2009年01月28日

「駄目押しは朝青龍の気の強さであり、魅力」横審委員朝青龍の土俵態度を評価

 一昨年の夏の“サッカー騒動” を代表例として、朝青龍に厳しかったのが横綱審議委員会(横審)と事業部長時代の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)だった。しかしここにきて双方とも一転して態度を軟化させている。

 26日に開かれた横審。優勝決定戦後の土俵上で見せた派手なガッツポーズについて異論は出たが、それ以外は不問にされた。勝負後ににらみ続けた場面や、無用な駄目押しは逆に肯定的にすら受け止められた。

 辛口だったはずの沢村田之助委員は「駄目押しはそんなに取り上げなくていい。そこが朝青龍の気の強さであり、魅力だ」と褒めるほど。鶴田卓彦次期委員長も「朝青龍の根性と頑張りに元気づけられた国民もいるだろう」と発言するなど手のひら返しといえる反応だった。

 朝青龍に甘かった北の湖前理事長(元横綱)とは違って、武蔵川理事長は厳しく接すると周囲は予想した。しかし初場所中の横綱の駄目押しや暴言には明言を避け、進退問題については「師匠に任せている」を繰り返した。これは朝青龍以外に観客を呼べる力士が一人もいないという現在の角界が抱える弱点と無縁ではない。

 初場所千秋楽の平均視聴率は27.1%(関東地区)。朝青龍が全休した昨年の11月の九州場所を4.2ポイントも上回った(ビデオリサーチ調べ)。ある40代の中堅親方は「今の理事長もいざ組織の長になったら、朝青龍がいかに大きな存在かを痛感したんだよ」と漏らす。

 朝青龍はガラリと変わった周囲の空気をもちろん好都合と受け止めている。というのも、まだまだ現役でいることが必要な事情もあるからだ。

 関係者によれば、故郷のモンゴルで親族と展開する事業が不調なため、資金稼ぎのためにも現役続行に意欲を示しているという。横綱でいることが多くのメリット生むとの読みがある。

 ただ温かく見守る理事長や横審とは違って、ほとんどの親方衆や力士の目は冷ややかであることも事実で、現在の追い風がいつまでも続くとは限らない。朝青龍は7日目に張り手を受けた嘉風を、翌日の支度部屋でわざわざ呼び出して「覚えておけよ」と威嚇したという。嘉風の師匠、尾車親方(元大関琴風)は「本当に強い力士なら格下の者を威嚇なんてしない。もっても一年だろうと嫌悪感を示している。(共同通信)


 「勝てば官軍」とはよく言ったものですね。あれだけ批判された朝青龍が復活優勝した途端にガッツポーズや駄目押しまで礼賛される始末。麻生首相登場のシーンには小泉元首相が「感動した」貴乃花復活優勝を思い出した人も多いのではないでしょうか。

 引退を覚悟し、怪我を押して出場した場所で見事優勝した横綱という点では似ていますが、怪我で休場が続いて批判された貴乃花と巡業をさぼってサッカーをやっていたため批判された朝青龍では全く意味合いが違います。そもそも朝青龍という人は強いものの態度が悪いから批判されたわけで優勝したからって不問にするなど論理矛盾も甚だしい。今回の横審委員の態度は山本七平が指摘した「論理ではなく空気を読んで大勢に順応する」日本人の品性を象徴しています。

 そういう意味で日本相撲協会再発防止委員会委員として一人朝青龍批判を続けているやくみつるは立派だと思います。理屈として正しい。どう見てもいけ好かない男ではありますが、こういう人がいないと角界はよりだめになるでしょう。
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2009年01月27日

相対性理論について

 最近の若者系J−POPは「がんばれ!」だの「君を離さない!」だのと上滑りした稚拙(ちせつ)な歌詞と、どこかで聴いたことのあるメロディーの楽曲ばかりでつまらんとお嘆きの音楽ファンが腰を抜かすバンドが話題沸騰中だ。2006年に東京で結成された男女混声4人組のポップ・バンド「相対性理論」。彼らの2作目のアルバム「ハイファイ新書」は、みらいrecordsという小さな会社からの発売にもかかわらず、話題が話題を呼び、1月19日付オリコンのアルバム・ランキングで何と初登場7位に初登場したのだ!

 実はこのバンド、記者もひそかに大注目していた。なので、昨年末、産経新聞のニュース・サイト「MSN産経ニュース」だけで流した記者が選ぶ昨年発売の邦楽アルバムベスト10で、このバンドのデビューミニアルバム「シフォン主義」を5位に入れた。紅一点のボーカル担当、やくしまるえつこの舌っ足らずでハスキーなロリ声が印象的な本作収録のポップ曲「LOVEずっきゅん」に衝撃を受けたからだが、2作目でこんなに人気が出るとは…。

 その2作目だが、この“不思議ちゃん系”の歌声と、言葉遊びを多用したシュールな歌詞、1980年代の英ギターポップを連想させるサウンドとのギャップが強烈に良い味を出している。「地獄先生」では担任?の先生への切ない気持ちを赤裸々に歌い、「ルネサンス」では「♪偶数奇数はおともだち〜」…。韻(いん)を踏んだ語呂合わせは一歩間違うとお笑いソングだが、お笑いとシュールの境目ぎりぎりで踏ん張る絶妙なバランス感覚と脱力感が心地よい。

 フランク・ザッパやランディ・ニューマンに通じる典型的なインテリロックなのだが、日本に全くなかったタイプのバンド。取材は一切受けないといい、プロフィールは謎のまま。うーん。ますます気になる…。(産経新聞)


 いいですねえ相対性理論。私はテレビ東京『ジャパンカウントダウン』で最近知りました。

 やくしまるえつこのアンニュイな声はカヒミ・カリィのよう。スチャダラパーがラップでありふれた日常を歌ったようにカヒミっぽい声でややキッチュな女子高生ライフを歌うのがスチャダラレベルに画期的。シャルロット・ゲンズブールの完全コピーだったカヒミと比較して、やくしまるのオシャレさを突き抜けたスタンスは我々がカヒミに抱く違和感を見事に止揚しました。

 PVも含めて『地獄先生』が椎名林檎っぽいので林檎フォロワーなのかと思いましたが、他の曲を聴くと特に林檎へのこだわりもないようでその適当さも好感が持てます。チャートのほとんどをアイドルが占め、なかなか絶望的な日本の音楽界ですが、こういう才能のあるバンドが売れたら少しは希望が持てるかもしれません。


<参照>
ウィキペディア 相対性理論(バンド)


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2009年01月25日

第50回アメリカジョッキークラブカップ(GII)

馬単 A・E・J・K→A・E・J・K=1万2000円
前回までのトータル:−133万3050円
回収率:13.9%
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2009年01月21日

タイ海軍ボートピープル虐殺事件

 不法に入国しようとしたミャンマー人に対し、タイの沿岸警備当局が手を縛るなどして船上に放置し、約300人が死亡した疑惑が浮上した。タイの英字紙バンコク・ポストなどが18日伝えた。タイ外務省は調査を開始しており、重大な人権侵害事件に発展する可能性がある。

 この疑惑以外にもミャンマー人に対する人権侵害が指摘されており、こうした対応がタイ警備当局で定着していた疑いも出ている。

 同紙によると、タイ海軍など沿岸警備当局は昨年12月、アンダマン海でミャンマーの少数民族「ロヒンギャ」412人を乗せた船舶を摘発。しかし、保護しないまま不法移民として手を縛るなどし、エンジンのない別の船舶に乗り換えさせた上で、海上に放置した疑いが持たれている。船舶は15日以上漂流し、インド領内で同国の沿岸警備隊に保護されたが、生存者は107人だったという。

 このほかにもタイの警備当局が昨年12月末、ミャンマーからの出稼ぎ労働者らをボートで沖合に連れ出して放置したり、英国のBBCテレビによると、海軍が不法移民摘発の際、沿岸の島で暴行を加えた疑いも出ている。

 ロヒンギャは、軍政の迫害を受けて1990年代から隣国のバングラデシュに逃れるケースが続出。多くが、その後に仕事を求めてタイやマレーシアを目指している。

 ◇

【用語解説】ロヒンギャ
 ミャンマー西部に居住する少数民族。イスラム教徒であり、多数派の仏教徒と対立関係にある。民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チーさんを支持したために、軍政から迫害を受けた。(産経新聞)


 【バンコク18日共同】タイの国境警備・入管当局が船で同国に不法に入国しようとしたミャンマーのイスラム教徒の少数民族ロヒンギャに数日分の食料や水しか与えず、手などを縛ったまま、船に乗せて海上に放置、数百人が死亡・行方不明となっている可能性が高いことが分かった。

 18日付のタイ有力英字紙バンコク・ポストが、生存者などの証言を基に報じた。入管当局は否定しているが、外務省が調査を始めており、重大な人権侵害事件に発展する可能性がある。

 同紙によると、昨年11月から12月にかけて、タイ当局が南部のアンダマン海でミャンマーからの不法入国者の乗った船などを相次いで拘束。数日後にエンジンのない船に再び乗せて沖合に放置し、うち1隻が12月下旬にインド領のアンダマン諸島で同国の沿岸警備当局に保護されたが、船に放置された約400人のうち生存者は100人余りだったという。

 ほかにも約200人が乗せられたまま行方不明の船があるといい、こうした措置が恒常化していた可能性もある。(共同通信)


 タイ国軍当局者は17日までに、同国南西部のアンダマン海上に浮かぶ観光地のシミラン諸島でミャンマー(ビルマ)から逃れてきた少数民族の難民が虐待され、死亡にも追いやられているとする一部の地元メディアの報道を否定した。

 報道によると、これら難民は海岸でむち打ちされたり、小型船で漂着した後、食料や飲料水も与えず、また海上に追い返されたりしたとされる。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は事態を重視し、タイ外務省に対し事実確認を求める書簡を送った。

 これら難民は、仏教国のミャンマーでイスラム教徒の少数民族ロヒンギャ族。バングラデシュ国境に接する居住地から逃亡してきたとされる。同諸島を先月訪れたオーストラリア人観光客は、ダイビングなどで人気の島で難民がむち打ちされているのを目撃したとしている。

 タイの地元メディアはまた、ロヒンギャ族の生存者の証言として、タイ軍はある島に数百人規模の難民を拘束し、食料も与えず船に乗せて海上に追放しているとも伝えた。これに対し、タイ海軍当局者はこれを裏付ける情報はないと主張している。
16日にもロヒンギャ族46人が乗った小型船がタイ軍に拘束されたとの情報もあるが、真偽は不明。

 ロヒンギャ族はミャンマー軍政の迫害を受け、タイなどへの避難を図る例が絶えないとされる。(CNN)


 タイ当局がミャンマーのイスラム系少数民族「ロヒンギャ」のボートピープルを不当に扱ったとされる問題で、アピシット首相は1月19日、政府庁舎で人権団体代表らに対し、タイ政府の人権擁護の方針を強調して当局による避難民の人権無視を否定した。
 
 この問題では、タイ海軍がアンダマン海上で捕らえたボートピープルを船に戻して置き去りにしたため、大勢の行方不明者・死者が出たとの指摘もある。
 
 また、人権団体代表は、アピシット首相に対し、本国脱出を手助けするふりをして避難民を食いものにしている者たちがいると摘発を要請した。
 
 ロヒンギャ避難民の問題では、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)も事実関係の解明を求めており、ステープ副首相が国防相に対し調査を要請している。(バンコク週報)


 ついにオバマ大統領誕生ですね。アフリカ系アメリカ人が大統領になるなんてちょっと前まで思いも寄りませんでした。先日生誕80年を迎えたキング牧師も天国で喜んでいるでしょう。

 さて、そんな明るい話題の一方、タイ海軍がミャンマーのボートピープルを虐殺したという恐ろしい事件が起こりました。アピシット首相は否定していますが、「保護しないまま不法移民として手を縛るなどし、エンジンのない別の船舶に乗り換えさせた上で、海上に放置した」という報道に加え、実際に約300人が死亡している以上これは「虐殺事件」としていいと思います。

 ミャンマー軍事政権を批判して国を脱出したロヒンギャの苦難は、トルコ政府と緊張関係にあるクルド人のよう。再びこのような悲劇を起こさせないようにきちんと事件を解明するのは国連を中心にした国際社会の義務だと思います。


 <タイ南部で集団墓地を発見、人身売買の被害者か>
 タイ当局は1日、同国南部ソンクラー(Songkhla)県サダオ(Sadao)郡で、密入国したミャンマー人やバングラデシュ人のものとみられる集団墓地を発見した。

 集団墓地は、マレーシアと国境を接し、人の密輸ルートとして知られる人里離れたジャングルにある放棄されたキャンプで見つかった。

 マレーシアとの国境周辺には人身売買される外国人を収容する秘密キャンプのネットワークがあるとされている。大半は本人の意志に反して連れて来られた人たちだとみられ、親族などが多額の身代金を支払うまで、こうしたキャンプに拘束される。タイでは政府関係者が人身売買に加担していると非難する声も上がっており、軍事政権が取り締まりに乗り出していた。

 集団墓地の発見後間もなく現場に到着した救急隊員の1人はAFPに対し、「32の墓があった。4人の遺体を掘り起こし…検視のため病院に運んでいるところだ」 「遺体は全て腐敗していた」と述べた。

 この救急隊員によると、衰弱したバングラデシュ人の男性1人も発見され、発見場所に近いマレーシア・パダンブサール(Padang Besar)の病院で治療を受けているという。病院によれば男性の容体は安定しており、命に別条はない。

 タイ警察のソムヨット・プーンパンモウン(Somyot Poompanmoung)長官はこの場所で外国人たちは竹で作られた独房に入れられていたと語り、まるで「捕虜収容所」のようだったと述べた。集団墓地とみられる32か所のそれぞれに何体の遺体が埋められているか、まだ確認できていないという。

 長官によると、人身売買業者は2日前に、病気になったバングラデシュ人男性を置き去りにして、ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)人たちをこの場所から国境の反対側のマレーシア領内に移動させたとみられている。地元メディアによれば、キノコ採りに来ていた近隣の村人たちが偶然、このバングラデシュ人男性とキャンプを発見した。

 ■危険な国境越え

 ミャンマーからは、数万人が国境を越えてタイに連れてこられる。その大半を占めるのはロヒンギャ人だ。しかし、人身売買のルートとして古くから使われている危険な海上のルートを通ってタイ南部にたどり着くバングラデシュ人も増えている。タイが南の隣国マレーシアやさらにその先への人身売買ルートになっていることは良く知られている。

 ミャンマー西部のラカイン(Rakhine)州では2012年以降、多数派の仏教徒と少数派でイスラム教徒のロヒンギャ人の対立による騒乱を避けようと、数千人のロヒンギャ人が地元を離れた。国連(UN)はロヒンギャ人を、「世界で最も虐げられている少数民族の一つ」としている。(AFPBB News、2015.5.2)


<参照>
ウィキペディア ロヒンギャ
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2009年01月18日

第56回日経新春杯(GII)

三連単 @・G・J・K・N→@・G・J・K・N→D・F・H・L・M・O=1万2000円
前回までのトータル:−132万1050円
回収率:14.0%
posted by リュウノスケ at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする