2012年09月08日

パンくん女性を襲う

 熊本県阿蘇市の観光施設「阿蘇カドリー・ドミニオン」で6日、テレビ番組で人気となったチンパンジー「パンくん」(オス、10歳)がショーの終了直後に飼育研修生の女性(20)の額、腰、足首などの4か所にかみつき、約2週間のけがをさせていたことがわかった。

 同施設によると、パンくんは6日、トレーナーの宮沢厚さん(53)とショーに出演。午後3時半頃、3回目のショーが終わっておじぎをした直後、約10メートル離れた舞台近くの通路に立っていた研修生に走り寄ってかみついた。宮沢さんがすぐに引き離して落ち着かせたが、約40人の観客がいた会場は一時、騒然としたという。女性は福岡市の動物飼育関連の専門学校生で、今月3日から約2週間の予定で研修を受けていた。(読売新聞、2012.9.7)


 熊本県阿蘇市の観光施設、阿蘇カドリー・ドミニオンで、テレビ番組にも出演するチンパンジー「パンくん」(10歳、雄)が研修生(20)を襲い、顔や腰にけがをさせたことが7日、分かった。

 施設によると、パンくんは6日夕、ショーを終えて客席にお辞儀をした直後、舞台袖にいた女性研修生に飛び掛かり、顔や腰、足首にかみついた。研修生は福岡市の専門学校の生徒だという。

 広報担当者は「襲った原因は不明だが、チンパンジーは大人に近づくと、雌への優位性を示そうと攻撃的になることがある」と話している。

 施設によると、パンくんは2004年から日本テレビ系の「天才!志村どうぶつ園」に出演している。ショーにも04年から出ており、本格的な繁殖準備に入るため、来年4月までの予定で引退公演に出ていた。ショーは当面休止する。(共同通信、2012.9.7)


 熊本県阿蘇市の動物園「阿蘇カドリー・ドミニオン」で、テレビ番組などで人気のチンパンジー「パンくん」(雄、10歳)が6日、園の女性研修生(20)にかみつき、けがをさせていたことが分かった。

 同園によると、パンくんは、園内で1日3回開催されるショー「みやざわ劇場」にトレーナーの宮沢厚さん(53)らとともに出演。3回目のショーを終えた午後4時ごろ、舞台から観客席に向かっておじぎをした際、舞台脇にいた女性研修生に走り寄ってかみついたため、宮沢さんに引き離されたという。女性は足首や額、腰などをかまれたが、命に別条はないという。

 女性研修生は福岡市の動物専門学校生で、研修のため3日から2週間の予定で園内の掃除や動物の餌作りなどをしていた。6日の事故当時は、観客が写真撮影しないよう舞台脇でチェック中だった。

 パンくんは日本テレビ系列の動物番組「天才!志村どうぶつ園」にも出演。来年4月から繁殖準備に入るため、7月から「引退公演」としてショーを続けていた。同園は当面、ショーを中止する。同園は「こんなことは初めてで驚いている。原因も分からない」としている。(毎日新聞、2012.9.7)


 パンくんはなぜ人を襲ってしまったのだろうか。サル類の総合的研究などを行う「財団法人 日本モンキーセンター」の加藤章園長に話を聞いてみた。

 野生のチンパンジーは政令で猛獣として指定されるほど凶暴で、6〜7歳を超えるとなかなか感情を保てなくなるという。海外のチンパンジー調教師は「ナインフィンガー」と呼ばれているが、これは「指が全部そろっている調教師はまれ」という意味だそうで、それだけチンパンジーを扱うのは危険ということなのだ。

 チンパンジーは自分より強い相手か弱い相手かを判断して行動するので、今回噛み付いたスタッフを下に見たのだろうとのことだ。チンパンジーの扱いに慣れていない研修生をパンくんと同じ土俵に上げるべきではなかった、と言っていた。(J-CASTニュース、2012.9.7)


 「阿蘇カドリー・ドミニオン」と「日本モンキーセンター」でチンパンジーに対する認識がずいぶん違っています。愛すべき動物であり、危険ではないと思っているからこそリードもなしに舞台を降りたんでしょうが、その結果飼育研修生にドクターヘリで緊急搬送されるほどの怪我をさせてしまいました。

 20歳の女性の顔に傷を付けてしまった責任者の過失責任は重いといわざるを得ません。パンくんファンの方は残念だと思いますが、さすがにもうテレビ出演は無理なのではないか。いま考えれば志村けんを襲わなかったのは単に運がよかっただけです。


<参照>
J-CASTニュース 「パンくんはもっと早く引退すべきだった」 チンパンジーはもともと凶暴な動物だ
ウィキペディア パンくん
ウィキペディア チンパンジー
posted by リュウノスケ at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする