2012年09月13日

秋葉原通り魔事件控訴審死刑判決

 東京・秋葉原の無差別殺傷事件で殺人罪などに問われ、1審東京地裁で死刑とされた元派遣社員、加藤智大(ともひろ)被告(29)の控訴審判決公判が12日、東京高裁で開かれた。飯田喜信裁判長は「犯行当時、完全責任能力を有していた」として、1審判決を支持、弁護側の控訴を棄却した。加藤被告は控訴審の公判に一度も出廷しなかった。

 1審に引き続き、責任能力が主な争点だった。弁護側は、犯行状況の記憶に欠落があることなどから、「何らかの精神障害で心神喪失か耗弱(こうじゃく)だった疑いがある」と主張していた。

 判決は、1審が動機と認定したインターネット掲示板での嫌がらせは、加藤被告にとって「とてつもなく大きな体験だった」と指摘。加藤被告の当時の主観に照らせば、こうした動機は「病的な過程を介在させなくとも十分了解可能」として、1審と同様、完全責任能力を認定した。

 その上で「計画的な犯行で、態様は極めて悪質。動機は身勝手極まりなく、同情すべき点がない」と犯行を断じた。

 母親の不適切な養育が与えた影響についても「事件の遠因という以上の評価をすることはできない」とし、「死刑を避けるべき特段の事情を見いだすことはできない」と結論づけた。

 1、2審判決によると、加藤被告は平成20年6月8日、秋葉原の交差点にトラックで突入し、3人をはねて殺害。さらにダガーナイフで4人を刺殺し、10人にけがを負わせた。(産経新聞、2012.9.13)


 控訴審も死刑判決となった秋葉原通り魔事件。永山則夫同様将来のない自身の境遇に絶望した上での凶行だったのではないかと私はいまでも思いますが、結局動機は「インターネット掲示板での嫌がらせ」ということで終わってしまうのでしょう。最高裁の弁論に被告は出廷しないので加藤が公に出ることはもうありません。
posted by リュウノスケ at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする