2010年11月28日

第30回ジャパンカップ(GI)

三連単 E・J→O→@・K=1万2000円
前回までのトータル:−20万6970円
回収率:92.3%
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2010年11月27日

「入院していた」岡村隆史復帰

 体調不良のため休養していたお笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史(40)が27日放送のフジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」(後7時57分)で復帰することが26日、所属事務所から発表された。7月の休養発表から、約5か月ぶりの仕事再開。岡村はファクスで「これからまた頑張りますので、応援よろしくお願いします」とコメント。今後は日テレ系「ぐるナイ」(12月2日、木曜・後7時56分)などレギュラー番組に順次復帰していく。

 やっと岡村が帰ってくる。この日、ファクスで「これからまた頑張りますので、応援よろしくお願いします」と復帰宣言。矢部浩之(39)も相方のカムバックに「ちっちゃいおっさんがやっと元気になってくれました。これからも応援よろしくお願いします」との喜びをつづった。

 これまで、岡村の病名は一部で「うつ病」や「がん」説が飛び交っていたが、所属事務所は改めて「体調不良」と説明。「現時点で日常生活にも通常の仕事にも全く支障がない状態まで回復した」とし、27日放送のフジ系「めちゃイケ」をスタートに、日テレ 系「ぐるぐるナインティナイン」や、ニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」(12月3日、木曜・深夜1時)生出演が決定した。

 岡村は5月中旬から体調不良が続き、7月12日に検査入院。関係者によると順調に回復し、約2週間前に退院したという。自宅休養をへて、今月24日の「めちゃイケ」の収録に参加。今後も主治医の指示を仰ぎながら、仕事の範囲を広げていく。

 同番組は、お笑いコンビ「ジャルジャル」ら新メンバー7人が決まったばかり。27日放送回は“大黒柱”復活により、新レギュラー初の勢ぞろいとなる。同局関係者によると、岡村は江頭2:50(45)の登場と思わせて、メンバーにはサプライズな形で登場。ヘルメットにサングラスの土木スタイルでファンからの応援メッセージを読む場面では、メンバーと涙ぐむという。(スポーツ報知、2010.11.27)

 ◇岡村隆史復帰までの経緯
▼5月中旬 所属事務所に体調不良を訴える。
▼6月5日 主演・演出を務める予定だった一人芝居「二人前」の延期を発表。
▼7月1日深夜 「ナインティナインのオールナイトニッポン」で一時復帰。番組冒頭で「先週は申し訳ございませんでした」と謝罪。
▼7月12日 体調不良で検査入院。
▼7月15日 無期限の休養に入ることを発表。
▼11月上旬 退院し、自宅休養。
▼11月24日 都内で行われた「めちゃイケ」の収録に参加。


 報知がネタバレした通りの展開でテレビ復帰した岡村。チリ落盤事故のパロディでしたね。とりあえずこの人が画面に出ただけで全然違います。めちゃイケは岡村の番組だと改めて思いました。

 通常の疾患ならば秘密にする理由がないので病名に関しては私も鬱病だと思います。そういう視点で岡村の様子を観察していたわけですが、「ちょっと太った」と指摘した有野に「お前のメールで助かったぞ」と囁いていたのが印象的。体重増加は抗うつ薬の副作用なのか単なる運動不足なのか微妙なところです。以下本人の証言。

 「入院していた。テレビはNHK中心。ゲゲゲの女房・メジャーリーグ中継・高校野球。食事は3食。7時半朝食、12時昼食、18時夕食で和食。魚が多かった。お造りは出ない。豆ばっかり。デザートはバナナ・ヨーグルト。タバコはやめたので代わりにチョコレートばかり食べていた。酒も全然飲まなかった。婦長さんが気を使って仮名で呼んでくれた。やることがないので大体横になっているか院内を散歩。階段の上り下り。外には出られない。21時消灯。服装は短パンTシャツ。部屋はベッドとちょっとした椅子。檻には入っていない。オーディションも最初は見られなかったので少しでNHKに変えた」

 玉置浩二も鬱病で入院していたと以前告白していましたが、玉置同様かなりやばい状況だったのはなんとなく感じました。もしかしたら自殺念慮があったのかもしれません。とりあえず死ななくてよかったと思います。

 病名はさておき総じていつもの感じだった岡村。たんぽぽ白鳥の顎をタッチしたのは笑いました。高島忠夫みたいにボロボロだったらどうしようと心配したんですが、しゃべりも普通でこれなら十分やっていけます。ファンの人は安心していいでしょう。


追記:12月3日分オールナイトニッポンでの岡村本人による説明によると、入院するきっかけは自分のサインが書けなくなったり、周囲に「お金がない」と根拠のない不安を漏らすようになったから。仕事への意欲がなくなったわけではなく、入院中もジャンボチョコモナカ(ママ)やストロベリーチョコを食べまくる一方、好きなサッカーW杯を見る気力はなく、就寝時付き添いの母親に手を握ってもらいながら寝たそうで精神疾患は確実なものの具体的病名は明言せず。


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長谷川粟生2階級制覇

 世界ボクシング評議会(WBC)のダブル世界戦は26日、名古屋市の日本ガイシホールで行われ、フェザー級の長谷川穂積(真正)とスーパーフェザー級の粟生隆寛(帝拳)がともに勝ち、2階級制覇に成功した。

 同フェザー級2位で前バンタム級王者の長谷川は、王座決定戦でフェザー級1位のフアンカルロス・ブルゴス(メキシコ)を3―0の判定で下した。日本ジム所属選手が階級を二つ上げて2階級制覇したのは初めて。

 元WBCフェザー級王者の粟生も、王者のビタリ・タイベルト(ドイツ)を3―0の判定で破った。

 戦績は長谷川が29勝(12KO)3敗、粟生が20勝(9KO)2敗1分け。(時事通信、2010.11.26)


 ○長谷川穂積−フアンカルロス・ブルゴス●(判定)フェザー級
 有効打を的確に決めた長谷川が打ち合いを制した。序盤は前後左右に動いて攻め、四回は左ストレートや左のダブルを好打。八回にバッティングで右目上から出血したが、九回に左フックでブルゴスをぐらつかせるなど、足を止めて打ち合った中盤以降も優勢を保った。ブルゴスは七回、左アッパーで長谷川をぐらつかせたが、スピードに乏しく、攻めきれなかった。

 ◇未知の領域 収穫と反省 天国の母にささげる栄冠

 長谷川が未知の階級でこれほど激しく打ち合うとは、だれも予想しなかった。体格とパワーで勝るブルゴスを相手に、足を止めて打撃戦を展開。そして打ち勝った。

 長谷川は序盤から持ち味のスピードで圧倒した。四回はウイービングから右サイドに出て左ストレートを突き刺し「フェザー級対策」の成果を見せた。だが中盤から足を止めてパンチを交換。相手の強打を受けてヒヤリとしたが、左のストレートやフック、返しの右フックでブルゴスを再三ぐらつかせた。

 4月に11度目の防衛戦で四回TKO負けし減量苦もあって転級した。3.6キロ重いフェザー級用に横への動きを練習した。「途中までできたが、八回に右目を切って焦った。バンタム級なら倒せていたので同じように打ち合ってしまった」。足を止めカウンターを狙う癖が本能的に出た。

 加えて「強い気持ちを見せたい」というプライドと、「母親が安心できるような試合を見せたかった」という思いもあった。先月24日に母裕美子さんをがんで亡くした。リングサイドで妹瑠璃さんが抱く遺影を、インターバル中は毎回眺めて闘志をかき立てた。

 「バンタム級とは違った。パワーではなく、タイミングで倒さないと」と反省する長谷川。減量苦で試合中に足がつることもなく、「十二回やってフェザー級の戦い方、次戦の改良点が分かった」と収穫も語る。日本初の階級をまたいだ世界2階級制覇。長谷川の「第2章」が始まった。

 ○…劣勢をはね返せなかったブルゴス。序盤から長谷川のスピードのある攻撃に翻ろうされ「あんなに速くリングを回るとは。手数もたくさんあった」と語った。右目がはれ上がって「完全に見えなかった」ほど。終盤は左アッパーも決めたが倒せず、「長谷川の打たれ強さには驚いた」。

 ◆長谷川穂積(はせがわ・ほづみ) 80年12月16日、兵庫県西脇市生まれ。99年11月プロデビュー。東洋太平洋バンタム級王者を経て05年4月、14連続防衛中だったウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)に判定勝ちしてWBC同級王座を獲得(10回防衛)。今年4月、11度目の防衛戦でフェルナンド・モンティエル(メキシコ)に四回TKO負け。左ボクサーファイター。32戦29勝(12KO)3敗。(毎日新聞、2010.11.26)


 ○粟生隆寛−ビタリ・タイベルト●(判定) スーパーフェザー級
 サウスポーの粟生が左カウンターと手数を武器に快勝。序盤は右ボディーフックを効果的に決め、三回に左ストレートでダウンを奪った。中盤はワンツーで攻め、九回以降は相手の左フックに左カウンターを合わせ、再三ぐらつかせた。タイベルトは序盤、右ストレートと左フックの連打で攻めたが、中盤以降は手数が減少。ガードの低さも響いた。

 ◇甘いガード突き、主導権を渡さず

  04年アテネ五輪銅メダリストの経歴を持つ王者相手に、粟生が鮮やかなカウンターでダウンを奪った。

 「まずはボディー」と粟生は、序盤から左右のパンチを繰り出した。タイベルトのガードは下がる。そこを突いた。三回。右のフェイントに反応してパンチを出そうとした王者に左ストレートを打ち込み、王者に尻もちをつかせた。「ガチンという手応えがあった」

 これまでダウンを奪っても詰めが甘かったが、この日はワンツーなど手数を出し、主導権を渡さない。八回終了時の公開採点で粟生優勢が伝わると「相手は一発逆転を狙ってくる。狙いが分かればやりやすい」。終盤もタイベルトの得意の左フックに、左フックを合わせてぐらつかせた。

 1年前から体幹を鍛えるトレーニングを始めた。1階級上げたことで減量にも余裕ができ、頑丈な体に仕上げた。そのためかひるんだ顔を終始見せなかった粟生。2階級制覇にも「実感がない。全然すっきりしない」と言うが、試合終了時にはタイベルトが粟生の頭を軽くたたいて苦笑い。完敗を認めさせるほど、成長を示せた。

 試合後、リング上で号泣した。「兄貴」と慕う長谷川の試合前に勝てたからだ。「長谷川さんのお母さんが亡くなり、勇気づけたいと思った」。フェザー級では初防衛に失敗したが、心の成長も見せた今度こそ、防衛テープを伸ばす期待感を抱かせた。

 ○…タイベルトは前に出てくる粟生の積極性に圧倒された。二回に右手を痛め、思うように試合を進めることができなかったといい、三回には「私のキャリアでは初めて」というダウン。六回と八回には粟生のパンチで左目を切り、ペースをつかめなかった。タイベルトは「粟生は終始プレッシャーをかけてきた。勝ちたいという気持ちが強かった」と話し、再戦を望んだ。

 ◆粟生隆寛(あおう・たかひろ) 84年4月6日、千葉県市原市出身。千葉・習志野高時代、史上初の高校6冠獲得。アマ戦績76勝(27KO)3敗。03年9月、プロデビュー。09年3月、2度目の挑戦でオスカー・ラリオス(メキシコ)に判定勝ちし、WBCフェザー級王座獲得。同年7月の初防衛戦でエリオ・ロハス(ドミニカ共和国)に判定負け。左ボクサーファイター。23戦20勝(9KO)2敗1分け。(毎日新聞、2010.11.26)


 粟生はフェザーからスーパーフェザー、長谷川はバンタムからスーパーバンタムを一つ飛ばしてフェザーまで階級を上げて挑戦したWBCダブルタイトルマッチ。不利といわれた予想を覆し、両者見事な試合運びで完勝しました。おめでとうございます。

 まず粟生。特筆すべきはやはり3回の左カウンター。完璧にヒットしてタイベルトから「キャリアで初めて」というダウンを奪いました。これで流れに乗った粟生は終始ペースを握り判定勝利。五輪銅メダリストのタイベルトは攻守にバランスの取れた素晴らしい選手だっただけにこの勝利は自信になると思います。

 課題としてはガードがやや低いので結構パンチをもらっていたことくらいでしょうか。相手がハードパンチャーの場合、この階級だと一発でKOされる可能性は高くなります。長く防衛するためにはもうちょっと慎重になった方がいいかもしれません。

 そして長谷川。二つ階級を上げているのでいつも通り戦っても倒せないと意識していたのは明白。あまり足を使わず大振りのパンチが空を切るシーンが目立ちました。それでもリーチの長いブルゴスの攻撃を持ち前のスピードでかわし、大差判定。オープンスコアでポイントリードだった展開を考えると終盤の壮絶な打ち合いは評価が分かれると思いますが、強豪揃いのフェザー級でやる以上、ああいったアグレッシブな態度は今後に生きてくると思います。

 TBSならば亡くなったお母さんの再現VTRを延々流したでしょうが、日テレの中継はタイトでよかったです。ゲストのくりぃむしちゅー上田が興奮してうざかったのは閉口しましたけど。あと、試合後に長谷川のスタッフとレフェリーがケンカしていたのは何だったんでしょうか。ちょっと気になりました。
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石巻少年3人殺傷事件判決要旨

 宮城県石巻市で今年2月に起きた3人殺傷事件で殺人罪などに問われ、裁判員裁判で初めて少年に死刑を言い渡した25日の仙台地裁判決の要旨は次の通り。

 <量刑判断の枠組み>
 2人に対する殺人、1人に対する殺人未遂を含む重大事案で、保護処分の余地はない。死刑と無期懲役のいずれを選択すべきかが問われており、永山基準に従って考察する。

 <犯行の態様>
 自分の欲しいもの(元交際相手)を手に入れるために人の生命を奪うという強盗殺人に類似した側面を有する重大な事案だ。

 元交際相手の姉の肩をつかみ、牛刀を腹部に思い切り突き刺した上、2、3回前後に動かして殺害した。元交際相手の友人が「お願い、許して」と命ごいするのを無視し、「オメエもだ」と言いながら3、4回も突き刺して殺した。無抵抗の被害者をためらうことなく次々と殺傷した犯行態様は極めて執拗(しつよう)かつ冷酷で、残忍さが際立つ。

 元交際相手の連れ出しを邪魔した者は殺害する意図のもとに凶器を準備し、共犯者を身代わりに仕立てようとするなど周到な計画を立てている。

 <被害結果>
 2人の尊い生命が失われ、さらに1人の生命も失われる危険性が高かった。その無念さや苦痛は察するに余りあり、極刑を望む遺族らの処罰感情も、被害結果の重大さ、深刻さの表れとして量刑上考慮するのが相当だ。

 <動機>
 少年は、元交際相手を手元に置きたいという身勝手な思いから、犯行前日に無理やり連れ出そうとしたが、姉らに警察へ通報されるなどして制止された。少年は保護観察中で、警察に通報されると少年院送致になると思っていたことからもこれに激怒し、邪魔する者を殺そうと考えた。動機は極めて身勝手で自己中心的だ。

 <社会的影響>
 3人を殺傷した上、1人を拉致して逃走し、近隣住民に多大な不安を与えたことも、量刑上看過できない。

 <更生可能性>

 少年は元交際相手への暴行をエスカレートさせ、警察から警告を受けても態度を改めることなく、本件犯行に及んでおり、犯罪性向は根深い。

 ちゅうちょせず残虐な殺傷行為に及んだ▽保身のため共犯者に凶器を準備させた揚げ句、身代わりとなるよう命じた▽犯行後、元交際相手に姉らが死亡した内容のニュースを見せ「何で泣いてんの」と言った−−などの言動からすれば、少年には他人の痛みや苦しみに対する共感が全く欠け、その異常性やゆがんだ人間性は顕著だ。

 少年は公判で涙を流すなどして犯行を後悔し、極刑をも覚悟して自らを厳罰に処してほしいと述べるなど、一応の反省はしている。しかし、被害者遺族の精神的苦痛を和らげるに足る謝罪はなく、反省の言葉は表面的だ。自己に不利益な点は覚えていないと述べるなど不合理な弁解をし、本件の重大性を十分に認識しているとは到底いえず、反省には深みがない。

 また、実母が少年の人間性のゆがみを正確に認識しているか疑問がある上、従前の監督状況などをかんがみると、実母による指導、監督は期待できない。

 少年の更生可能性は著しく低いと評価せざるを得ない。

 <事件時の年齢>
 当時18歳7カ月だったことは相応の考慮を払うべき事情だが、犯行態様の残虐さや結果の重大性にかんがみると死刑を回避すべき決定的な事情とまではいえず、ことさら重視できない。不安定な家庭環境や母から暴力を受けるなどしたという生い立ちも、量刑上考慮するのは相当でない。

 <結論>
 以上の事情、特に犯行態様の残虐さや被害結果の重大性からすれば、少年の罪責は誠に重大だ。少年なりの反省などを最大限考慮しても、極刑を回避すべき事情があるとは評価できない。罪刑均衡や一般予防の見地からも、極刑をもって臨むほかない。(毎日新聞、2010.11.25)
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2010年11月23日

「7年総額100億円要求?」岩隈移籍交渉決裂

 ポスティングシステム(入札制度)を使って大リーグ(MLB)入りを目指していた楽天の岩隈久志投手(29)とアスレチックスの入団交渉は、条件面が折り合わず破談となった。複数の国内メディアが報じた。これにより、岩隈は来季も楽天に残留することになる。

 各種報道によると、アスレチックスは4年総額1400万ドル(約11億6700万円)の条件を提示していたが、岩隈サイドは7年契約で総額1億2500万ドル前後を希望していたとされる。

 現在のポスティングシステム下では、岩隈は来年11月まではMLBの他球団にも移籍できないため、来シーズンは星野仙一新監督の下、楽天の選手としてプレーすることになる。(ロイター、2010.11.22)


 米大リーグ移籍を目指していた楽天・岩隈久志投手(29)について、複数の地元紙が21日、ポスティングシステム(入札制度)で独占交渉権を落札したアスレチックスの交渉が行き詰っていると報じた。

 サンフランシスコ・クロニクルは「ほぼ破談」と報道。情報筋の話として「岩隈サイドは年俸1800万ドル(約15億円)を希望していたが、ア軍は300万〜500万ドル(約2億5000万〜4億2000万円)を考えていた」と決裂の理由を明かした。

 AP通信やオークランド・プレスも匿名を条件に語った関係者の話として、総額1億2600万ドル(約105億円)の7年契約を要求したとし「交渉は“行き場を失った”ようだ」と話した。

 「日米間選手契約に関する協定」により、交渉が成立しない場合は、岩隈は楽天に残留することになる。(サンケイスポーツ、2010.11.22)


 ポスティングシステム(入札制度)で大リーグ移籍を目指していた楽天・岩隈久志投手(29)と独占交渉権を得たアスレチックスとの交渉が決裂したという衝撃情報が駆け巡った。ア軍が提示した年俸と岩隈側の希望額に大きな隔たりがあったもようだが、岩隈側が何と7年100億円という、とてつもない条件を要求していたという報道まで飛び出した。これで岩隈は来季、楽天残留となるが、約14億円の落札金が消滅することで楽天球団サイドは大慌て。ほくそ笑むのは、星野仙一新監督(63)のみか。

 アスレチックスが岩隈を1700万ドル(約14億円)で落札したのが今月6日。遅々として進まぬ交渉は、破談という結果になるという。一部報道によると、きょう22日にも、交渉が決裂したことが発表されるというが、前代未聞の応札から破談に至る裏には、一体何があったのだろうか。

 アスレチックスの地元紙のサンフランシスコ・クロニクルのスーザン・スラッサー記者は、その衝撃の舞台裏を明かしている。

 「大リーグ関係者によると、アスレチックスと岩隈の契約交渉は決裂した。ある関係者は、岩隈がバリー・ジトと同様の契約を希望している。アスレチックスは年俸300万−500万ドル(約2億4000万−4億円)の支払いを考えていた」

 通算142勝のジト投手(32)は、2002年のサイ・ヤング賞投手でメジャー屈指の左腕。2007年にアスレチックスからジャイアンツに移籍した際、7年1億2600万ドル(約100億円)という大型契約を結んだことで話題となった。年平均に直すと約14億円。アスレチックス側の提示額とは10億円近い開きがあり、報道が事実なら、交渉はまとまるはずはない。

 06年オフに西武からレッドソックスへポスティングで移籍した松坂でさえ当時として超破格の落札金約40億円、年俸は6年総額で約60億円だった。独占交渉権の期限となる日本時間8日午後2時を待たずに、決裂するのもうなずける。

 アスレチックスは今季開幕前の年俸総額が全体28位の約5165万ドル(約42億9000万円)の緊縮財政球団。入札に参加したこと自体が信じられないとの声もあるほど。当初から「両者が歩み寄ることがなければ早期打ち切りの可能性もある」との見方を示す球界関係者は多かった。

 岩隈の代理人を務める団野村氏(53)もツイッターで「まもなくニュースがあるでしょう」と交渉が決裂したことを示唆している。日米間選手契約に関する協定により、このオフのポスティングのやり直しは、もうできず、来季は楽天残留。メジャーを目指すには、今季中に取得する見込みの海外FA権を行使して移籍することになる。いざ、夢のメジャーへと意気込んでいただけに傷心の破談だ。

 しかし、岩隈以上にショックなのが、楽天球団だ。岩隈サイドとアスレチックスとの交渉が決裂したことで、約14億円の落札金は楽天にも支払われない。三木谷浩史会長の下、収益重視で合理的な球団経営を進めてきた楽天。当然、この“岩隈マネー”を収益と補強費にあてる予定だった。

 ブラウン監督を契約半ばで解雇し、年俸2億円(推定)の星野監督以下、田淵ヘッドら“星野ファミリー”を招へい。また元メジャーリーガーの岩村を年俸1億5000万円で獲得。さらに松井稼頭央の獲得まで合意寸前までこぎ着けているという。今季3億円だった岩隈の年俸まで捻出しなければならない。経営者なら頭を抱えるところだろう。

 さらに、来オフ、岩隈がメジャーへ移籍することになれば、今度は今回のようなポスティングではなく、FAという個人の権利で海を渡る。入札、落札は発生せず、球団には一文も入ってこない。14億円という“岩隈マネー”の消滅はプラスマイナスで考えれば、計り知れない痛手だ。

 そんな中、ほくそ笑むのは、星野監督だろう。念願かなって監督に就任できた上に、来季いないものと思っていたエースの岩隈が“元サヤ”に。さらに球団は岩村を獲得、松井稼頭央獲りにも汗を流してくれている。21日に「(22日にも)うれしいニュースが発表される。よし、という感じ。球団がちゃんとやってくれている」と満面の笑みで発言したというのも、もっともだ。

 岩隈はあす23日にKスタ宮城で行われるファン感謝祭に参加予定。どんな発言をするか注目されるが、とにもかくにも楽天ファンにとっては、うれしいニュースといえそうか。

 ■ポスティングシステム(入札制度) 米大リーグ移籍を希望するFA資格を持たない選手の交渉権を入札で決める制度。移籍を認める場合、日本の球団は11月1日から翌年3月1日までの間に申請。これを受け、大リーグ側が各球団に選手名を公示する。獲得を望む米球団は4業務日以内に入札。日本球団が受諾すれば、最高額で落札した球団に30日間の独占交渉権が発生する。契約交渉が合意に達すれば、5日以内に同金額を日本の球団に送金する。30日以内に契約できなかった場合、交渉権は消滅し、入札額を支払う義務もなくなる。その選手は翌年11月1日まで再ポスティングができない。(夕刊フジ、2010.11.22)


 ポスティングシステム(入札制度)での大リーグ移籍を目指す楽天の岩隈久志投手(29)の残留が22日、濃厚になった。独占交渉権を得たアスレチックスは19日の初交渉で、4年総額1525万ドル(約12億7000万円)を提示。岩隈側は減額する用意も含めて交渉を望んだが、ア軍が拒んだという。岩隈は周囲に残留の可能性が高まったと漏らす一方、米東部時間12月7日(日本時間同8日午後2時)の交渉期限ギリギリまで合意の道を探る方向だ。

 岩隈の代理人を務める団野村氏は自らのツイッター(短文投稿サイト)で、アスレチックスとの交渉内容を赤裸々に明かした。ア軍からの提示は4年総額1525万ドル(約12億7000万円)で、平均年俸381万ドル(約3億2000万円)だったという。さらに、入札額が1910万ドル(約15億9000万円)と具体的な数字を挙げた。

 ア軍は平均年俸を、前阪神で現ヤンキース傘下マイナーの井川(5年2000万ドル)、昨オフに広島からレンジャーズに移籍したルイス(2年500万ドル)らを参考にしたとみられる。しかし、岩隈サイドはFAで海を渡ったドジャース・黒田(3年3530万ドル)、入札でRソックス入りした松坂(6年5200万ドル)のことを説明した。

 さらに、ア軍から「入札額と年俸総額を合わせれば、1年平均で約850万ドル(約7億1000万円)になる」と聞かされた。代理人としては、あくまで選手の価値は年俸とするのは当然で、受け入れられない数字だった。19日には、契約を容認するか拒否するかを示すようア軍から通告され、できなければ交渉は終わったと公式発表するとまで言われたという。

 無理な金額を要求したと考えていないという団野村氏も、「交渉決裂」にせざるをえなかったようだ。また、ア軍から「予算がない」と回答されて“破談”になった途端、右腕への風当たりが強くなったことも、岩隈側の態度を硬化させたともいえる。サンフランシスコ地元紙のア軍担当記者は、岩隈側の要求がア軍提示額を上回りすぎたことを原因とした。また、「ナ・リーグのある腕利きスカウトにイワクマのことを聞いたら『何も特別なものなんてない。ただの男さ』と言われた」とも報じた。

 GM会議最終日の18日、ア軍のビーンGMは日米間の長距離移動もあり、「対面交渉は1度で決めたい」と話した。これは条件提示は後にも先にも1度きり、という宣言だったのかもしれない。(スポーツ報知、2010.11.23)


 岩隈の来季の大リーグ入りが難しくなった。初交渉でのアスレチックスの提示条件は4年契約1525万ドルという。年俸にして今季の3億円からほぼ現状維持となる岩隈サイドは当然、金額の上積みを求めた話し合いに入ろうとしたが、アスレチックスはこれを拒み、翌日には交渉が暗礁に乗り上げた。

 アスレチックスは岩隈獲得の経費として、東北楽天に支払う応札額も含めていたというが、独占交渉期間を約2週間も残しての撤退姿勢は、日本を代表する投手に対して敬意を欠く。岩隈サイドは粘り強く交渉する方針を示していただけに、このまま決裂すれば本気で獲得する気がなかったと取られても仕方がないだろう。

 ある関係者は、入札にアスレチックスと同地区のレンジャーズが参加した可能性が高いとした上で「同地区のライバルが、岩隈を獲得するのを阻もうとしたのではないか」と話した。

 入札制度では、大リーグ球団が独占交渉権を獲得後に決裂した場合、その選手は翌年11月まで同制度を利用して大リーグに移籍することはできない。いわば球団の良心に委ねられる部分が大きい制度だ。今回の一件は、球界関係者が憂慮していた事態が起こったといえるだろう。(ニューヨーク共同、2010.11.23)


 7年総額100億円を要求して決裂してしまった岩隈の契約交渉。アスレチックスが4年12億円と考えていたとすればどう考えても合意するわけはありません。

 それにしてもどういう計算で100億なんて数字が出てきたのか。メジャーで結果を出した黒田ですら来季年俸は10億の1年契約。団野村だってそれなりに代理人のキャリアがあるんだから常識的にあり得ない要求だと分かるはず。岩隈は最初から来年のFAで移籍するつもりだったのではないかと勘ぐってしまいます。

 共同通信が報じているようにアスレチックス自体もそれほど獲る気がなかったのかもしれませんが、楽天がわざわざ出してくれるんだから大した金額じゃなくても合意するべきでした。移籍金で補強ができれば球団もファンも感謝したのに。まあいいですけどね。とりあえず来年の楽天は結構強いんじゃないでしょうか。


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