2011年08月01日

「やらせメールの引き金になった可能性は十分ある」古川康佐賀県知事九州電力に助言

 玄海原発(佐賀県玄海町)の運転再開をめぐり九州電力が住民説明会へ再開賛成の「やらせメール」を投稿するよう社員らに指示した問題をめぐり、佐賀県の古川康知事は30日、臨時記者会見を開き、説明会前の先月21日に段上守副社長(当時)と会い、「経済界から再稼働を求める声があるならば、そういう声を出すことも必要だ」と助言したことを明らかにした。その上で「やらせメールを依頼したことは一切ないが、軽率であった」と釈明した。

 知事によると同日午前、段上氏が退任のあいさつのために知事公舎を訪問した際に再開問題について言及した。発言に至った経緯については「反対意見ばかり寄せられる。幅広い意見が必要だと思った」と説明した。

 一方で「私が言ったから(やらせが)行われたとは考えていない」と強調。九電に与えた影響については同社の社外有識者で構成する第三者委員会の調査を待ちたいとした。自身の進退については言及を避けた。

 古川知事はやらせメール問題が表面化する前は「安全性についてはクリアされた」と述べるなど、運転再開に前向きな姿勢を見せていた。しかし、問題発覚後「組織的にこのようなことをしたのは言い訳できない。許されることではない」などと九電を厳しく批判。ストレステスト(耐性評価)が実施されることもあり、再開に慎重な姿勢に転じている。(時事通信、2011.7.30)


 玄海原発再開をめぐる九州電力の「やらせメール」問題を検証する同社の第三者委員会の郷原信郎委員長は30日夜、福岡市で記者会見し、佐賀県の古川康知事が段上守副社長(当時)に再稼働に関し助言したことについて、「やらせメールの引き金になった可能性は十分ある」と語った。

 郷原氏のこれまでの調べでは、古川知事と段上氏らが懇談した後に、同席した九電の佐賀支店長がメモを作成。メモには、運転再開をめぐる住民説明会ではインターネットを通じてメールなどでも意見を受け付けるといった内容が記載されていたという。郷原氏によると懇談の中でこうしたやりとりは交わされなかったとみられるが、このメモが基になり社内に「やらせ」投稿を要請するメールが広がった。(時事通信、2011.7.30)


 中部電力の保安院に続き、古川佐賀県知事の「助言」を告発した九州電力。仲間に裏切られた報復丸出しで興味深いですね。企業小説みたいだ。
posted by リュウノスケ at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする