2008年02月29日

「お金パウエル」ソフトバンク入り

 プロ野球の根来泰周コミッショナー代行は27日、東京都内で記者会見し、前巨人のジェレミー・パウエル投手(31)の契約問題で、ソフトバンク、オリックスの選手契約申請をいったん不承認とし、本人の真意を確認した上、その署名のある書面を添付して再度申請した球団の契約を認めるとの判断を示した。

 パ・リーグの小池唯夫会長もこれに同意。同投手はソフトバンクとのみ正式契約したとの認識を示しており、今回の措置によりソフトバンク入りが事実上決まった。その場合、出場停止などの処分を受けずに開幕から出場できる。ソフトバンクは同投手から入団の意思を再確認する文書を28日にも取り寄せる方針。オリックスの機谷俊夫球団代表は「不本意だが、受け入れざるを得ないのかなと思う」と語った。

 パ・リーグは当初、両球団の統一契約書とも有効との見解を示し、事実上3カ月の出場停止に相当する期間を経て、6月23日以降にソフトバンクの支配下選手登録を認めるとの勧告を出した。しかし、両球団とも受け入れを拒否し、コミッショナー代行に裁定を求めていた。

 根来代行はパ会長の勧告を無効とし、オリックスの提訴も却下。一方、外国人選手との契約については、今後同様の問題の再発を防ぐための対策を、実行委員会で検討するよう提案する意向を示した。(時事通信)


 根来コミッショナー代行が示した解決策はソフトバンクの全面勝利となった。今回の騒動を生んだ原因は外国人選手の契約に明確なルールがなく、慣例慣行に頼っていたことにある。

 オリックスと契約交渉をした経験を持つ米国の代理人は「交渉していて不信を感じたことはない」というように、今回も通常の手順を踏んでいたと思われる。だが、ソフトバンクは球団職員ではないブローカーとも称される人物を通じてパウエル側と交渉を続け、電撃的に契約合意にこぎつけた。

 パ・リーグの対応も混乱に拍車をかけた。両球団の統一契約書を形式的な審査で両方有効と判断してしまった。本人の事情聴取はしたが電話で20分ほどの簡単なもの。その結論として出た勧告は、当事者の情に訴える身内意識の強い解決策だった。

 コミッショナー事務局の関係者は「もしパウエルに米国で裁判を起こされたら負ける」と危機感を抱いていた。オリックスの提訴を受けた根来代行は両球団だけでなくブローカーと称される人物からも事情を聴くなど独自の調査をした。

 根来代行は「裏のことは言わない。裁判所ではないので調べることもできない」と表に出ている部分だけで判断せざるを得なかったという。

 国際化が進み、代理人など外部の人間が入り込むようになった今、身内の論理は通用しなくなった。球界全体で外国人選手の契約を考えなくてはいけない。(共同通信)


 なんだかよく分からないまま決着が付いてしまったパウエルの契約問題。オリックスの方が先に契約したんだから金銭トレードで手打ちになると思ってたんですけどね。ソフトバンクの完全勝利ですか。

 謎のブローカーの存在や「もしパウエルに米国で裁判を起こされたら負ける」という関係者の指摘、さらには根来代行の「裏のことは言わない」という意味深な台詞など謎の多い今回の事件。肝心のオリックスの契約書が有効だったのかどうかすらよく分からないまま終わってしまいました。

 5000万でオリックスと契約したらその後1億でソフトバンクからオファーが来たのでオリックスの契約を破棄したのがこの件の概要。本来ならソフトバンクに勝ち目はないはずで、普通に考えればオリックスに権利があるはず。小池や根来がやたらとソフトバンクを贔屓するということは相当な「裏」があるんでしょう。

 それにしてもパリーグの決定した出場停止3ヶ月すらなくなるとは。こんなことならオリックスは提訴しなかったらよかったのに。全く酷い裁定でオリックスファンは本当に気の毒なパウエル契約問題でした。


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2008年02月25日

サウジアラビア「魔女」に死刑判決

 サウジアラビアの霊媒師とみられる女性が魔術を使ったとして宗教警察に逮捕され、死刑判決を受けたのは不当だとして、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部ニューヨーク)は22日までに、死刑判決を撤回するよう求める書簡をアブドラ国王に送った。

 書簡は、司法制度の不備や人権弾圧を欧米などに批判されるサウジに対し、強引な捜査と恣意(しい)的な訴訟手続きの問題点を指摘した。

 書簡によると、女性はクライヤトで2005年5月、勧善懲悪委員会(宗教警察)に魔術を使ったとして逮捕され、殴るけるの暴行で自供を強制された。検察側の立証は「突然、性的不能にされた」とする被害者側の供述調書や"魔術道具"の存在だけ。女性本人や弁護人の出廷も制限された。

 書簡によると、女性は霊媒行為をしていたとみられる。イラクなどアラブ諸国では、民衆の間に古来の霊媒信仰が残っている。イスラム教スンニ派の厳格なワッハーブ派が支配的なサウジでは、霊媒行為は「神に背く罪」とみなされる。(共同通信)


 王族の支配するサウジアラビア。女性霊媒師に「魔女」として死刑判決を出すなど文明国のすることではありません。

 日本も含めて先進国はタリバン政権をテロ支援国として軍事的に崩壊させましたが、その際いかにタリバンが極端な宗教政治によって国民を苦しめているのか繰り返し報道しました。また、フセイン政権を崩壊させたイラク戦争の際にはその独裁体制をやはり繰り返し批判しました。

 国民を苦しめる宗教政治が「悪」ならばサウジアラビアの今回の判決は悪ではないのか。王族の支配するサウジアラビアを先進国はなぜ民主化させないのか。アフガンやイラクを批判・攻撃するのならばなぜ同じようにサウジを攻撃しないのか。結局、民主化や独裁や宗教政治が問題なのではなく親米か否かが問題なのは明らかです。

 皮肉にもパキスタンの親米政権は民主主義的な選挙によって近く崩壊します。アフガン戦の際に「協力を拒めば国を滅ぼしてやる」とCIA経由でムシャラフに通告したという噂もあるアメリカ。キリスト教福音派によって世界を滅ぼす意志のある大統領を選ぶような国に宗教的・非民主主義的な独裁国家を批判する権利はありません。


<参照>
ウィキペディア サウジアラビア


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2008年02月24日

第25回フェブラリーステークス(GI)

三連単 G→N→@・A・B・D・E・F・H・I・J・K・L・M=1万2000円
前回までのトータル:−84万3200円
回収率:13.4%
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2008年02月19日

「褶曲の下の断層という考え方を初めて知った」国・電力会社の適当断層評価

 地震を起こす断層には、地表や海底に明確なずれはなく、波打つような地形(褶曲構造)しか見せないものもある。昨年7月の新潟中越沖地震の震源は、このタイプの海域断層。「こうしたものがあることは常識」と断層研究者は指摘するが、東京電力は柏崎刈羽原発(新潟県)で、この考え方を最近まで採用せず、震源断層を過小評価、国も認めていた。「最新の知見を収集している」と国や電力会社が強調してきたのは本当だったのか。中越沖地震は、原発の安全性に関する情報収集力の問題を浮き彫りにした。

 国や東電は、産業技術総合研究所活断層研究センターの岡村行信副センター長が2000年に発表した論文で、「褶曲の下の断層」という考え方を初めて知ったと主張。「岡村論文までは知られていなかった知見だ」と説明する。

 だが岡村さんは「褶曲構造の下に断層があるということだけなら、何十年前から知られていたはずだ」と指摘。論文は、褶曲地形から地下断層の形状を推定する手法を紹介したもので、断層が「ある」ことではなく、「どんな形か」を問題にしたという。

 岡村論文発表後の数年間に、北海道電力などは原発周辺の海底断層について規模が大きくなるよう見直した。東電や北陸電力も評価し直したが安全性に問題ないとして好評せず、昨年暮れにようやく、再評価していた内容を明らかにした。

 「(この考え方を)もっと早い時期に、原発の安全審査に反映させるべきだったと思う」。岡村さんは証言する。

 渡辺満久東洋大教授(地形学)は「遅くとも1970年代末以降、国内の研究者が複数の論文を発表している。80年代には常識だった」と話す。ほかの断層研究者も、海外で60年代に提唱され、80年代半ばまでには概念として確立されたと指摘。海上保安庁が80年代に作成、海底断層などを示した「沿岸の海の基本図」でも、この考え方を採用している。

 断層に関して当たり前になっていた考え方。なのに、原子力関係者だけは「知らなかった」という。奇妙な構図だ。

 国が褶曲と断層の関連に注目したのは、2000年に設置申請された北海道電力柏原発3号機の安全審査で、旧通産省が設けた専門家による顧問会(現、意見聴取会)のメンバーに岡村さんが入ったのがきっかけだった。

 北海道電力の担当者は「論文の存在は知っていたが、重要な内容とは考えていなかったので、問い合わせもしなかった。それ以前の論文の存在も知らなかった」と打ち上げる。国の審査など、原子力規制にかかわる専門家の意見や研究でなければ、たとえ一流紙に掲載された論文でも、電力側の反応は鈍くなる。

 岡村さんは、それまで断層と褶曲の関係が考慮されてこなかったことに「驚いた」と話す。ある専門家は「メンバーに、断層のことをちゃんと分かる人がいなかった」と内情を明かす。

 中田高広島工業大教授(地形学)は「国の安全審査に加わる専門家が、電力の設置許可申請書の作成を指導したケースもあった」と人選の問題を指摘。「意見を言うだけとの意識があるので、専門家は責任を取ろうとしない。無責任審査体制だ」と批判している。(共同通信)


 国と電力会社は原発の危険性について誰よりも詳しく知っているのに敢えて知らん振りしているとばかり思っていましたが、批判的データに目を背け続けた結果、本当に無知になってしまったのではないかとちょっと怖くなるこの記事。国民に嘘ばかりついていたら自分たち自身も戦況を把握できなくなった大本営のようです。

 左翼系市民団体の攻撃をいかにかわすかに腐心してきた動燃は前にプルトニウムは飲んでも大丈夫などとアホなことを言っていましたが、一流の詐欺師やカルトの教祖のように科学的根拠のない宣伝によって関係者が自己洗脳にかかってしまったのかもしれません。

 何が何でも安全と吹聴しても一般人は白けるばかり。実際に臨界事故や地震で原発が燃えている映像を見てしまうと、左翼系市民ならずとも大丈夫かいなと心配してしまいます。

 原油高とCO2削減で原子力発電にはまれに見る追い風が吹いている昨今。日本の原発には世界に誇る高性能ECCS(緊急炉心冷却装置)が付いているとはいえ、スリーマイル、チェルノブイリと原発が危険なのも間違いない事実。国や電力会社の偉い人が「最新の知見」に基づいてきちんと運用してくれなければ地元住民は安心して眠れないでしょう。


<参照>
能登半島周辺の地質構造と地震との関係 岡村行信(海溝型地震履歴研究チーム)
posted by リュウノスケ at 02:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月17日

第48回きさらぎ賞(GIII)

三連単 N→A・I・J・L→A・I・J・L=1万2000円
前回までのトータル:−83万1200円
回収率:13.6%
posted by リュウノスケ at 01:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする