2012年09月30日

「2年以下の懲役または200万円以下の罰金」改正著作権法10月1日施行

 インターネットに違法にアップロードされた音楽や映像を、それが本来は有料で提供されていると知りながらダウンロードする行為に対し、2年以下の懲役または200万円以下の罰金を科す改正著作権法が10月1日に施行される。罰則化は違法ダウンロードに歯止めをかけるのが目的だが、どこから罰則の対象となるのかは気になる。その「グレーゾーン」はどうなっているのだろうか。

「昨日放送された地上波テレビの番組がネットにあったので、ダウンロードして見た」 

 これは平成22年1月の著作権法改正で違法となったが、今回の法改正でも処罰対象にはならない。テレビ放送は無料で、有償著作物ではないからだ。ただし、番組がDVD化されたりオンデマンドサービスで有償提供された場合は「放送時点で無料であった番組も有償著作物となると考えられる」と文化庁著作権課。また、映画のテレビ放送の場合は、利用者が有償著作物と知っていたとみなされる可能性が高い。

「メールに添付されて送られてきた違法ファイルをダウンロードした」  

 これも処罰対象とはならない。摘発対象は「自動公衆送信」で、不特定多数の一般のユーザーからの求めに応じて自動的にファイルの送信を行うものを指し、メールではなくウェブサイトやファイル共有ソフトが該当するからだ。

 ファイルを別のサイトに置き、メールでサイトのアドレスだけを案内した場合はどうか。「対象が限られ少数であれば自動公衆送信にあたらないかもしれないが、規模が大きくなると判断が変わる可能性もある」と同課。

「ダウンロードせずにユーチューブなどで動画を見ただけだが、一時ファイル(キャッシュ)がパソコンに残っていると思う」   

 このキャッシュについて同課は処罰対象にならないと判断している。ただ、これらの判断が司法で覆る可能性もあり、同課は「処罰対象にならなくとも、違法ファイルの利用自体が好ましくない」としている。

 日本レコード協会など音楽関係7団体は今月10日、広報委員会を設立し、キャンペーン用の特設サイトを設置。主な違法ダウンロードの主体が中高生であることから、10月には全国の中学・高校7千校を対象にポスター配布を行う。担当者は「音楽がタダとは思わないでほしい」と呼びかけている。(SankeiBiz、2012.9.30)


 改正著作権法で刑罰の対象となる違法ダウンロードは、具体的にどのような行為を指すのか? 6月の改正法成立後、各関係団体は困惑を隠せなかった。指針となったのは文化庁が7月にまとめたQ&A。議員立法だったため、文化庁が後から急ぎ形を整えた格好だ。

 まず「有償著作物の録音」であること。販売しているCDやDVD、有料配信の音楽や映画の違法ダウンロードが刑罰対象で、無料のテレビ番組、画像である漫画や写真は対象外。ユーチューブなどの動画投稿サイトは、閲覧だけなら違法ではないとされる。

 また立件には、違法サイトと知っていた「故意犯」であること、権利者の告訴が必要な「親告罪」であることなど、高いハードルがある。

 対象はほぼ音楽と映画に絞られるが、各関係団体の反応も微妙に異なる。日本映像ソフト協会は今回の法改正で、かねて要望していた通り、DVDなどのコピー防止機能を解除するプログラムの作成・譲渡が刑罰の対象となった。違法ダウンロード刑罰化については「私たちが求めた部分ではないので、言える立場にない」と生還の構えだ。

 一方、出版業界は蚊帳の外。出版社にはレコード会社のような著作物を伝達する者に与えられる「著作隣接権」がない。ある大手出版社の幹部は「隣接権がなく業界の発言力が弱かったから対象に含まれなかったのでは」と分析。「隣接権があれば、著者に代わって提訴するなどスムーズな法的措置ができる」と訴える。

 電子書籍の普及で海賊版対策を急ぐ出版業界。超党派の国会議員や大手出版社、作家らで作る勉強会が発足し、出版社に著作隣接権を与える法案を来年の通常国会に提出することを目指す。コンテンツ産業全体が、著作権の強化に向けて走っている。(『揺れる著作権 違法ダウンロードの厳罰化 A 音楽と映画対象』、山陽新聞 夕刊、2012.9.26)


 いよいよ明日に迫った違法ダウンロード罰則化。これによって音楽や映画業界の売り上げが伸びるとは全く思いませんが、とりあえずネット住民に厳しい態度で臨むしかアイデアがないんでしょう。こうなると見せしめで捕まるの人が出るのは確実。P2Pソフトは自作ポエムの交換以外やめた方がいいと思います。


<参照>
ウィキペディア ダウンロード違法化
ウィキペディア ファイル共有ソフト
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第46回スプリンターズステークス(GI)

三連単 J→M⇔@・F・K・L・N・O=1万2000円
前回までのトータル:−105万1710円
回収率:72.0%
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同志社女子大職員ストーカー殺人事件

 京都市左京区の路上で同志社女子大職員荒川孝二さん(36)が刺殺された事件で、京都府警下鴨署捜査本部は29日、殺人容疑で同大教育・研究推進センター次長天野祐一容疑者(59)=同市伏見区竹田西段川原町=を逮捕した。「やりました」と容疑を認めている。

 捜査本部によると、荒川さんは同僚の女性職員から天野容疑者によるストーカー行為の相談を受けていたといい、何らかのトラブルがあったとみて動機を追及する。3人は京都府京田辺市にある同大キャンパスで働いていたという。

 同容疑者は、荒川さんを刃物で刺したと供述しているが、凶器は見つかっていない。捨てたと話しているという。(時事通信、2012.9.30)


 京都市左京区の路上で同志社女子大職員荒川孝二さん(36)が殺害された事件で、京都府警は29日、殺人の疑いで京都市伏見区の同志社女子大職員天野祐一容疑者(59)を逮捕した。

 荒川さんは21日午前0時ごろ、路上で血を流し倒れているのが見つかった。直前には、荒川さん本人が「変な人が包丁を持っている」と110番。その後、悲鳴が上がっていた。

 死因は胸を鋭利な刃物で刺されたことによる出血性ショックだった。近くには荒川さんの車がエンジンがかかった状態で止まっていた。

 事件前夜には、荒川さんの車にコンクリートブロックが投げ付けられ、荒川さんが被害届を出すトラブルが起きていた。(スポニチ、2012.9.29)


 同僚の荒川孝二さん(36)を刺殺したとして、京都府警下鴨署捜査本部に殺人容疑で逮捕された同志社女子大教育・研究推進センター次長、天野祐一容疑者(59)。同大学は29日、京田辺キャンパス(京都府京田辺市)で記者会見を開き、加賀裕郎(ひろお)学長が「皆様にご心配、ご迷惑をかけたことを心よりおわび申し上げる」と謝罪した。

 直属の上司の山本寿(ひさし)・同センター長は、天野容疑者について「真面目で温厚。問題があったとは思わない」と話した。

 天野容疑者は東京都出身で青山学院大卒。昭和56年に文部省(当時)入省し、学校法人調査課などを経て、平成13年から大学入試センター事業部長も務めた。山形大総務部長を経て、16年から同志社女子大で勤務していた。

 事件直後の21日以降も通常通り出勤。事件が議題になった部課長会にも出席し、雑談で事件の話をすることもあったという。

 捜査本部によると、天野容疑者は、以前から同僚女性に無言電話などのストーカー行為をしていたとみられ、今月ごろからは女性の自宅近くで待ち伏せするなどエスカレート。女性が荒川さんに相談し、刺殺事件の数日前、天野容疑者と荒川さん、女性の3人で話し合いの場を持っていた。捜査本部は、天野容疑者がストーカー行為をめぐって間に入った荒川さんに恨みを持っていたとみている。

 荒川さんとは業務上の接点はほとんどなく、天野容疑者によるストーカー行為についても、大学側は「把握していない」とした。

 捜査関係者によると、天野容疑者には家族があるが、現在は京都市伏見区のマンションで一人暮らし。住民同士の交流はほとんどなかったとみられ、マンションの管理会社は「トラブルなどは聞いていない」としている。(産経新聞、2012.9.29)


 京都市左京区東鞍馬口通下鴨中西入ルで21日未明、男性が刺され殺害された事件で、男性は近くの同志社女子大職員荒川孝二さん(36)で、荒川さんとみられる携帯電話から110番が入った際、うめき声で「変な人」「包丁を持って」などと話していたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。京都府警捜査1課は殺人事件として下鴨署に捜査本部を設置した。

 府警によると、荒川さんが倒れていたのは自宅の西約15メートルの路上で、自宅ガレージ前に荒川さんの乗用車がエンジンのかかった状態で止まっていた。荒川さんの胸に刃物で刺されたような傷が数カ所あり、額にも切り傷があった。荒川さんは右手に携帯電話、左手に鍵束を持ってあおむけに倒れていた。車はハザードランプが点滅し、車内に財布や仕事用とみられる資料の入ったバッグが残されていた。周辺で凶器は見つかっていない、という。

 近所の男性(47)の話では、19日深夜、自宅ガレージに止めていた荒川さんの車に物が投げつけられたような音がし、車から警報が鳴った、という。また21日午前0時ごろ、複数の男が騒いでいる声がした後、うめき声が聞こえた、という。

 同志社女子大によると、荒川さんが20日午後10時ごろに京田辺市の京田辺キャンパスの勤務先の部屋を出るのを同僚が見ている。府警は、車で通勤している荒川さんが帰宅時に何者かに襲われたとみている。(京都新聞、2012.9.21)


 京都市左京区下鴨で同志社女子大職員荒川孝二さん(36)が刺され殺害された事件で、前夜に荒川さんの乗用車が傷つけられた際、荒川さん宅の前に乗用車に乗った男が現れ、「警察呼んだやろ」と因縁をつけていたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。京都府警捜査本部(下鴨署)は、殺人事件との関連を慎重に調べている。(京都新聞、2012.9.23)


 結局ストーカーの逆恨みだったこの事件。善意でチンピラのケンカを仲裁して殺されるのはよくある話ですが、59歳の文部省OBが女絡みで同僚を刺すとは想定できないでしょう。車にブロックを投げ付ける嫌がらせで警察沙汰になったので解雇を予期してヤケクソになったのかもしれません。被害者の方のご冥福をお祈りします。
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2012年09月25日

ETV『シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告 「第2回 ウクライナは訴える」』について

2012年9月23日(日) 夜10時
2012年9月30日(日) 午前0時50分 再放送
シリーズ チェルノブイリ原発事故・
汚染地帯からの報告
「第2回 ウクライナは訴える」

 去年4月、チェルノブイリ原発事故25周年の会議で、ウクライナ政府は、汚染地帯の住民に深刻な健康被害が生じていることを明らかにし世界に衝撃を与えた。

 チェルノブイリ原発が立地するウクライナでは、強制避難区域の外側、年間被ばく線量が5ミリシーベルト以下とされる汚染地帯に、事故以来26年間、500万人ともいわれる人々が住み続けている。

 公表された「Safety for the future未来のための安全」と題されたウクライナ政府報告書には、そうした汚染地帯でこれまで国際機関が放射線の影響を認めてこなかった心臓疾患や膠(こう)原病など、さまざまな病気が多発していると書かれている。

 特に心筋梗塞や狭心症など心臓や血管の病気が増加していると指摘。子供たちの健康悪化も深刻で2008年のデータでは事故後に生まれた子供たちの78%が慢性疾患を持っていたという。報告書は事故以来蓄積された住民のデータをもとに、汚染地帯での健康悪化が放射線の影響だと主張、国際社会に支援を求めている。

 今年4月、私たちは汚染地帯のひとつ、原発から140キロにある人口6万5千人のコロステン市を取材した。この町で半世紀近く住民の健康を見続けてきた医師ザイエツさんは、事故後、目に見えて心臓病の患者が増えたことを実感してきたという。その原因は、食べ物による内部被ばくにあるのではないかとザイエツさんは考えている。予算が足りず除染が十分に行えなかったため、住民は汚染されたままの自家菜園で野菜などを栽培し続け食べてきた。また汚染レベルの高い森のキノコやイチゴを採取して食用にしている。

 学校の給食は放射線を計った安全な食材を使っている。しかし子供たちの体調は驚くほど悪化。血圧が高く意識を失って救急車で運ばれる子供が多い日で3人はいるという。慢性の気管支炎、原因不明のめまいなど、体調がすぐれない子供が多いため体育の授業をまともに行うことができず、家で試験勉強をして体調を崩すという理由から中学2年までのテストが廃止された。

 被ばく線量の詳細なデータはなく、放射線の影響を証明することは難しいが、ウクライナの汚染地帯で確かに人々は深刻な健康障害に苦しみ、将来に不安を抱えながら暮らしていた。

 しかしIAEAをはじめとする国際機関は、栄養状態の悪化やストレスなども原因として考えられるとしてウクライナの主張を認めていない。放射線の影響を科学的に証明するには被ばくしていない集団と比較しなければならないが、住民の被ばくに関するデータも、被ばくしていない集団のデータも十分ではなく、今後も証明は困難が予想される。

 国際社会に支援を訴えながら、放射線の影響とは認められていないウクライナの健康被害。チェルノブイリ原発事故から26年たった現地を取材し、地元の医師や研究者にインタビュー、ウクライナ政府報告書が訴える健康被害の実態をリポートする。(NHK ETV)


 福島第一原発事故によって今後どのような健康被害が出るのか。チェルノブイリの現状からある程度予想できるのではないかということは我々素人でも思い付きます。ウクライナ政府は実際に広範な調査を行っており、その結論は癌以外の慢性疾患も増加するという事実でした。ただ、このことをIAEAなど国際機関は認めていません。日本政府もこれに与しているからこそ年間被曝線量20mSvという基準を一旦決めたのです。

 ウクライナの子どもたちは病気になりました。それは紛れもない事実です。木村准教授の報告を無視した日本政府の意図的な無作為が今後どういう結果に終わるかは福島の子どもたちがその身を以って証明します。恐ろしいことだと私は思います。以下は番組からの抜粋。


 236万人の健康状態と被ばくとの関係をウクライナ政府は検討しました。こうして作られたウクライナ政府報告書は一つの注目すべき問題提起をしています。多くの被災者が心筋梗塞や脳血管障害など様々な慢性疾患を発症しているという訴えでした。しかし、IAEAなど国際機関の見解では科学的にはこうした病気は原発事故による放射線の影響であるとは認められないとしています。

 ウクライナ政府報告書と国連で被ばくの影響を評価する国連科学委員会との見解の相違です。

【ウクライナ政府報告書】
白血病
白内障
小児甲状腺がん
心筋梗塞
狭心症
脳血管障害
気管支炎 など

【国連科学委員会】
白血病
白内障
小児甲状腺がん

 報告書が放射線との関係がある病気を多く明記するのに対し、国連科学委員会は事故直後に原発で働いていた人の白血病と白内障、汚染されたミルクを飲んだ子供に起きた甲状腺がんのみを指摘しています。なぜ、ウクライナは国際社会が科学的には認められないとした病気まで原発事故の影響だと訴えることにしたのか。

 ウクライナ非常事態省で長官を務める報告書の責任者ホローシャさんです。

「確かに政府報告書の内容は国際的にコンセンサスがとれていないものもあります。しかし私たちはこのような事実があることを黙っていられません。科学者は公開すべきだと思っています。そして私たちは発表すべきだと思っています」(ウクライナ非常事態省立入禁止区域管理庁 ウラジーミル・ホローシャ長官)

 報告書は心臓や血管の病気の増加に注目しています。原発近くからの避難民の死因です。がんなど腫瘍以外の死因の実に9割を心臓や血管の病気が占めていると報告しています。

 国立放射線医学研究所。ウクライナでの研究の中心です。報告書を執筆した医師の多くがここに所属しています。執筆者の一人、心臓や血管の病気を担当したブズノフさんです。たとえば、心筋梗塞や狭心症については甲状腺等価線量で0.3Svから2.0Svの被ばくをした避難民は被ばくの少ない人たちの3.22倍発症しやすく、それ以上被ばくをした人は4.38倍発症しやすいと弾き出しています。これまで国際的には心理的ストレスや社会的影響とされてきた病気です。

「私は「放射線の影響」とよく言われる「心理・社会的ストレスの影響」とを比較する研究を始めたばかりですが、これまでの蓄積から言えばその二つの影響はほぼ同じだと思っています。低い線量の放射能の影響が現れていると言えるのは心臓や血管の病気です」(ウクライナ放射線医学研究所 ウラジーミル・ブズノフ)


 被災地の甲状腺がん患者の治療に当たってきた国立内分泌代謝研究所です。事故の3年後に甲状腺がんと原発事故の関係を主張したテレシェンコさんです。いまも多くの患者の治療に当たっています。

 事故当時10代だったこの女性は今年甲状腺がんになりました。子どものときの被ばくが引き起こす甲状腺がんが今頃になって発症するケースが汚染地帯の全域で増え続けているといいます。

「チェルノブイリから放出されたヨウ素は爆発から2ヶ月後にはほとんどなくなりました。それ以降甲状腺には影響を与えていません。子どもにも大人にも誰にも影響を与えなくなりゼロまで減ったのです。しかし実は病気の発症数は上昇しています。つまり1986年の事故当時の影響が現在まで続いているということです」(ウクライナ国立内分泌代謝研究所 ワレリー・テレシェンコ)

 事故当時14歳以下だった被災地の子どもがその後いつ甲状腺がんを発症したか。その人数を表したグラフです。1989年以来、年が経つにつれて甲状腺がんを発症する人が増え続けています。事故直後の放射性ヨウ素が一体なぜ今頃発症を促すのか。

「被ばくした線量によると考えられます。被ばく線量が高かった子どもは早い時期に甲状腺がんになりました。被ばく線量が低かった子どもは後になって甲状腺がんになると考えられます。しかし誰もこのような状況が生まれた原因について確かな説明はできていません」(同上)


 去年、ウクライナが政府報告書を発表したのと同じ頃、福島第一原発で事故が起きました。4月22日、国は一般人が居住し続けてよいとする被ばく線量の上限を年間20mSvと定めました。しかし、この基準は高すぎるという不信の声も上がりました。政府は去年11月、有識者による検討の場を設けます。低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループです。

 ワーキンググループの目的の一つはこの20mSvという数値が妥当かどうか評価することにありました。ここで注目されたのがチェルノブイリ原発事故から25年経ったウクライナの状況でした。汚染地帯に足繁く通う科学者がウクライナでの健康状態の悪化を報告しました。しかし、このとき健康の悪化と被ばくの因果関係を巡り議論が鋭く対立しました。

木村「私から言えるのは私は現実を見る。現実を実際にチェルノブイリでも福島でも。実は現地で見る限りですが」
長瀧「客観的に」
木村「客観的に」
長瀧「何が起こったか25年たって」
木村「25年経って明らかに病気。それもがん以外の病気が増加傾向にある」
長瀧「ちょっと今こうワーキンググループは科学的に何が起こるか。本当に何が起こるかということを議論したいものですから。ひとつひとつの事情を見ていくと科学的に認められたのはいわゆる甲状腺のがんでそれ以外は科学的には認められなかった」
(木村:木村真三獨協医科大学准教授、長瀧:長瀧重信長崎大学名誉教授(ワーキンググループ共同主査))

 ワーキンググループの多くの委員は小児甲状腺がん以外の病気の増加と被ばくの因果関係は科学的に認められないとの立場を取りました。

 去年12月、ワーキンググループの結論が提出されました。報告書は様々な疾患の増加を指摘する現場の医師の観察があるという一文が添えられつつも、国際機関の合意として疾患の増加は科学的に確認されていないと結論付けています。その上で20mSvという基準は健康リスクは低く、十分にリスクを回避できる水準だと評価したのです。
(ETV『シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告 「第2回 ウクライナは訴える」』)
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2012年09月23日

プロジェクトXハーレン事件

 【9月22日 AFP】オランダの町で21日、ある女の子が交流サイト(SNS)のフェイスブック(Facebook)を通じて開いた誕生パーティーに数千人もの人々が押しかけ、警官隊が出動する騒ぎとなった。

 騒ぎはオランダ北部フローニンゲン(Groningen)近郊の町ハーレン(Haren)で起きた。オランダANP通信の特派員によれば、パーティーに押しかけた若者たちが石や瓶、自転車、花瓶などを警官隊に投げつけるなど、収拾不能と思われる混乱に発展したという。

 警察当局によれば、この騒ぎで数人が負傷し、うち2人は重傷だという。現場では4人が逮捕された。

 事の発端は、町に住む女の子がフェイスブックに投稿した16歳の誕生パーティーへの招待メッセージだった。当初は友達のみに送られたが、非公開設定を忘れたことからネット上に瞬く間に広まり、2万件以上の返信が寄せられたという。

 オランダのNOSテレビの報道によればパーティー当日、人口1万8000人のハーレンには若者を中心に約4000人もの人々が詰めかけたとされる。女の子は家から避難していたが、通りを封鎖した警官隊には物が投げつけられ、付近の自動車や住宅にも被害が及んだ。

 パーティーの情報がフェイスブックで広まった後、ネット上では、今年公開された米映画『Project X』に言及して参加を呼び掛けるウェブサイトが複数立ち上げられた。同映画は、ティーンエージャーが郊外の自宅でパーティーを開いたところ、とんでもない数の人が押しかけて収拾がつかなくなるというストーリー。

 あるウェブサイトではこのパーティーを「Project X ハーレン」と名付け、開催時刻までのカウントダウンを行っていた。同サイトによれば参加を表明した人の数は約15万人で、「友達を連れて参加しよう!」とのメッセージも添えられた。

 同様の事件はこれまでにも、ドイツやオーストラリアなど世界各地で起こっている。特に米国では多くみられ、テキサス(Texas)州では若者の集団が無人の家を破壊し、10万ドル(約780万円)相当の損害をもたらす事件となった。(AFPBB News、2012.9.22)


 オランダ北部ハーレンで21日、16歳の少女の誕生日に約4000人が殺到して暴徒化、機動隊と衝突し、逮捕者や負傷者が出る大騒ぎとなった。少女がフェイスブックに掲載した招待状が誤って約3万人に届いたのが原因。地元メディアによると、人口約1万8000人のハーレンに殺到した約4000人の若者らは路上の車に放火したり、商店を襲撃。町は一時、大混乱に陥った。若者らは出動した約600人の機動隊に投石するなどして抵抗、34人が逮捕された。約30人が負傷し、数人は重傷だという。

 少女と家族は事前に自宅から避難して無事だった。この少女は誕生会に親しい友人だけを招くつもりだったが、フェイスブックに招待状を掲載する際に対象を特定せず、多数の利用者が招待状を見ることになった。さらに動画サイトで、高校生の誕生パーティーが大混乱に陥る様子を描いた米映画「Project X」をまねて、少女の家に集まり大騒ぎするよう呼び掛ける悪ふざけもあり、混乱に拍車を掛けた。

 「Project X」の名称を付けたパーティーはこれまで世界各国で行われ、米テキサス州では若者の集団が無人の家を破壊。10万ドル(約800万円)の被害を出した。(日刊スポーツ、2012.9.23)


 オランダ北部の町ハーレンで21日、少女(16)が交流サイト「フェイスブック」を通じて親しい友達に送るつもりだった誕生日パーティーへの招待状を誤って公開、若者ら約3000人が集まり、一部が商店を破壊して略奪したり、パトカーや救急車を壊した。警察は約600人を動員して35人を逮捕、2人が重傷を負った。少女は家族と避難して無事だった。地元警察によると「集まった参加者の中には何度も暴動を起こしている者がいる」といい、暴徒化が計画的だった可能性が指摘されている。

 オランダのメディアによると、招待状には3万人が応じた。中には少女のメッセージを勝手に書き換え、高校生が自宅で友達2人と開いた誕生会に大勢が押しかけ大混乱に陥るという米国のコメディー映画「プロジェクトX」の内容などを引用したケースもあり、反響が広がったという。ハーレン当局は帰宅を呼びかけ、バスも数台用意したが聞き入れられなかった。

 オランダでは22日にも、中部ハウダで交流サイトに誤って流されたパーティーの招待状に2万人が応じる例があり、警察は模倣犯を警戒している。今年6月には、ドイツ南部で男性(18)の交流サイト上のパーティーで呼びかけに3000人が応じ、150人が集まって一部が暴徒化した。(毎日新聞、2012.9.22)


 オランダのメディアによると、同国北部ハーレンで21日夜、16歳の少女の誕生会が開かれることを知った約4000人が、少女の自宅周辺に殺到、一部が暴徒化し逮捕者まで出た。

 少女が、会員制交流サイト・フェイスブックに掲載した招待状を誤って、一般公開したのが騒動のきっかけ。友人だけに送ったつもりだったが、約3万人が招待状を見ることになったという。

 人口約1万8000人の町に押しかけた若者らは商店を襲撃したり、車に放火したりして暴れたうえ、警官隊とも衝突。34人が逮捕され、30人以上が負傷した。少女は自宅から避難していて無事だったという。

 招待状の一般公開後、インターネット上には、高校生が企画した誕生会に多数の人々が集まり大騒ぎになる様子を描いた米映画を模倣し、少女宅周辺に集まるよう呼びかけるサイトが複数設置されていた。誕生会開始までのカウントダウンや、Tシャツ販売も行われていたという。(読売新聞、2012.9.22)


 なんか嫌な話ですね。日本でも自分のミスで個人情報を漏らしてしまった人をしつこく晒すという「祭り」がよくありますが、実際に現場まで行って暴れるというのは寡聞にして耳にしません。この辺はお国柄でしょう。映画そのままに暴れるのではなく、みんなで花束でも渡して帰ればカッコいいのに。


<参照>
Project X (2012 film) Legacy
グーグル地図検索「Groningen Haren」
CBCNET Article Interview Nima Nourizadeh
CINEMAランキング通信 全米ランキング 2012年03月
posted by リュウノスケ at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする