2007年11月13日

ジャスダックNEOはヤクザマネーを排除できるか?

 ジャスダック証券取引所が開設した、先端技術を持つ新興企業向け市場「NEO」に13日、通信ソフト開発の「ユビキタス」(東京都新宿区)が第1号として上場した。ユビキタス株は買い注文が殺到して値が付かず、公募・売り出し価格(10万円)の3倍となる30万円の買い気配のまま取引を終えた。ジャスダックは今後、月1社程度のNEO上場を認める方針。

 NEOは、ジャスダックへの上場が財務的に難しい企業でも、技術力について外部の有識者らの審査を通れば上場できる。ただ、市場関係者からは「技術評価はあいまい。ほかの新興市場との違いも分かりにくい」(準大手証券)との声も強い。(毎日新聞)


 技術力さえあれば赤字でも上場できるジャスダックNEO。上場第1号の通信ソフト開発会社「ユビキタス」は全売上高に占める任天堂向けの比率が87.7%という任天堂関連銘柄であることが好感されて値がつかないほどの人気ぶり。上々の滑り出しとなりました。

 まあ技術力のある企業が株式市場で資金を調達できるということは結構なんですが、問題は赤字でもOKという上場基準のゆるさ。現実的に上場がゴールという悪質な企業も過去にあったことを考えると一般投資家は不安にならざるを得ません。

 先日放送されたNHKスペシャル『ヤクザマネー 〜社会を蝕(むしば)む闇の資金〜』が今日のNEO開設を意識し警鐘を鳴らす意味で放送されたのは明らか。倒産したゼクーなど実名を出して資金繰りに困った新興企業経営者が暴力団関係者から融資を受けている現状を告発する内容は衝撃的でした。

 番組では融資と交換で会社の全株や実印を捺した白紙委任状まで取られ完全に乗っ取られたケースも紹介されており問題は深刻。しかもファンドに出資するという形を取ればヤクザマネーが融資されている事実はまずばれないとのことでした。

 暴力団資本の企業が新興市場に上場し、投資家に無価値な株を売却して不正な利益を上げるということがあってはなりません。関係者がヤクザマネーを排除できないのであれば被害が広がる前に市場を閉鎖すべきでしょう。


新版・企業舎弟 闇の抗争――黒い銀行家からヒルズ族まで (講談社+α文庫)新版・企業舎弟 闇の抗争――黒い銀行家からヒルズ族まで (講談社+α文庫)
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 新版・企業舎弟 闇の抗争――黒い銀行家からヒルズ族まで (講談社+α文庫)
[著者] 有森隆+グループK
[種類] 文庫
[発..
>>Seesaa ショッピングで買う
posted by リュウノスケ at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする