2009年09月21日

臼井儀人の死亡確認される

 群馬、長野県境にある荒船山(1423メートル)のがけ下で19日、遺体で見つかった男性について、群馬県警下仁田署は20日、身元を人気漫画「クレヨンしんちゃん」の作者臼井儀人(本名義人)さん(51)=埼玉県春日部市=と確認した。臼井さんは11日朝、家族に「荒船山に行く」と言って出掛けたまま行方不明になっていた。

 同署によると、臼井さんの死因は全身強打による肺挫滅で、転落して11日午後、死亡したとみられるという。遺書などはなかった。同署は転落した原因を詳しく調べる。

 臼井さんの遺体は19日午前10時25分ごろ、山頂近くの艫岩から約120メートル下の岩場で見つかった。険しいがけのため同日は収容できず、20日朝から搬出作業が始められ、午後になってヘリコプターなどで同署に搬送。春日部市から駆け付けた家族らが同日夜、身元を確認した。

 遺体発見現場の周辺には、カメラや運動靴があり、財布や携帯の入ったリュックサックも見つかった。

 臼井さんは出発時、家族に「11日夕方に帰る」と伝えていたが、戻らなかったため、妻が12日朝、埼玉県警に捜索願を提出。下仁田署によると11日午前、上信電鉄下仁田駅からタクシーで荒船山の登山口に向かったのが確認されているという。(時事通信)


 生意気だが憎めない幼稚園児が大人を翻弄(ほんろう)する痛快なギャグ漫画「クレヨンしんちゃん」。臼井儀人さんの代表作はアニメ化もされ、絶大な人気を誇った。

 「クレヨンしんちゃん」は1990年に「Weekly漫画アクション」でスタート、今も月刊「まんがタウン」などで連載が続く。92年にはテレビアニメ化され、しんちゃんの独特な口調や「下品」なしぐさをまねる子供が急増。親たちが問題視したこともあった。アニメ映画も多数製作され、その1作を原作にした実写映画「バラッド 名もなき恋のうた」が現在公開中だ。

 漫画の単行本は49巻まで出され、発行元の双葉社によると累計5000万部。担当者は「20年間面白さを持続させてきたのはすごい。売れ行きも当社で断トツ」と話す。

 一方で作者の臼井さんは、顔写真を公表せず、公の場にほとんど姿を見せなかった。だが気難しいわけではなく、周囲の評は「まじめで常識的」。締め切りを守り、同作の連載原稿も年内分は受け取り済みだという。

 若いころから臼井さんを知る同社幹部は「作家らしくない普通の優しい人。編集者や声優とテニスや旅行に行くなど活動的な面も。デビュー作の『だらくやストア物語』は、『納品です』と言って自分で届けに来た。その雰囲気はずっと変わらなかった」と語った。(同上)


 群馬県下仁田町南野牧の荒船山(1423メートル)の岩壁下で発見された男性の遺体は20日、県警の調べで、人気漫画「クレヨンしんちゃん」の作者・臼井儀人(よしと)(本名・臼井義人)さん(51)(埼玉県春日部市)と確認された。

 遺体は、20日朝から発見現場に向かった下仁田署員らが収容、県警ヘリで搬送され、同署で検視が行われた。臼井さんは今月11日、「荒船山に行く」と言い残して行方不明になり、群馬、長野両県警が県境付近を捜索していた。

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 臼井さんが住む埼玉県春日部市で、焼き鳥店を経営する長村幸夫さん(67)は「よくネギマを注文しては、『おいしい、おいしい』と言ってくれたり、サインをくれたりした」と惜しんだ。

 臼井さんは、約2年前まで2か月に1回程度、店を訪れ、「ここは俺の隠れ家」と言って、店の隅に座っていたという。長村さんは、「最後に来た時、『そのうち、この店のことを漫画に書くよ』と言ってくれた。春日部といったら『しんちゃん』なのに残念だ」と声を詰まらせた。

 ◆ギャグ漫画で幼児の本音表す◆

 臼井さんは、静岡県生まれ。広告会社勤務などを経て、1987年「だらくやストア物語」を「週刊漫画アクション」(双葉社)に発表しデビュー。

 90年に同誌で連載を開始した「クレヨンしんちゃん」は、埼玉県春日部市に住む、おませな5歳児、野原しんのすけ(しんちゃん)が家族や幼稚園の先生たちの間に騒動を巻き起こす、ギャグ漫画。2000年11月からは、アクションから同社の月刊「まんがタウン」へと発表先を変え連載中だ。

 92年からはテレビ朝日系でアニメ版の放送がスタートし、人気が沸騰、海外でも世界30か国以上で放映された。劇場用映画も93年から毎年製作され、2002年には、文化庁メディア芸術祭賞大賞を受賞。単行本は49巻で総発行部数約5000万部に達している。

 アニメ版の人気で、しんちゃんのギャグをまねる子どもが増え、親が選ぶ「子どもに見せたくない番組」の上位に選ばれるなど物議を醸す一方、幼児の本音を表す国民的漫画として評価されてきた。

 漫画の連載について、双葉社では、「10月発売の11月号については、掲載する予定。原稿はその先の分まで入稿しているが、掲載するかどうかは未定」とコメントしている。

 アニメの「クレヨンしんちゃん」は、毎週金曜夜、テレビ朝日系で放送されている。特別番組が続くため、次回放送は10月16日の予定だが、同社広報部は「原作者としてのこれまでの功績に感謝し、心からお悔やみを申し上げます。今後の放送に関しては、関係者の方々と相談して決めていきたい」と話している。(読売新聞)


 群馬・長野県境の荒船山(1422・5メートル)で19日午前10時半ごろ、崖の下に横たわる遺体を埼玉県の登山者が発見した。群馬県警下仁田署によると遺体は男性で、死後数日が経過している。行方不明となっている漫画「クレヨンしんちゃん」の作者臼井儀人さん(51)=本名臼井義人=の可能性もあるとみて、20日に遺体を引き揚げて調べる。遺体の服装は、11日に埼玉県春日部市の自宅を出た際のものと似ているという。

 遺体が見つかったのは、下仁田町南野牧にある「艫(とも)岩」の下。艫岩は横幅約500メートル、高さ最大300メートルの巨岩で、北側は200メートルの絶壁。遺体が見つかったのは、その絶壁側にある“展望スペース”のほぼ真下。木や草が生えているところで、展望スペースからは100メートルほど下。ただそこは登山道ではなく、群馬県山岳連盟によると「通常、人が行くような場所ではない」という。艫岩では遺書や靴など自殺につながるものは発見されておらず、下仁田署では転落したものとみている。

 登山者からの通報を受け、同署の警官1人が現場入り。遺体には全身骨折が見られ、顔の損傷が激しいという。白いTシャツに黒いリュックを背負っており、臼井さんが家を出た時の服装に似ている。現場は約60度の急斜面なため、同署では19日の遺体収容は断念。20日に引き揚げて調べる。

 艫岩は山頂へと続く登山道の途中にあり、展望スペースからは下がのぞきこめるが、柵は設置されていない。家族連れが軽装で楽しめる初心者向けの登山コースにおいて唯一、危険な場所。ただ同署によると、自殺者が数年に1人出ることはあるが転落死は非常に珍しいという。

 「クレヨンしんちゃん」は90年に双葉社の漫画雑誌「Weekly漫画アクション」で連載が始まり、現在も同社の月刊誌「まんがタウン」で連載中。同社によると12月号(11月5日発売)分まで原稿が届いているという。テレビ朝日で放送中のアニメ(金曜後7・30)は、秋の特番シーズンに入っており、次回は10月16日放送予定。

 臼井さんは11日朝、「荒船山に行く」と言って春日部市の自宅を出たまま戻らず、家族が12日、埼玉県警春日部署に捜索願を出した。携帯電話は14日までは呼び出し音が鳴り、電波が群馬県と長野県の県境周辺で確認されていた。(スポニチアネックス)


 荒船山の岩壁下で発見された男性の遺体が臼井先生であることが確認されました。それにしても凄い崖ですね。地理に疎いので群馬にこんな秘境があるなど知りませんでした。

 事故はほとんど起こらない初心者向けの登山コースとのことで微妙なわけですが、遺書でも出てこない限り事故なのか自殺なのかは永遠に分からないと思います。というか事故でいいんじゃないしょうか。子供の教育に悪いですし。

 原作はもとよりアニメ史に残る大傑作である『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』を生んだという意味でも『クレヨンしんちゃん』は偉大な作品。このような才能がこんなに早く亡くなったことは残念でなりません。臼井先生のご冥福を心よりお祈りします。


posted by リュウノスケ at 01:03| Comment(0) | TrackBack(1) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする