2012年09月30日

「2年以下の懲役または200万円以下の罰金」改正著作権法10月1日施行

 インターネットに違法にアップロードされた音楽や映像を、それが本来は有料で提供されていると知りながらダウンロードする行為に対し、2年以下の懲役または200万円以下の罰金を科す改正著作権法が10月1日に施行される。罰則化は違法ダウンロードに歯止めをかけるのが目的だが、どこから罰則の対象となるのかは気になる。その「グレーゾーン」はどうなっているのだろうか。

「昨日放送された地上波テレビの番組がネットにあったので、ダウンロードして見た」 

 これは平成22年1月の著作権法改正で違法となったが、今回の法改正でも処罰対象にはならない。テレビ放送は無料で、有償著作物ではないからだ。ただし、番組がDVD化されたりオンデマンドサービスで有償提供された場合は「放送時点で無料であった番組も有償著作物となると考えられる」と文化庁著作権課。また、映画のテレビ放送の場合は、利用者が有償著作物と知っていたとみなされる可能性が高い。

「メールに添付されて送られてきた違法ファイルをダウンロードした」  

 これも処罰対象とはならない。摘発対象は「自動公衆送信」で、不特定多数の一般のユーザーからの求めに応じて自動的にファイルの送信を行うものを指し、メールではなくウェブサイトやファイル共有ソフトが該当するからだ。

 ファイルを別のサイトに置き、メールでサイトのアドレスだけを案内した場合はどうか。「対象が限られ少数であれば自動公衆送信にあたらないかもしれないが、規模が大きくなると判断が変わる可能性もある」と同課。

「ダウンロードせずにユーチューブなどで動画を見ただけだが、一時ファイル(キャッシュ)がパソコンに残っていると思う」   

 このキャッシュについて同課は処罰対象にならないと判断している。ただ、これらの判断が司法で覆る可能性もあり、同課は「処罰対象にならなくとも、違法ファイルの利用自体が好ましくない」としている。

 日本レコード協会など音楽関係7団体は今月10日、広報委員会を設立し、キャンペーン用の特設サイトを設置。主な違法ダウンロードの主体が中高生であることから、10月には全国の中学・高校7千校を対象にポスター配布を行う。担当者は「音楽がタダとは思わないでほしい」と呼びかけている。(SankeiBiz、2012.9.30)


 改正著作権法で刑罰の対象となる違法ダウンロードは、具体的にどのような行為を指すのか? 6月の改正法成立後、各関係団体は困惑を隠せなかった。指針となったのは文化庁が7月にまとめたQ&A。議員立法だったため、文化庁が後から急ぎ形を整えた格好だ。

 まず「有償著作物の録音」であること。販売しているCDやDVD、有料配信の音楽や映画の違法ダウンロードが刑罰対象で、無料のテレビ番組、画像である漫画や写真は対象外。ユーチューブなどの動画投稿サイトは、閲覧だけなら違法ではないとされる。

 また立件には、違法サイトと知っていた「故意犯」であること、権利者の告訴が必要な「親告罪」であることなど、高いハードルがある。

 対象はほぼ音楽と映画に絞られるが、各関係団体の反応も微妙に異なる。日本映像ソフト協会は今回の法改正で、かねて要望していた通り、DVDなどのコピー防止機能を解除するプログラムの作成・譲渡が刑罰の対象となった。違法ダウンロード刑罰化については「私たちが求めた部分ではないので、言える立場にない」と生還の構えだ。

 一方、出版業界は蚊帳の外。出版社にはレコード会社のような著作物を伝達する者に与えられる「著作隣接権」がない。ある大手出版社の幹部は「隣接権がなく業界の発言力が弱かったから対象に含まれなかったのでは」と分析。「隣接権があれば、著者に代わって提訴するなどスムーズな法的措置ができる」と訴える。

 電子書籍の普及で海賊版対策を急ぐ出版業界。超党派の国会議員や大手出版社、作家らで作る勉強会が発足し、出版社に著作隣接権を与える法案を来年の通常国会に提出することを目指す。コンテンツ産業全体が、著作権の強化に向けて走っている。(『揺れる著作権 違法ダウンロードの厳罰化 A 音楽と映画対象』、山陽新聞 夕刊、2012.9.26)


 いよいよ明日に迫った違法ダウンロード罰則化。これによって音楽や映画業界の売り上げが伸びるとは全く思いませんが、とりあえずネット住民に厳しい態度で臨むしかアイデアがないんでしょう。こうなると見せしめで捕まるの人が出るのは確実。P2Pソフトは自作ポエムの交換以外やめた方がいいと思います。


<参照>
ウィキペディア ダウンロード違法化
ウィキペディア ファイル共有ソフト
posted by リュウノスケ at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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posted by リュウノスケ at 15:08| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする