマリ(Ranjana Kumari)氏は、亡くなるまでのおよそ2週間、女子学生の生き延びるための闘いが、他の被害者たちに声を上げさせたという。「以前だったらレイプという言葉さえ誰も口にしなかったけれど、その沈黙が終わりを告げたのです」

 前月ムンバイ(Mumbai)で女性カメラマンが同じく集団レイプされた事件は、広く報じられたことで、別の女性が7月に同じ容疑者たちに暴行されたことを初めて証言するに至ったとクマリ氏は語る。しかし司法制度には依然、「やる気のなさ」が漂っているという。

 ニューデリーの集団暴行殺害事件の被告4人の裁判は迅速に進められたが、その他のレイプ犯罪の裁判は事件発生から何年もたった今もなお審理開始を待っているありさまで、人権活動家らは裁判官の考え方自体、変えさせる必要があると主張している。

 「レイプの都」とまでいわれるニューデリーの警察には今年1〜6月で800件のレイプ被害が記録されているが、これは前年同期比で2倍以上となっている。この増加について、デリー警察の女性と子どものための特別班に所属するスマン・ナルワ(Suman Nalwa)氏は、被害者の間で名乗り出ようという意志が高まっている表れだと説明する。

 警察の対応に非難の声が向けられたことによって、デリー当局は全警官に対し、2008〜11年に展開していた性犯罪に関する意識強化キャンペーンを復活させた。また電話相談サービスを増設したり、全警察署に女性のための24時間相談窓口を設けた。ナルワ氏いわく「以前は性暴力は他の犯罪と比べて後回しにされることを余儀なくされていたが、今は最優先とみなされている。最高水準の態勢でそうした犯罪を監視している」という。

 政府も強姦(ごうかん)罪の罰則強化という重要な一歩を踏み出した点は、活動家らも認める。3月の議会で可決した新法には、レイプの被害者が死亡した場合に実行犯の最高刑が死刑となったことや、性的暴行や性的いやがらせに関する記録を怠った警察官に対する懲戒処分の条項などが盛り込まれた。

 こうした変化は抗議行動の正当な成果だと、「全インド進歩的女性協会」(All India Progressive Women's Association)の運動家、カビタ・クリシュナン(Kavita Krishnan)氏は評価し、「性的暴力に対する闘いがいかに大きな運動となり得るか、世界もインドの闘いから学べることがたくさんあると思う」と語った。

 しかし社会研究センターのクマリ氏のように、インド当局が真剣に性的暴力と闘うのならばもっと根本的な改革が必要だと訴える運動家もいる。性的暴行の後遺症と向き合うにあたり、被害者が当局から十分な支援を得られることはまれな上、レイプの被害者に無神経に対応する警官や公務員は今も多い。新法についてクマリ氏は、厳格な懲戒処分の枠組みを示した包括的なものだが十分でないと批判し、「何万件ものレイプ被害が未解決な一方で、有罪となっているのはわずか。これではまったく強いメッセージになっていない」と語った。(AFPBB News、2013.9.11)


 <インドの集団強姦事件、4人に死刑判決>
 【ニューデリー=庄司将晃】ニューデリーで昨年12月に女子学生(23)が男6人に集団強姦(ごうかん)されて死亡した事件で、ニューデリーの裁判所は13日、殺人や強姦の罪に問われた20歳代の男4人に対し死刑判決を言い渡した。

 この事件では先月末、殺人や強姦の罪に問われた少年が「矯正施設に3年間収容」という判決を受けた。インドの少年法で定められた最も重い処分だという。残る成人の被告1人は勾留中に死亡した。

 被害者の女子学生は、友人の男性と映画を見た帰りに乗ったバスで男6人に襲われた。鉄の棒で殴られたうえ車外に投げ出されて大けがを負い、半月ほど後に病院で死亡した。(朝日新聞、2013.9.13)


 <インドレイプ事件 被告4人全員に死刑>
 【ニューデリー=岩田智雄】インドの首都ニューデリーで昨年12月、女子学生=当時(23)=が男らに集団レイプされ殺害された事件で、デリー州の裁判所は13日、被告4人全員に殺人と強姦罪などで死刑を言い渡した。こうした犯罪で4人に同時に死刑判決が下されるのは極めて異例。事件は、インドで反レイプデモを大規模化させるきっかけとなり、量刑は厳しい世論を反映した内容となった。

 公判で判事は、事件を「インド社会全体の良心に打撃を与えた」と述べた。すでに有罪を宣告されていた4人は高裁に控訴する意思を表明している。

 女子学生は昨年12月16日、無認可のバスに乗り被害に遭った。男6人に集団レイプされ、鉄パイプで下腹部などに残忍な暴行を受けた末、車外にほうり出された。腸の摘出手術などを受けたが29日に死亡した。犯人全員が逮捕され、1人は勾留施設内で自殺。少年1人は3年間の矯正施設収容処分にされている。

 事件後、学生や若者の怒りに火がつき、各地で性犯罪の厳罰化や対策強化を求めるデモが相次いだ。政府はその後、罰則を強化する法改正を行った。

 事件後も悪質な性犯罪を伝える報道は連日のように続く。インド紙によれば、今年8月末までにデリー州であったレイプ被害の届け出は1千件余りで、昨年同期比で2倍以上になった。法改正で、被害者の泣き寝入りが減った面もあるが、犯罪抑止には大きな効果が見られないのが現状だ。(産経新聞、2013.9.13)


 <インド集団暴行で死刑 4被告判決「残忍、見過ごせない」>
 【バンコク=寺岡秀樹】インドの首都ニューデリーで昨年十二月、女子学生(23)が集団暴行され、死亡した事件で、地元裁判所は十三日、強姦(ごうかん)や殺人などの罪に問われた男四人に死刑を言い渡した。

 AFP通信などによると、四人は十九〜二十八歳。裁判官は極刑に値すると断じ、「性犯罪が増加する中、この残忍な行為を見て見ぬふりはできない」と述べた。

 判決後、女子学生の父親は「正義が果たされ、満足している」と語った。一方、弁護人は控訴の方針を示している。

 犯行に関与したのは六人。うち、当時少年だった一人は少年裁判所で審理の上、矯正施設での三年間の収容が言い渡され、主犯格の男は勾留先の施設で自殺した。

 女子学生は被告の一人が運転するバスで鉄棒で腹部などを殴られた上、路上に放置された。約二週間後に入院先のシンガポールの病院で死亡した。

 事件後、性犯罪の厳罰化を求める世論の高まりを受け、政府は強姦罪の最高刑を終身刑から死刑に引き上げるなど刑法を改正。しかし、性的暴行事件は続発し、地元メディアによると、ニューデリーでは一〜八月末に千九十八件発生、昨年同期比の約二・四倍だった。(東京新聞、2013.9.14)


 <村の指導者が「報復レイプ」命令、14歳少女が被害 インド>
 インド東部で14歳の少女が自宅から連れ出され、近くの森林で強姦される事件があった。警察は捜査の結果、村の指導者が犯行を命じていたことが分かったとして、この男を拘束した。

 今回の事件では改めて、地方の村で住民同士のトラブル解決などに当たる「パンチャヤット」と呼ばれる自治評議会の問題が浮き彫りになった。

 事件の発端は、被害者の少女の兄が、既婚女性に対する強姦未遂の疑いをかけられたことだった。パンチャヤットは会合を開き、この女性の夫に対し、報復のため容疑者の妹を強姦するよう指示したとされる。

 加害者の男と村の指導者、少女の兄の3人は拘置され、いずれも無罪を主張しているという。

 男性中心に構成されるパンチャヤットを巡っては、これまでに何度も問題が指摘されてきた。

 1月には西ベンガル州で20歳の女性が村の指導者の命令で集団強姦される事件が起きた。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、女性は別の集落の男性との交際をとがめられ、「罰」として強姦された。

 地元のメディアは、パンチャヤットの命令で強姦の被害者が加害者の男性と強制的に結婚させられる実態を伝えている。最年少の被害者は6歳だという。

 パンチャヤットは名誉殺人や暴力犯罪をそそのかすこともあるとされる。これに対してインドの裁判所は2011年、個人や機関が人権を侵害するような命令を出すことは許されないと断じた。しかし都会から遠く離れた村では公正な裁きを受けるのが難しく、パンチャヤットに頼るしかないのが現状だ。(CNN、2014.7.16)


 <強姦事件の被告、「女は黙ってレイプされろ」 インド>
 インドで女性を集団強姦(ごうかん)して死亡させた罪で死刑判決を言い渡された男が英BBCテレビのインタビューに対し、「(被害者の女性は)黙ってレイプされればいいんだ」と言い放った。ニューデリー警察は3日、混乱を引き起こす恐れがあるとして、裁判所がこのインタビューの公表を禁じたことを明らかにした。

 被害者の女性(当時23)は2012年にバスの中で男5人に暴行されて重傷を負い、シンガポールの病院で2週間後に死亡した。

 この事件で、バスの運転手だったムケシュ・シン被告を含む5人が集団強姦罪に問われて死刑を言い渡され、4人は判決を不服として控訴している。

 BBCはドキュメンタリー番組の収録でシン被告にインタビューした。この中で同被告は「まともな若い女は夜9時にうろついたりはしない」「男に比べて女は強姦の原因になりやすい。男と女は平等ではない」と主張。「女がすべきは家での家事だ。夜間にディスコやバーをうろついて間違った事をしたり間違った服装をすることではない」とまくし立て、自分たちには「教訓を教える権利がある」と言い放った。

 女性は鉄の棒を使って暴行され、腹部や性器、腸に重傷を負って一部の臓器を摘出しなければならなかった。しかしBBCのディレクターからその話を聞かされても、シン被告は後悔した様子を見せず、「レイプされている間は抵抗すべきじゃなかった」「そうすれば『やり終わった』あとで降ろしてやったのに」と吐き捨てた。

 さらに、強姦の代償として死刑を言い渡せば、女性を一層危険にさらすことになるとも主張。「今度レイプした奴らは、俺たちのように女を放置せず、女を殺すだろう」と話した。

 刑務官によれば、このインタビューは2013年に収録された。死刑判決を言い渡される前か後かははっきりしない。一緒に犯行に加わったシン被告の兄弟も強姦罪と殺人罪で起訴されたが、公判が終わる前の同年3月に、デリーの拘置所で首をつっているのが見つかった。

 事件をきっかけとしてインドの女性に対する処遇は国際的な脚光を浴び、国内外で抗議運動が広がった。

 しかしシン被告の弁護士は、女性に対して被告と同じような認識を示す。「もし私の娘や姉妹が婚前行為に及んで自分を恥ずかしめるようなことをしたら、納屋に連れて行って家族全員の前でガソリンをかけ、火を付ける」

 BBCは、やはり強姦罪で有罪判決を受けた別の男にもインタビューした。この男は薄笑いを浮かべながら5歳の少女を強姦した話を語って聞かせたという。小さな子どもになぜそんなことができるのかと尋ねられると、「あいつは物乞いだった。命に何の価値もない」

 インタビューを収録したBBCのドキュメンタリーは、「国際女性デー」の8日に放送される。(CNN、2015.3.4)


 <インド政府、レイプ犯会見番組放映でBBCに対抗示唆>
 インドで2012年に起きた集団レイプ女性殺害事件で、死刑判決を受けた実行犯の男のインタビューを英BBCがテレビで放映したとして、インドのシン内相は5日「適切な行動を取る」と述べ、対抗措置を取ることを示唆した。PTI通信が報じた。

 男は「レイプは被害者の女性に責任がある」などと主張。インドの裁判所は3日にインド国内での放映禁止を命じた。

 インド政府はBBCに対して国外での放映も見送るよう求めていたが、BBCは4日に英国で放映した。

 一方、インドでは「放映禁止は問題の解決にならない」(ヒンズー紙)と政府の対応に批判的な声も上がっている。(共同、サンスポ、2015.3.5)


 <住民数千人がレイプ容疑者を惨殺 制御効かぬ“怒り”、収拾つかぬ「レイプ頻発インド」>
 インド北東部ナガランド州で、女性への強姦容疑で逮捕された男(35)が、群衆に収容施設から引きずり出され、凄惨(せいさん)な私刑を受けた末に殺害される事件が発生し、インド社会は衝撃を受けている。多発するレイプ事件に国民の怒りが高まる中、住民が過激に反応した。いびつな形で不満が噴き出す中、モディ首相は国連の「国際女性の日」の3月8日、女性を保護するためのワンストップ・センターやヘルプラインの創設を決めた。

 事件が起きたのは女性の日を3日後に控えた5日だった。インドのPTI通信によると、数千人の群衆がナガランド州ディマプールの容疑者収容施設を襲撃し、引きずり出した男を全裸にして歩かせ、石を投げつけたうえにバイクにロープでつないで約7キロを引きずり回して殺害した。遺体は、市中心部の時計台につるされた。

 収容施設の警備担当者の数は群衆よりはるかに少なく、蛮行を止めることができなかったという。地元メディアは施設に群衆の協力者がいたとの当局者の話を伝えている。ナガランド州当局は責任者3人を停職処分にした。

 殺害された男は、地元の女性をレイプしたとして2月24日に逮捕された。被害女性は地元メディアの取材に応じ、男から犯行の口止め料として5千ルピー(約9500円)を渡されたが、警察に被害を届け出たと語った。

 しかし、事件はその後、別の展開を見せている。ナガランド州政府は、男の供述から女性はレイプされたのではなく、2人は合意のうえで2度、性行為に及んだとみられると連邦政府に報告したのだ。地元メディアは2人がホテルに入る様子をとらえた監視カメラの映像を伝えたが、女性が男に無理やり連れ込まれる様子は写っていなかった。男は無実だった可能性が高まっている。

 群衆の怒りが爆発した背景には、一つの「誤解」もあったようだ。群衆らはイスラム教徒だった男が隣国バングラデシュからの不法移民だと訴えていたが、事件後、男の家族が名乗り出て、男は隣接のアッサム州出身のインド人と判明したからだ。インド北東部では、バングラデシュからのイスラム教徒の違法越境が常態化しており、地元住民は「土地や仕事が奪われている」と不満を募らせ、アッサム州などでは住民間の暴力が頻発しているという事情がある。

 一方、収容施設襲撃事件のあった5日には、インドのレイプをめぐる別の問題も明らかになっていた。

 インドでは2012年12月、ニューデリーの女子学生=当時(23)=が違法営業の私営バスの中で男らに集団レイプされ、残虐な暴力を受けた末に死亡する事件が発生し、各地で反レイプ運動が盛り上がった。

 英BBCテレビがこの事件を検証するドキュメンタリー番組を制作したところ、死刑判決を受けて上告中の被告1人がインタビューで、レイプ事件が起きるのは「男ではなく女に責任がある」「まともな女は夜9時ごろにうろつかない」「家事は女の仕事だ」などと発言するシーンがあり、インド政府が、インド国内での放映を禁止したのだ。

 インドのベテラン・テレビ記者で作る放送編集者協会は、政府の放送禁止措置を「言論の自由は抑制されるべきではない」と批判している。ただし、録画映像はネット上でコピーされ、インド国内のサイトにも出回った。

 インドでは昨年11月から今年にかけて、日本人女性2人もレイプ被害に遭ったことが明らかになっている。今後も、インド政府は多発する犯罪と国民の反応に神経をとがらせることになりそうだ。(産経新聞、2015.3.17)


<参照>
ウィキペディア 2012年インド集団強姦事件
ウィキペディア ダヘーズ
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 ルールで縛ってもインド女性の安全は守れない
ZAKZAK ノーブラで世界一周のF乳旅作家 壮絶集団痴漢体験を告白
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2012年12月30日

トモダチ作戦参加米兵1億1000万ドル損害賠償訴訟

 東日本大震災後、三陸沖に派遣された米原子力空母ロナルド・レーガンの乗組員8人が27日までに、東京電力福島第1原発事故の影響が正確に伝えられず被ばくし健康被害を受けたとして、同社を相手に計1億1千万ドル(計約94億円)の損害賠償を求める訴えをカリフォルニア州サンディエゴの米連邦地裁に起こした。米メディアが伝えた。

 乗組員らは米軍による被災地支援の「トモダチ作戦」で急派され、搭載機が発着する飛行甲板などで作業していた。東電によると、事故収束作業をめぐり、海外の裁判所で同社が訴えられたケースはないという。東電は「訴状が届いておらず、コメントは差し控えたい」としている。

 訴えたのはロナルド・レーガン乗組員のリンゼイ・クーパーさん(階級不明)ら。米兵8人のほか、その家族1人が原告に加わっている可能性もあるという。(共同通信、2012.12.27)


 米メディアによると、東日本大震災での米軍の救援活動「トモダチ作戦」に従事した兵士8人が、「東京電力が情報開示を怠ったため危険なレベルまで被曝(ひばく)した」として東電を相手取り、損害賠償を求めて米サンディエゴの連邦地裁に訴えた。

 訴えたのはカリフォルニア州を母港とする米空母ロナルド・レーガンの乗組員8人。東電が米軍に「間違った安全感覚」を植えつけ、「脅威となるほどの放射能レベルではなかったという錯覚を起こさせた」と主張。損害賠償として1千万ドル(約8億6千万円)、詐欺や怠慢などへの懲罰的賠償として3千万ドル、医療費をまかなう1億ドルのファンドの立ち上げを求めている。

 東京電力広報部は「提訴されたとの報道は認識している。訴状が届いていないのでコメントできない」としている。(朝日新聞、2012.12.27)


 トヨタ自動車は26日、米国内での急加速事故を発端とした大規模リコール(回収・無償修理)問題をめぐり、車の価値が落ちたとして所有者らが損害賠償を求めていた集団訴訟で、合計11億ドル(約940億円)を負担する和解案に合意したと発表した。米自動車業界での和解額としては史上最高水準とみられる。

 トヨタによると、大規模リコール問題に関する集団訴訟としては今回が最大規模。急加速の原因の一つとして疑われた電子制御装置をめぐる訴訟などがまだ残っているが、米運輸省は既に、この装置には欠陥が見つからなかったとしてハイテク技術の面では「シロ」の判定を下している。今回の訴訟が和解に至ったことで、2009年から10年にかけて延べ1000万台以上のリコールにつながったトヨタの品質問題は大きな区切りを迎えた。

 トヨタは、なお過失は認めていないが、「過去の法律問題と決別することが最善の方策」(北米トヨタ幹部)として和解に応じる。12年10〜12月期に11億ドルの特別損失を計上する。(時事通信、2012.12.27)


 トヨタがそうしたように和解してしまうんじゃないでしょうか。どれほど理不尽でもアメリカ人には大金を払い、一方で福島県民に対する補償は微々たるものでは誰も納得しません。東京電力の体質が問われます。


 <米、核特殊チーム派遣 福島事故直後に初展開>
 東京電力福島第1原発事故直後に、原発周辺の放射線量を測定するために米政府が日本に派遣したのは、核テロなどに備える特殊専門チームだったことが31日、分かった。このチームが海外へ本格展開した初の事例だったが、当時の菅直人政権中枢は派遣の事実を当初把握していなかったことも判明。チームが実測したデータの公表が遅れ、住民の「無用な被ばくを招いた」(福島県浪江町議会の吉田数博よしだ・かずひろ議長)恐れがある。

 チーム派遣決定に関わった複数の米政府関係者と、日本側当局者らが共同通信に明らかにした。

 派遣されたのは、空中測定システム(AMS)と呼ばれる航空機モニタリング装置を使って上空からガンマ線を実測し、地上1メートルの線量を算出、汚染状況を分析する「被害管理対応チーム」の33人。エネルギー省核安全保障局の特殊専門部隊で、核テロや核事故が起きた時に真っ先に出動し、実測データに基づいて汚染地域と非汚染地域を区分、住民避難や米軍部隊の活動に役立てる、いわば「先遣隊」だ。

 米政府関係者によると、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)は第1原発1号機が水素爆発を起こした2日後の2011年3月14日、放射線被害を恐れる在日米軍司令部や在日米大使館の要請を受け、チームの派遣を決定。16日には、科学者と技師で構成するチームがAMS機材とともに米ネバダ州から米軍横田基地に到着、試験飛行などの準備作業に12時間以内に着手した。

 17〜19日までの3日間、米軍機2機にAMSを搭載して最高約700メートルの上空から線量を測定。原発から約40キロ圏の放射能汚染マップを作製し、日本政府へ提供した。

 ところが、当時の官房長官だった枝野幸男氏ら複数の日本側関係者によると、チームの活動予定が米側から外務省に伝えられたのは17日ごろだが、危機管理を主導する枝野氏はじめ菅政権幹部がこれを知ったのは20日以降。汚染マップは21日の日米協議を経て、23日にようやく公開された。(中国新聞、2012.12.31)
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2012年12月29日

道仁会と九州誠道会特定抗争暴力団に指定 

 佐賀など4県の公安委員会は27日、改正暴力団対策法に基づき、指定暴力団の道仁会(福岡県久留米市)と九州誠道会(同県大牟田市)を「特定抗争指定暴力団」に指定した。福岡など2県の公安委は工藤会(北九州市)を「特定危険指定暴力団」に指定。10月施行の改正暴対法に基づく初の指定となる。

 佐賀、福岡、長崎、熊本各県公安委が道仁会と九州誠道会を、福岡、山口両県公安委が工藤会を指定した。改正暴対法は、指定された組員が不当な要求をするなどした場合、中止命令を経ず、直ちに逮捕できる「直罰規定」が盛り込まれており、警察当局は摘発と警戒を強化する。

 県警組織犯罪対策課によると昨年12月末現在、県内の道仁会系組織は6組織150人、九州誠道会系組織は6組織100人。

 県警は27日、佐賀、鳥栖、嬉野、伊万里、唐津市にある道仁会系5事務所と佐賀、武雄、唐津市にある九州誠道会系5事務所に、事務所使用禁止の標章を掲示した。これまで同法に基づき発令していた両組織系の計4事務所への使用制限命令は撤回した。

 同課は「法令を効果的に運用するには市民の情報提供が欠かせない。抗争事件の捜査を徹底し、市民が安心できるようにしたい」と話した。

 法整備が進む一方、協力を求められる市民には、報復などを恐れる声も強い。県内で暴排活動に取り組んだ経験がある70代男性は「福岡で市民に危害が及ぶ事件が起き、警察に協力できる状況ではないというのが本音」と不安を吐露。男性は「警察官の数に限界はあるが、(協力するには)実効性のある保護対策が絶対条件」と要望した。(佐賀新聞、2012.12.28)


 福岡など5県の公安委員会は27日、改正暴力団対策法に基づき、指定暴力団工藤会(北九州市)を「特定危険指定暴力団」に、指定暴力団の道仁会(福岡県久留米市)と九州誠道会(同県大牟田市)を「特定抗争指定暴力団」に指定した。福岡県警などは道仁会と誠道会の組事務所に立ち入り禁止の標章を張るなど暴力団の封じ込めに動きだした。「特定団体」の組員は中止命令を経ずに逮捕される「直罰規定」が適用される。指定は全国初。

 工藤会は福岡、山口両県、道仁会と誠道会は福岡、佐賀、長崎、熊本県の公安委が指定。工藤会の指定期間は1年間で、道仁会と誠道会は3カ月。

 道仁会と誠道会の組員は福岡、佐賀、長崎、熊本4県の68市町の警戒区域で、抗争相手に付きまとったり、5人以上で集合したりすることが禁止される。4県の組事務所計58カ所も使えない。

 福岡県警は27日午後2時ごろ、捜査員が久留米市の道仁会本部事務所を訪れ、出入り口に「この事務所に立ち入り、とどまることは禁止」と書かれた標章を張った。県警は県内の両組織の組事務所計41カ所に同様の標章を張った。

 工藤会の組員は福岡、山口両県の21市町の警戒区域内でみかじめ料などの不当な要求をすれば即座に逮捕される。

 組事務所周辺の住民らからは警察への期待と注文の声が相次いだ。久留米市の道仁会会長宅近くに住む60代の男性は「組員を見なくなり、不安が和らぐ。これを機に取り締まりを一層強めて」。北九州市小倉北区の飲食店経営の男性は「警察に通報すれば報復されるかもしれない」と不安を漏らし、「警察は二度と事件が起きないよう市民を守って」と要望した。(西日本新聞、2012.12.28)


 福岡、山口両県公安委員会は27日、改正暴力団対策法に基づき、工藤会(本部・北九州市)を「特定危険指定暴力団」に、福岡、佐賀、長崎、熊本4県の公安委は同日、道仁会(同・福岡県久留米市)と九州誠道会(同・同県大牟田市)を「特定抗争指定暴力団」に、それぞれ指定した。いずれも全国で初めての指定。各公安委が設定した警戒区域内で不当行動をした組員に対し、取り締まりが強化される。各県警は早速、組事務所に標章を貼るなどし、「特定」3団体の封じ込めに向けて動き出した。

 工藤会の警戒区域は、福岡県では北九州市、福岡市など18市町、山口県では下関市など3市。組員がみかじめ料などを不当に要求した場合、即逮捕できる。指定期間は1年間。

 抗争を続けている道仁会と九州誠道会の警戒区域は、福岡県では久留米、大牟田市など25市町、佐賀県は離島を除く全域、長崎県は佐世保市など7市町、熊本県は熊本市など16市町。事務所への立ち入りや新設、多数の組員の集合などが禁止され、違反した場合は即逮捕となる。指定期間は3か月。

 期間はいずれも延長できる。(読売新聞、2012.12.27)


 20日午後8時50分ごろ、福岡県久留米市白山町の指定暴力団道仁会系組事務所の敷地内に爆発物が投げ込まれた。県警は抗争事件とみて捜査を始めた。けが人はいなかった。

 県警久留米署によると、近所に住む女性から「爆発音のような音がした」と通報があった。現場に駆け付けた警察官が、敷地内で何かが爆発した跡を発見したという。現場はJR久留米駅から約1キロの住宅街。(時事通信、2012.12.21)
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大津中二生いじめ自殺事件 その10

 大津市で昨年10月、いじめを受けていた市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、滋賀県警は27日、加害者とされる中学3年の少年2人(ともに15歳)を、生徒を殴打した暴行容疑などで大津地検に書類送検した。当時、13歳で刑事罰の対象とならない別の少年(15)は、暴行などの非行事実で児童相談所に送致した。

 県警は、いじめに至った経緯や自殺の背景にも踏み込む異例の捜査をしており、近く市側に報告する。

 少年3人は当時、同じ中学の2年生。発表などによると、昨年9月、体育祭で生徒をはちまきで縛るなどし、同10月には校内のトイレで生徒を殴るなどした暴行、生徒の成績カードを破るなどした器物損壊、窃盗の三つの容疑の計13件で書類送検、送致した。

 3人は、一部の行為について「(生徒に)腹が立ったのでやった」と容疑事実を認めているが、その他は「遊びだった」などと犯意を否認するか、行為そのものがなかったと話しているという。

 県警は「少年を更生させる観点から、個別の容疑事実や詳細な認否は明らかにしない」としている。

 3人のうち1人については、今年5月に女性教諭に重傷を負わせた傷害容疑でも書類送検した。

 生徒は昨年10月11日朝、自宅マンションで飛び降り自殺した。県警は今年7月、遺族から暴行や器物損壊、窃盗、強要、恐喝、脅迫の六つの容疑で告訴を受理。いじめとして遺族が挙げた45件の行為について検討し、捜査対象を計27件とした。

 県警は同月、暴行容疑の関係先として生徒が通っていた中学校や市教委を捜索。その後、在校生や教諭ら約400人から事情を聞くなどし、押収資料や目撃証言などから13件で立件が可能と判断した。いじめについて学校が行った全校アンケートで指摘された「自殺の練習」を含む14件の行為については、具体的な目撃証言や犯罪性がなく、立件を見送った。

 県警は問題の社会的反響を考慮し、刑事罰の対象にならない13歳だった時の行為についても、児童相談所に判断を委ねる「通告」ではなく「送致」とし、家庭裁判所で少年審判に付されるべきとした。

 ◆大津市のいじめ問題 昨年10月11日、大津市立中学2年の男子生徒が自殺。直後の全校アンケートを基に、市教委は11月、「いじめがあったが、自殺との因果関係は不明」と発表した。今年7月になって、同アンケートで複数の生徒が「自殺の練習」などと書いていたことが判明し、学校、市教委の調査や対応がずさんだったとして批判を浴びた。

 遺族側は2月に加害者とされる少年3人や市などを相手取り、損害賠償を求めて提訴。市は和解の方針を決めている。一方、市が問題解明のために設けた第三者調査委員会は、来年1月にも報告書をまとめる。(読売新聞、2012.12.28)


 大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、滋賀県警は27日、男子生徒のいじめに関わったとして、当時14歳の同級生2人(いずれも15歳)を暴行、器物損壊、窃盗の疑いで大津地検に書類送検した。刑事罰に問われない当時13歳の同級生(15)も児童相談所に送致した。県警は個別の内容を明らかにしていないが、計13件のいじめ行為を立件した。県警によると、同級生は一部を否認しており、今後、家裁に送致される見通し。

 「男子生徒が自殺の練習をさせられていた」という強要容疑などは、事実が確認できないとして立件しなかった。自殺といじめの因果関係については「結論を出していない」としたが、県警は28日、いじめの再発防止のため、捜査結果を県教委と大津市教委に提供する。

 送検容疑は、昨年9月29日の体育祭で男子生徒の手足を縛ったり、昨年10月5日に校内のトイレで殴ったりするなどしたとされる。県警は送検内容を詳しく明らかにしない理由について「同級生の健全育成のため」としている。

 また、学校が実施したアンケートの回答にあった「自殺の練習」については、一部の生徒が「男子生徒が校舎の窓から落ちる練習をさせられていた」などと証言していた。県警は強要の疑いで調べたが、違法行為を確認できなかったという。

 県警によると、男子生徒の父親が今年7月、45件の「いじめ行為」があったとして、暴行、器物損壊、強要、恐喝、脅迫、窃盗の六つの容疑で同級生3人を県警に告訴した。県警は計27件に整理・統合して捜査し、このうち13件を違法行為の疑いが強いと判断した。

 県警は今年7月、体育祭での暴行の疑いで、男子生徒が通う中学校と市教委に異例の家宅捜索をして本格的な捜査に乗り出した。その後、約360人の生徒や卒業生、教職員から聞き取りを進めた。

 県警はこの日、送検前に父親らに捜査結果を伝えた。県警は、父親からの被害届の受理をためらうなどしたため、捜査の着手が遅れたことを謝罪した。

 また、男子生徒を被害者とする事件とは別に、同校の女性教諭に重傷を負わせたとする傷害の疑いで、同級生3人のうち1人を書類送検した。

 【ことば】大津市の中2男子自殺問題

 昨年10月、大津市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自宅マンションから転落して死亡した。滋賀県警は自殺と判断した。市教委は男子生徒がいじめられていたことを認めたが、「自殺との因果関係は分からない」としていた。

 今年7月、全校生徒のアンケートに「男子生徒が自殺の練習をさせられていた」との回答があったのに公表されなかったことが表面化し、市教委や学校の対応に批判が集まった。遺族は市、いじめに関わったとされる同級生に賠償を求める訴訟を起こしているが、市は7月に和解の方針に転じた。8月末には第三者調査委を設け、来年1月にも、男子生徒へのいじめの実態などの報告書をまとめる。(毎日新聞、2012.12.27)


 ■3回の被害届「受理すべきだった」

 大津市の市立中学2年の男子生徒=当時(13)=による自殺をめぐる同級生らの書類送検で、滋賀県警は27日、昨年、被害届を早急に受理しなかったことを親族に謝罪した。また、捜査を通じて教育現場で大事なことも多数明らかになったとし今後、市教育委員会や県教育委員会と連携することを強調した。

 県警はこの日の会見で、捜査幹部が「結果的に捜査開始の遅れによる支障はなかった」としたが、実際に事情聴取する過程では捜査員から「1年たったことで、記憶が曖昧になっている部分がある」との声もあった。当初、自殺した中学生の親から3回の被害届をうけながら、受付けなかったことについて、「被害者の気持ち痛みに寄り添って対応すべきだった。(市教委がいじめを認め、父親が3度目に提出に来た昨年)12月にも受理して捜査を始めるべきだった」と反省の言葉を続けた。

 また捜査幹部は近く、市教委や県教委に学校内のいじめや生徒間トラブルの対応などについて捜査中に得た教訓があったとし、市に提供することも明言した。

 これまで市の第三者調査委員会は県警に情報提供などで協力を求めていた。

 一方、自殺した中学生の父親も、「加害者を知ってから、その家に何度もいった。家の前に行くだけだったが…」と当初の無念さを振り返った。ただ、時間の経過とともに心境の変化があったといい、「彼らも元々はそういう子たちではなかったはず。13歳、14歳だったことを考えれば、反省して更生してほしい」と話した。(産経新聞、2012.12.28)


 大津市の中2男子自殺で、滋賀県警は27日、いじめに関わったとされる同級生の少年3人=いずれも(15)=のうち、事件当時14歳だった2人を暴行などの疑いで書類送検した。刑事罰の対象とならない13歳だった1人は児童相談所に送致した。3人は今後、家庭裁判所に送致される見通し。県警は容疑と自殺の因果関係について「結論は出ていない」としている。

 自殺を巡り、遺族側が出そうとした被害届を当初、受理しなかったことについて、県警は「今となっては不適切だったと考えている。遺族の思いに気を配り、対応すべきだった」と陳謝した。捜査結果を大津市や県に提供し、再発防止に向けた対策に協力する考えも明らかにした。

 県警は暴行、窃盗、器物損壊の3つの容疑で、自殺した生徒に関わる計13事件を立件したと説明。具体的な書類送検容疑などは明らかにしなかったが、捜査関係者によると(1)昨年9月の体育大会で男子生徒の両手を鉢巻きで縛った上、口を粘着テープでふさいだ(2)昨年10月に校内のトイレで暴行した――などの疑いが含まれている。

 遺族が市や3人に損害賠償を求めた民事訴訟で、同級生側は「遊びの範囲」といじめを否定したが、県警は13事件の中に「同級生が犯意を認めているものもある」と説明している。

 男子生徒は大津市の公立中に通っていた昨年10月、自宅マンションから飛び降りて自殺した。その後、学校が実施した全校生徒アンケートの回答に「自殺の練習をさせられていた」「葬式ごっこ」など、いじめを示す記述があった。

 県警は「自殺の練習」に関し、客観的に十分な裏付けができず、事実を認定できなかったとしている。捜査関係者によると、男子生徒が学校の窓から身を乗り出す姿を見かけた生徒はいたが、強要があったかどうかの証言は得られなかった。

 遺族が7月に暴行と器物損壊、窃盗、強要、脅迫、恐喝の6つの容疑で告訴し、県警は同月、暴行容疑で学校や市教育委員会を家宅捜索。同学年の生徒約360人からも任意で事情を聴くなど教育現場への異例の捜査で裏付けを進めてきた。

 県警は3人のうち1人について、担任の女性教諭に重傷を負わせたとして、傷害容疑でも書類送検した。(共同通信、2012.12.27)


 自殺した男子生徒の月命日に当たる今年七月十一日、県警が大津市立皇子山(おうじやま)中学校と市教委への異例の家宅捜索に踏み切ってから百七十日目。更生を目的とする少年法の壁が立ちはだかった苦渋の捜査の末、県警は「文科省のいじめの定義に照らし合わせると、定義に該当すると思う」と、いじめがあったとの結論を出した。

 捜査は難航した。捜索以降、県警は夏休みを中心に男子生徒の同級生らに聞き取り調査を実施。しかし約一年前の事件に、日付や詳細な状況などを中学生から聞き出すことは至難の業だった。いじめを止められなかったことを悔やむ生徒や、聞き取りの途中で泣きだす生徒もいた。「非常につらい捜査だった」(県警幹部)

 それでも「容疑を広くとらえ、可能な限り(事実解明に)盛り込むスタンスでやった」(県警幹部)。今年十月には、各署に配属されていた生活安全部の勤務経験者らを異例の人事異動により捜査班に集め増強。歴代の少年課長らも捜査の中枢を担い、県警組織を挙げて取り組んできた。

 被害者が亡くなっていることもあり「いじめと自殺との因果関係は、推測では言えない」としたが、暴行など犯罪事実と認めた十三件の事案から「いじめがあった」とした。

 大津署が当初、「捜査は進めている」としたものの、被害届を受け取っていなかったことが、世間からは門前払いをした印象を与えたことについても、県警幹部は「もう少し被害者の心の痛みに、気を配っていれば…」と悔いた。

 「注目されればされるほど、少年の更生の機会を妨げる」(県警幹部)。異例の捜索により全国的に注目を集め続けたことも、静かに捜査を進めたい県警幹部をいら立たせた。それでも「この容疑事案は盛り込めるのか、盛り込めないのか」。県警本部のある会議室。県警では、送検日の前日も、詰めの協議を繰り返した。

 今後は家庭裁判所の審判に委ねられる。県警幹部は「少しでも早く更生してほしい」と話した。(中日新聞、2012.12.28)
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兵庫県立高校野球部員知的障害者いやがらせ事件

 兵庫県西部にある県立高校の野球部員らが路線バスの車内で、障害者の男性に嫌がらせをしてその様子を動画撮影し、仲間内でスマートフォン(高機能携帯電話)を使って閲覧できるようにしていたことがわかった。同高は、野球部員8人と山岳部員2人の1年男子生徒計10人を嫌がらせに関わったとして5日間の自宅謹慎とし、野球部については無期限の活動停止とした。

 同高によると、10人は11日午後6時過ぎ、下校中のバス車内で、乗客の男性が席に座るのを邪魔するなどしてからかった。さらに1人が、男性の興奮した様子を携帯電話で撮影し、スマートフォン用の無料通信アプリ「LINE(ライン)」を用いて、同高生のうち数十人が閲覧できる状態にしていたという。

 バスに乗り合わせた別の生徒からの通報で発覚。部員らは「バスで男性にかばんを踏まれるなどしたため、からかった」などと話したという。

 同高は「人権侵害だ」として、生徒らに指導したうえで動画を削除させたうえ、校長が男性の家族に電話で謝罪したという。(読売新聞、2012.12.28)


 兵庫県西部の県立高校の野球部員らがバスで乗り合わせた知的障害者の男性にいやがらせをし、その様子を撮影した動画をネット上に投稿していたことが県教委への取材で分かった。高校は重大な人権侵害に当たるとして、野球部員8人を含む男子生徒10人を5日間の自宅謹慎処分とした。また、日本高校野球連盟に事実関係を報告した。

 県教委によると、野球部員ら1年生10人は今月11日午後6時ごろ、下校中のバスの車内で、男性が移動したり着席したりするのを妨害した。男性がパニックに陥り、その様子を携帯電話で撮影し、パスワードを共有する友人の生徒だけが閲覧できる動画サイトに投稿していた。既に動画は削除されたという。(毎日新聞、2012.12.28)


 兵庫県西部の県立高校の野球部員ら1年生10人が今月11日、路線バスの車内で知的障害者とみられる男性に嫌がらせをし、その様子をスマートフォンで撮影していたことがわかった。高校は10人を5日間の自宅謹慎にした。

 高校によると、生徒らは11日午後6時ごろ、下校中のバスに乗車してきた男性の前にかばんを置いて通行を妨げたり、男性がいつも座る席に生徒が座ったりする嫌がらせをした。男性が怒る様子を撮影してスマートフォンのアプリ「LINE」に投稿し、仲間内で閲覧していたという。

 校長は「相手の立場に立つ優しさがなく、明らかな人権侵害。今後も徹底的に指導する」と話した。教頭が男性の家族に面会を求めたが断られたため、校長が電話で謝罪したという。(朝日新聞、2012.12.28)


 兵庫県西部の県立高校の野球部員らが、路線バス内で障害者の30代男性に嫌がらせをし、様子を撮影した動画をLINEと呼ばれるスマートフォンの無料通話アプリに投稿、仲間内で閲覧していたことが28日、高校への取材で分かった。

 高校は重大な人権侵害に当たるとして、関係した野球部員8人を含む男子生徒10人を5日間の自宅謹慎とし、部活動についても禁止した。野球部に甲子園出場などの実績はないという。

 高校によると、男子生徒らは11日午後6時ごろ、下校中のバスの中で、男性が移動するのを邪魔し、生徒が先回りして席に座るなどしてからかった。嫌がらせに腹を立てた男性の様子を10秒間ほど撮影したとしている。動画は一時、野球部を中心に約30人の同校生徒が閲覧できた。(サンスポ、2012.12.29)


 兵庫県西部の県立高校の野球部員らが、路線バス内で障害者の30代男性に嫌がらせをし、様子を撮影した動画をLINE(ライン)と呼ばれるスマートフォンの無料通話アプリに投稿、仲間内で閲覧していたことが28日、分かった。

 高校は男性に知的障害があるとし、重大な人権侵害に当たるとして、関係した野球部員8人を含む男子生徒10人を5日間の自宅謹慎、部活動についても禁止した。

 男子生徒らは11日午後6時ごろ、下校中のバスの中で男性が移動するのを邪魔するなど嫌がらせをした。腹を立てた男性の様子を携帯電話で10秒間ほど撮影、投稿した。男性はいつも同時間帯のバスで決まった座席に座っていたといい、生徒らはそれを知った上で嫌がらせをしたとみられる。動画は一時、野球部を中心に約30人の同校生徒が閲覧できた。

 乗り合わせた別の生徒が翌日、学校に連絡し、発覚した。生徒らは行為を認め、反省しているという。日本高野連の竹中雅彦参事は「あってはならない悲しいこと」と話した。同高野連では県高野連からの報告を待って、最短で来月9日の審議委員会にかける予定だ。(デイリースポーツ、2012.12.29)


 2ちゃんねるではニュース映像から高校名が特定されていました。普通科の偏差値59だそうで、こういう倫理観の欠如した輩が社会に出て高い地位に付くようでは世も末だと思います。というか前にもこんな話ありましたよね。


 <兵庫県立校の処分を上申=障害者に嫌がらせ−日本高野連>
 日本高校野球連盟は9日に大阪市内で審議委員会を開き、兵庫の県立校野球部員が路線バスの中で障害者の乗客に嫌がらせをした案件について、日本学生野球協会の審査室に処分を上申することを決めた。

 野球部員らは昨年、障害者の着席を邪魔するなどの嫌がらせを繰り返していたという。西岡宏堂審議委員長は「悪質な行為。絶対に許されない」と述べた。(時事通信、2013.1.9)


<参照>
2ちゃんねる 【社会】バス内で障害者からかいLINEに動画投稿…高校野球部員ら10人謹慎処分 - 兵庫
テレビ大菩薩峠 岩手大学の学生ネットに包帯巻いた患者の写真晒して中傷
posted by リュウノスケ at 14:21| Comment(0) | TrackBack(1) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする