2009年02月24日

SFCG(旧商工ファンド)破綻

 東証1部上場の商工ローン大手、SFCG(旧商工ファンド)は23日午前、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、財産の保全命令を受けた。負債総額は3380億円で、今年に入って最大規模の倒産。銀行より高い金利で中小企業向けに融資してきたが、強引な債権回収が社会問題にもなって信用力が低下。金融危機の影響も重なって2月末の資金手当てが難しくなり、経営が行き詰まった。

 大島健伸会長(前会長兼社長)は同日、都内で記者会見し、「昨年8月以降、ほとんどの金融機関から新規の資金調達が不可能になり、決済資金が調達できなくなった」と説明。「再生手続きが軌道に乗り次第、速やかに退任する」と語った。(日本経済新聞)


 商工ローン大手のSFCG(旧商工ファンド)が23日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理された。負債総額は約3380億円で、帝国データバンクによると、今年最大の負債額という。東京証券取引所は同日、SFCGの東証1部上場を廃止するため、24日から3月23日まで整理銘柄に指定すると発表した。

 SFCGは昭和53年に商工ファンドとして設立。中小企業向けに高利での融資を手がけてきたが、利息制限法の上限を超えた金利や強引な取り立てが社会問題化。現在も多額の過払い金返還訴訟を起こされている。その返還負担や金融危機に伴う資金調達難から経営が破綻(はたん)した。

 SFCGの大島健伸会長は同日朝、東京証券取引所で会見。「あらゆる手を講じたが、最終的に資金調達が困難になった」と述べた。今後はスポンサー企業を選定して再建を目指し、民事再生の手続きが軌道に乗った段階で辞任する意向も表明した。

 強引な取り立てでの過払い金返還請求について、大島会長は「基本的には法的な手続きによってやっている。これはもう見解の相違だと思う」と述べた。SFCGの代理人の阿部信一郎弁護士は「100%の返済は、なかなか困難と思う」と話した。(産経新聞)


 商工ローン最大手のSFCG(旧商工ファンド)が23日、民事再生法の適用を申請したのは、外資系金融機関から調達した資金を高金利で中小企業に貸し付ける商法が金融危機で行き詰まったためだ。もともと強引な取り立てが社会問題化していたが、高利融資を制限した貸金業法改正により業績がさらに低迷し、最終的に市場に引導を渡された。

 SFCGは、信用力が低く、銀行などから融資を受けられない中小・零細企業を対象に利息制限法の上限(15〜20%)を超える「グレーゾーン金利」で融資してきた。日本の金融不安で「貸し渋り」が広がった90年代後半に成長。強引な手法が批判を浴びたが、米リーマン・ブラザーズなど外資系金融機関から資金を調達し、これを元手に事業を展開してきた。

 だが、06年12月の貸金業法改正で「収益源」としてきた「グレーゾーン金利」が撤廃され、利息制限法の上限を上回る「過払い利息」の返還請求が相次いだ。さらに、昨年秋以降の金融危機に直撃された外資系金融機関がSFCG向けの融資を一斉に停止したため、必要資金を調達できなくなり、破綻(はたん)に追い込まれた。

 消費者金融も含めた貸金業者は、改正貸金業法と金融危機の影響で資金繰りが厳しくなり、破綻が増加している。消費者金融大手は大手銀行の傘下に入るなど生き残り策を急いでいるが、SFCGのような事業者向け金融は国内大手行が距離を置いていることから、後ろ盾もない。強引な取り立てが問題となったロプロ(旧日栄)も08年3月期に291億円の赤字を計上するなど業績が悪化している。

 ただ、SFCGが法的整理に踏み切ったことで、数百億円とみられる過払い金返還請求も「100%の返還は困難」と言われている。返還を求めている中小企業には痛手で、事業者向け金融の破綻が増加を続けると、企業への影響も問題になりかねない。(毎日新聞)


 金融庁の佐藤隆文長官は23日の定例会見で、SFCG<8597.T>が民事再生手続き開始を申請して経営破たんしたことについて「中小企業金融に甚大な悪影響を及ぼすことにならないことを願う」述べた。

 また国内の中小企業金融への影響を注意深く見ていきたいとの姿勢を表明。

 SFCGをはじめ、貸金業者の経営については、利息収入の減少や過払い返還請求で「厳しい状況」と指摘した。さらに「(SFCGのような)事業者金融は、日本の経済活動全体で果たしている金融仲介機能に一定の重要性がある」として、今後は、貸金業者だけでなく、借り手の中小零細企業の状況も注視していく姿勢を示した。

 同日の東京株式市場で、TOPIXは昨年来安値を更新し、1984年12月以来の水準で引けた。佐藤長官は、株価への直接的なコメントは避けたが「日本の銀行の場合は欧米と比較して株の保有が大きい」と指摘。金融機関に対しては「高い水準で株の保有を続けるならリスク管理が必要だ」と強調した。

 欧州主要国は22日、ベルリンで緊急首脳会合を開催し、今後の金融危機回避に向け、租税回避の取り締まりやヘッジファンドの規制強化などを盛り込んだ金融規制強化について合意した。同会合は4月にロンドンで開催される20カ国・地域(G20)の首脳会合(金融サミット)を前に、欧州内での共通認識を確立するために開かれた。

 佐藤長官は、世界的な金融危機を受けて「規制の枠組みの再構築が各国共通の話題」とし、欧州首脳の合意は「その中でのひとつの取り組みだろう」と指摘。さらに「こうした方向での取り組みや背景にある問題意識は日本でも共有している」と述べた。さらに「(今後は)日本でもこうした重要なテーマについて、関係各国と連携しつつ次回の首脳会合(金融サミット)に向けた国際議論に積極的に参加していく」とした。(ロイター)


 悪名高いSFCG(旧商工ファンド)がついに破綻しました。不況で銀行が資金を貸してくれない現在のような経済状況下ではSFCGのような高利の貸金業者も必要悪であるとする意見もありますが、極悪非道な取り立てで多くの中小企業経営者を自殺させた反社会的な企業が潰れたことは正義に適うのではないでしょうか。

 もちろん資本主義というのはフリードマンがいうように正義があろうがなかろうがより効率的な企業が生き残るわけで、SFCG破綻の本質はサブプライム問題の煽りを受けた外資系金融機関が融資を停止したためでしょう。それは認めます。

 ただ、製造業の労働者を非正規化=奴隷化することによってメーカーに空前の利益を上げさせ大株主として多額の配当を受け取り、またサラ金・商工ローンの親会社として債務者から暴利をむさぼることをよしとした国内外の金融資本及びそれを擁護した政治家・学者・官僚は万死に値します。今回のSFCG破綻はそれら国家的悪が滅びる予兆として評価すべきだと思います。

 下に挙げた『誰が「商工ファンド」を潰そうとしたか―日本の守旧派対グローバルな異端派の戦い』は商工ファンド創業者大島健伸を礼賛した恥さらしな駄本。いい機会なのであえて晒しておきます。





<参照>
ウィキペディア SFCG
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2009年02月23日

運転免許試験に775回落ちた韓国人女性について

 自動車運転免許試験に計775回不合格になった韓国人女性は、将来トラックを購入して自分のビジネスを営む夢をあきらめてはいない。

 チャ・サスーンさん(68)は2005年以降、同免許の筆記試験に挑戦を続けているが、いまだ合格に必要な60%の正答率を達成できていない。チャさんがこれまでに支払った受験料は、1000万ウォン(約63万円)以上だという。(ロイター)


 不屈の闘志で自動車運転免許試験に挑み続ける韓国人女性チャ・サスーンさん。日本では以前、運転免許の学科試験に落ち続けた42歳男が合格にしないと免許センターを爆破すると脅迫事件を起こしましたが、それでも男が落ちた回数は70回程度でした。

 チャさんはその10倍以上落ち続けたにも関わらず自棄も起こさず淡々と合格を目指しているわけで立派です。テレビニュースでそのお姿を拝見しましたが普通のおばあちゃんでしたね。仕事に必要なのでどうしても免許が欲しいのだとおっしゃっていました。

 「汝の道を歩め、そして人々をして語るに任せよ」というダンテの言葉を思い出します。世界配信されてプライドの高い韓国の人は嫌な気持ちになっているかもしれませんが、不可能とも思える困難(この場合課題の難易度は問題ではない)に挑み続けるその姿勢は国を問わず尊敬に値します。

 蛇足ですが、木下優樹菜は学科試験を26回落ちて結局普通免許を期限内に取れなかったそうです。原付の学科試験を17回落ちた松浦亜弥(アサヒ芸能、週刊文春)もいまは普通免許を持っているそうなので同じ教習所でチャレンジすれば今度は合格するんじゃないでしょうか。


<参照>
ウィキペディア 木下優樹菜
ナリナリドットコム 運転免許試験に落ち続けたおばさん、950回目の受験で筆記試験をパス。
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2009年02月22日

第26回フェブラリーステークス(GI)

馬連 A・H・K・M⇔@・B・C・D・F・G・I・J・N・O=1万2000円
前回までのトータル:−129万6270円
回収率:18.8%
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2009年02月15日

第49回きさらぎ賞(GIII)

馬連 F⇔@・A・B・C・D・E・G・I=1万2000円
前回までのトータル:−128万9070円
回収率:18.6%
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2009年02月13日

元天才力士結婚詐欺で逮捕

 1級建築士と偽って結婚を約束した女性から現金をだまし取ったとして元春日野部屋力士の無職、秋本久雄容疑者(43)=東京都港区白金=が詐欺容疑で逮捕されていたことが警視庁高輪署への取材で分かった。秋本容疑者は容疑を認め「他に3〜4人の女性も同じ手口でだました」と供述しているという。

 逮捕容疑は08年9〜10月、インターネットの結婚相談サイトで知り合った港区の女性会社員(41)に「ホテル改築工事を請け負うためにお金が必要。手持ちの金が足りないので貸してほしい」などとうそをつき、現金約730万円をだまし取ったとしている。

 高輪署によると、秋本容疑者は08年9月から女性と交際。1級建築士と偽り「結婚して早く一緒に住もう」とうその約束をしていたという。秋本容疑者は当時、江東区の高層マンションに住み、女性の送迎用に高級外車「リムジン」を借りるなどして金持ちを装っていたという。女性は12月、被害届を出していた。

 日本相撲協会によると、秋本容疑者は84年春場所で初土俵。序ノ口と序二段で全勝優勝するなどして西幕下42枚目まで番付を上げたが、85年に引退した。(毎日新聞)


 若手有望株の力士から“結婚詐欺師”へと変貌(へんぼう)したとされる秋本久雄容疑者。捜査関係者の話から、「セレブ」を演出した秋本容疑者の詳細な詐欺の手口が明らかになった。

 高輪署の調べや日本相撲協会によると、秋本容疑者は東京都葛飾区出身。中学時代には2年連続で相撲の全国大会で優勝するなど、入門前から角界に注目された。高校卒業後、昭和59年に春日野部屋に入門し、同3月に初土俵。序ノ口、序二段で全勝優勝するなど、順風満帆の力士人生を歩み始めたかのようにみえた。しかし60年3月、幕下42枚目で部屋から逃げ出し、引退したという。しこ名はなかった。

 その後、都内私立大学の相撲部監督から勧誘され、62年3月、同大学に相撲で推薦入学したが、同年8月に自主退学。以降は定職に就かず、飲食店のアルバイトなどをしていた。

 身長184センチ、体重155キロ。「体格はいいが、太っている感じではない」(捜査関係者)という秋本容疑者は事件当時、東京都江東区内にある54階建て高級マンションの最上階、家賃40万円以上の部屋に居住。デートの際は、レンタルしたリムジンで女性を送迎した。運転免許を持たず、運転手付きだったという。

 まめな性格で、被害者と知り合った昨年5月から10月までの間、何度も女性を自宅に招いた。さらに1級建築士の偽の名刺を見せて信用させたり、「近々、ガイアの夜明け(テレビ東京系の経済番組)の密着取材が入る予定だ」と偽るなど、一流の経済人を装っていた。

 高輪署によると、秋本容疑者は詐取した金について「女性をだませるよう、いい生活をするために使った」と供述。秋本容疑者は同様の手口で複数の女性から現金を詐取したとみられ、銀行口座には約1500万円の預金が残っていた。一方、被害女性は事情聴取に「許せない」と怒りをあらわにしているという。(産経新聞)


 大相撲春日野部屋の元幕下力士が、結婚詐欺容疑で警視庁高輪署に逮捕されていたことが11日、分かった。逮捕されたのは1985年春場所で廃業した無職・秋本久雄容疑者(43)。1級建築士を語り、デートでリムジンを借りるなどで“セレブ生活”を演出した上で結婚を約束した女性から現金730万円をだまし取った疑い。秋本容疑者は容疑を認めているという。

 東京・葛飾区出身の秋本容疑者は中学時代に2年連続で全国大会優勝し、横綱・朝青龍の母校でもある高知の明徳義塾高に相撲留学。鳴り物入りで、春日野部屋入りした。

 84年春場所初土俵。同期は、9人が十両以上に昇進。幕内以上に昇進したのは琴錦、旭豪山、湊富士、大至の4人で、出世頭は元関脇・琴錦だ。本名をシコ名に土俵に上がっていた秋本容疑者は84年夏場所で、琴錦と初対戦して勝利。後に2度幕内優勝する名力士にプロ初黒星をつけ、7戦全勝で序ノ口優勝した。

 続く名古屋場所でも全勝で序二段優勝。得意の突き押しで、三段目に昇進した翌秋場所までデビュー16連勝をマーク。当時の相撲専門誌では「将来三役以上は間違いなし」と絶賛されていた。

 だが、入門早々からトラブルを連発して、最高位の西幕下42枚目となった85年初場所は全休。翌春場所に引退届を出し、土俵を去った。

 廃業後、87年に推薦で日大に進学し、相撲部に所属したが、同年8月に自主退学。その後は飲食店従業員やアルバイトをし、定職には就かなかったという。(スポーツ報知)


 秋本容疑者の角界での記録を確認したいのでだめ元で「秋本久雄」とググってみるとトップにくるのは『相撲レファレンス』というサイト。25年前に引退した幕下力士である秋本容疑者の成績が見事に表示されて度肝を抜かれました。データ打ち込んだ管理人すげえ。

 感心している場合じゃないんですが、この秋本という人は本当に有名だったようですね。TBSのニュースでは秋本容疑者現役時代のVTRを見た竜虎さんが「相撲をするために生まれてきたような体でこれならどの親方が見ても幕内間違いないと思うだろう」と絶賛、フジでは舞の海が「横綱になると思っていた」とコメントしていました。そのまま力士を続けていたら詐欺師などにならないでも一財産築けたのにもったいない話です。

 おまけに角界引退後日大相撲部に入ったのにこれも辞めている秋本容疑者。大学のために相撲で結果を残せばいくらでも一流企業に推薦してくれるはず。そう考えると関取にもエリートにも実際なれるチャンスがあったわけです。実社会では箸にも棒にもかからない安物の詐欺師にはない本物オーラが出ていたんでしょう。思慮分別のある女性たちが騙されたのも分かります。

 入門早々からのトラブルとは手癖が悪かったからだとJ-CASTニュースや2ちゃんねるでは書かれています。というか詐欺の前科あるんですねこの人。困ったもんだ。被害者の方に心よりお見舞い申し上げます。


<参照>
相撲レファレンス 秋本久雄
2ちゃんねる 秋本久々の逮捕
J-CASTニュース 「結婚詐欺」の元力士 部屋を「脱走」した理由
posted by リュウノスケ at 01:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする