希望枠については、21日の代表者会議で来年から撤廃する方針を決めたが、アマチュア球界や日本プロ野球選手会は即時廃止を求めて反発。その後、同枠があっても「使わない」とする各球団の意思が確認できたため、今秋からの撤廃に踏み切った。
今秋のドラフトは、高校生と、大学・社会人を分けた分離方式を暫定的に維持し、1巡目は指名が重複した場合に抽選を実施。2巡目以降の方式などを実行委員会で確認する。
これらの方針は根来代行が「ドラフト仲裁案」として示した。来年の実施方式は、同代行を中心に委員会を設置し、来季開幕までに検討する。(時事通信)
中田翔凄かったですね。二打席連続HRは松井秀喜以来だそうで、まさに評判通りの大活躍。一本目は内側の難しいコースをパワーとテクニックでスタンドまで運び、二本目の真ん中低めも同じ左中間の深い所に打ち込みました。一本目なんか普通の選手なら浅い外野フライですよ。スライダーさえ克服すればプロでもどれだけ打つか分かりません。末恐ろしい男です。
さて、そんな中田は今秋の指名を望んでいると思うので関係ないんですが、ドラフトの希望枠が今年から撤廃されることになりました。一応めでたいんですけど分離開催はやめないのね。これではクジ運のいいチームは中田に加えて大学・社会人の一番いい選手が獲れてしまいます。分離開催もやめろよNPB。
MBLの完全ウエーバーみたいにすればいいと言いたいし前にも実際言ったんですが、現実にはアマ選手が代理人と契約するようになった結果向こうのドラフトも形骸化。高額の契約金が払える球団しか有望選手を指名できなくなっているといいます。こればかりは一朝一夕に解決できる問題ではないようですね。
西武の件を見ても今年のドラフトで入団が内定していた希望枠選手は当然いたでしょう。いままでの水準から考えてトップ選手は5億前後の契約金がもらえたはずなのにそれがなくなり、クジ引きによって不人気で貧乏な弱小球団に1億5000万円(最高限度額1億円+成績によって最高5000万円を上乗せできる出来高払い)などという「はした金」で獲得されては堪りません。
確かに気の毒です。気の毒ですが、もう決まったことなのでしょうがありません。一流選手になってプロの世界で稼いでください。最低でも私は自由枠・希望枠で入った選手よりはそうでない選手を応援します。
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